コロナ第8波が来る前に、隙を突いてミニ旅行を敢行した。
主たる目的は霧島周辺をウロウロすること。
移動手段は自分で運転する車による、相方との二人旅。
比較的ユックリした計画なので、出発も家事全般を終了後おもむろに。
一日目は、自宅から~ホテルグリーンヒル鹿児島までのコース。
相方が、剣客商売だの居眠り磐音だのと時代小説大好き人間なので、本日のメインは武家屋敷跡めぐり。
(薩摩藩:出水麓武家屋敷群)
先ずは、鹿児島県北部の熊本県との県境の出水市にある武家屋敷跡群。
「〇〇麓」武家屋敷と、必ず地域の名称の次に麓がつく。
藩内の出城・山城等の周辺には「麓」と呼ばれる武家屋敷群が存在している。
現存しているものでも、鹿児島県内に12箇所あり、日本遺産に登録されている。
生け垣や石垣の石は、各武家屋敷群によって異なる。
この地域は丸い石が多いようだ。
(門の外から・・)
(屋敷から庭を・・)
(囲炉裏の横に仕掛けが・・逃げ穴)
厚い板を外すと下には逃げ穴が作られいたとか・・。
肥後と薩摩の境界の最前線に位置するので、警戒心は相当なものだったのだろう。
ちなみに、見学したこの屋敷の最後の持ち主は「税所」という名前の方で、霧島神宮の財務を取り扱った方とか・・。
名字もそこから来ているという話。
霧島神宮に詣でる際には、拝殿にあがる右側に注目とは案内人の弁。
入来の武家屋敷に向かう途中で、ちょっと寄り道。
(曽木の滝)
川内川の途中にある滝である。
水量がイマイチだったので、ちょっと寂しい東洋のナイアガラだが、以前訪れた時は凄かった。
(明治期の水力発電所の導水路跡)
曽木の滝の自然の落差を利用して、滝の下流に水力発電所が作られた。
導水路跡がトンネルのように続く。
植えられたモミジが紅葉していたが、今日の主題でないので省略。
このまま前進して、入来の武家屋敷群へ。
(入来麓武家屋敷群)
どこの武家屋敷群も基本的な街割は共通していて、生け垣や石垣も似ている。
ただ、入来の武家屋敷群の中で藁の門構えや母屋は珍しかった。
(2連の藁屋根の母屋と石造りの蔵)
代表的な建物の一つとして、大切に保存され現地教育等も行われていることが窺える庭のセッティング。
正面の門の前には、沖縄で見かけた「石敢當(セキカントウ)」と呼ばれる石塔も設置されていた。
これらは後の機会ということで・・。
とかく、旅行記は本人が面白がるほど人は喜ばない。
旅の目的や、趣味・興味が違うので共感できないのは仕方がない。
武家屋敷をはじめ、今旅行期間の写真は大幅に省略して話を進めたい。
「日常に戻れとまたも言うスマホ」・・・しろ猫
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