当地のローカル局の気象予報士は、全国レベルでもちょっと変わり種に属すると思う。
夕方の、ローカル局へ切り替えの3分間の気象情報の時間に、ジュディーオング風に「魅せられて」の曲にのって登場したりする。
とても真面目風で、かつ面白い人物なのだが、その彼が明日は「晴れ!降雨確率0%」と言い切った。
朝起きると、一番先に窓から東西南北の空を眺めてみた。
確かに刷毛ではいたような薄い雲はあるものの、概ね晴れで一日中続きそうな感じ。
今日は天気が良かったら、布団などを干して部屋の掃除をする予定だったのだ。
で、2階部分清掃担当の私としては、トントンと手際よく?スダレを外し、ベランダの桟をを拭き、布団を干し、各部屋に掃除機をかけた。
で、「後どうする?」という話になった。
阿蘇にヒマワリを見に行こうと提案したが、にわか雨でもなったら布団が大変と相方が心配する。
出先から西側の空を常時監視しておいて、雲の状況がおかしくなったら直ぐ帰るでどうだと提案。
直ぐに相方は、出かける話にはのってくる。
(阿蘇:西原の萌の里)
「萌の里」は外輪山の西側斜面一帯に広がる地形なので、雲の様子は我が家の上空まで見える。
ヒマワリは満開の時期を過ぎていて、やや寂しい感じもしたが、賑やかだとむしろ暑苦しい。
ちょっと時期遅れのひまわり畑も良いじゃないかと、あくまでポジティブな提案者の私。
それにドアップにすれば、ヒマワリなんて小さくでも大きくなってしまう。
蝶々がいたので、ついでにアップで写したが同一系統の色で羽も広げないので判り辛い。
そう言えば昔ソ連とイタリアの合作映画で「ひまわり」というのがあったなあ。
ソフィアローレンのでっかい身体と、やたら広いヒマワリ畑が印象的だった。
阿蘇には「ブルービー」とかいう青い色をした蜜蜂くらいの蜂がいるそうで、幸運を呼ぶそうだ。
ヒマワリにちょっと青味がかった蜜蜂くらいの蜂がいたので、ブルービーを思い出してカメラを構えたが、折からの強い風にヒマワリが揺れて、蜂も飛んでいってしまった。
その後も結構しつこく探したが、幸運は羽音も立てずに逃げてしまった。
さて、この萌の里で地元の野菜を買って帰る予定だったが、もう少し脚を伸ばすことにして、帰りに立ち寄ることに・・。
(俵山峠付近の風力発電)
外輪山の西側から、南阿蘇の南郷谷に降りるにはこの俵山峠を越えていた。
しかし、この俵山峠にトンネルが開通して、ほぼ99%の車がこの峠道を通らなくなった。
「風の谷のナウシカ」という題名を直ぐ思い出すが、ここも季節に応じ時間に応じて東西に風か変わる風の谷。
ここに風力発電の風車を設置した御仁は、なかなかの曲者とみた。
県営の3基の風車は直距離5~6Kmくらいの場所に設置されているが、稼働率が思わしくない。
なのにこの場所はいつ見ても風車が回っている。
ちなみに、私のブログランキングのバナーは、此処の風車の写真を貼り付けている。
この峠が賑わっていた頃は、今日のカメラ位置辺りの小高い丘から、パラグライダーが毎日空に舞っていた。
峠の駐車場に車をとめて、少し歩いて峠のトップを目指す。
ヒグラシの鳴声があちこちから聞こえてくる。
直ぐ傍から、沢山の鳴声は聞こえるが、姿が見えない。
相方が「あの蝉は?」と教えてくれたのが写真の蝉だが、これはヒグラシではない。
どちらかといえば、ニイニイゼミで私の耳の中では年がら年中鳴いているあのお馴染みの蝉。
「この時期にヒグラシはないだろう、子供の頃から蝉は鳴く順番が決まっている」とわたし。
ハルゼミ~ニイニイゼミ(チンチンゼミ)~アブラゼミ(アカッチョ)~クマゼミ(クマッチョ)~ツクツクボウシ(ツクッショ)~ヒグラシという具合である。
ちなみに( )内は、子供の頃から慣れ親しんだ蝉の方言名。
この順番が狂ってもう久しい。
いきなり梅雨明けと同時に、クマゼミがガシガシと一斉に鳴き始める。
しかし、冷静に考えると子供の頃の故郷では、今でもちゃんと順番を守っているのかも・・。
そう思いたい。
「阿蘇望の里」で昼飯を食べる予定にしたが、なにぶん腹が減っていない。
そこで、南郷谷の東側に位置する高森の「月回り公園」まで回って腹を減らすことに決定。
ただ、話がしつこくなり過ぎるので、本日これまで。
また、あしたのこころだあ。
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