夕食の後少し暗くなった頃から歩き始める。
準備をしながら窓の外を見ると三日月が出ていた。
(三日月)
なかなかクッキリとして美しい。
相方と連れだって玄関を出ながら、「三日月が出ているぞ」と教えてやった。
で、二人で見上げたら雲に隠れてまったく見えない。
すぐ傍にあった、星も見えない。
新聞によると、9日と10日に月と惑星と何とかいう赤い恒星が3つ近くで揃って見えるのは珍しいのだとか。
(歩き始める頃の街)
私は交通安全協会から貰った、反射材付きのタスキをかけ、相方は小さな照明を手に持って出発。
暑くなかったら、もっと明るい時間帯に歩いて世の中がもっと見える筈。
明日は、吟社に編集の資料を返しにいくついでに昼間の田んぼを見に行くことにした。
(収穫作業中)
暑いので、車で通りがかりついでに見よう等という魂胆がいけなかった。
どこのコンバインも休憩中なのか動いていないし、なぜか鳥もいない。
ちょっと当てが外れてしまった。
(去年の稲刈り)
例年は、今年のように暑くなかったので、今頃の季節は昼間に歩いていた。
こうした風景によく出会えたものだ。
まあ、シャッターチャンスは足で稼げということだろう。
仕方がないので、吟社に資料を返納した後、動物園近くの江津湖に立ち寄った。
(下江津湖)
こちらは、前回よりも水鳥の数が増えていた。
サギが佇み、鴨がたむろし、ボートもこの暑さの中で練習に余念がない。
いつもは、大学や高校のボート部員が練習しているが、今日は何故か家族連れのような人達も。
何かの行事で、家族を含めたイベントが催されているのかも知れない。
(湧水)
動物園の南門の脇には、湧水が噴き出している。
運動中の男性が、いきなり顔を突っ込んで豪快にうがいなどをしていた。
象にとってこの暑さはどうなのだろう。
暑いのは平気とみえて、太陽の光を燦燦あびて元気そう。
人間の方は、みな木陰でノンビリ象を見ている。
園内の入場者はいつもより格段に多くなっていて、子供達の声も聞こえてくる。
まん延防止期間中休止していたモノレールも、ひっきりなしに通り過ぎていく。
モノレールを撮そうと見上げた先に、銀杏が黄みを帯び始めていた。
人間は局地気象にフェイントを掛けられているが、自然の木々は予定どおりらしい。
真夏日の連続に萎えそうな心に、もうすぐ涼しい秋になるさと木々はささやく。
「サギからす従え秋のコンバイン」・・・・しろ猫
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