カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

梅にメジロ、田んぼにキジの物語

2021-02-08 16:19:40 | 日常あれこれ
 午前中は現状の引き延ばしのために病院へ。

 回復して元の状態になることはないが、せめて悪化を防ごうという何処かの国の経済状態に似た風情。

 待ち時間2時間診察2分といった時間配分で、待つ間に句が10句以上出来てしまった。

 そういうことで、処方された薬を服用しつつ、あとは様子見のため一ヶ月後の通院を予約して帰路へ。

 午後は、例によって歩け歩け。

 絵に描いたような、健康志向一直線。

 
 (春のウララの秋津川)

 これまた絵に描いたような春の小川が、さらさらと・・。

 ぼちぼち鴨も、北の国に飛び立つ前の腹ごしらえに余念がなくて、陸上に集まって餌あさりなど。

 歩くルートの途中に、剪定しすぎと思われる梅の木があったので様子を見に立ち寄る。

 
 (どう見ても剪定しすぎの梅の木)

 この梅は、小さな枝を残して、幹の部分は地上から1mもないくらいの位置で切られている。

 その残された小さな枝に、健気にも花を咲かせていて、今まさに最高潮。

 カメラにおさめようとして、シャッターを押す直前に「メジロ」が飛んで来て、枝にとまった。

 シャッターが切れた直後に飛び立った。

 わざわざカメラに写りに来たとしか思えない所業。

 ただ、あとで確認すると頭は向こうを向いていて少々残念だが、飛んで来てくれたメジロに文句は言えない。

 どうやら、我が家の庭もミカンなどを置けば、来訪いただける感じが濃厚。

 鳥の話のついでに、2~3日前に田んぼコースを歩いていたとき「キジ」に遭遇した。

 
 (キジの雄2羽)

 「キジ」は、私がすぐ近くを歩いているのに、喧嘩が忙しくて人間など構っちゃいられないらしかった。

 キジも、雄は綺麗な羽やトサカをしているので直ぐ分る。

 5月頃は「ケン・ケン」と鳴くキジの鳴き声をこの辺りで聞いたことがあるので、多分この辺りに住んでいるのだろう。

 田んぼの横に、川の流量を自動時に計測し送信する施設があって、周りはセイタカアワダチソウなどの雑草ばかり。

 営巣地としては、それなりに良い場所なのかも。

 ただ、面積的にはあまり広くはないので、2羽の雄が共存するには狭すぎる。

 かくて、執拗な縄張り争いとなったのだろう。

 にわとり、特にシャモの喧嘩などは凄い喧嘩になるが、キジの喧嘩はちょっと長閑な部類。

 付き合いきれないくらい、長々と争いは続き、さすがの私もあきれて立ち去ることにした。

 大型の鳥から、小さな目立たぬ鳥まで、見ていれば鳥もなかなか面白い。

 我が家の庭にも、季節毎にいろいろな鳥がやってくる。

 隣の猫が絡んで、話をややこしくするのがまた面白い。

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2月の句会と熊本城

2021-02-07 18:44:28 | おでかけ
 本日は2月定例の句会の日。

 当番なので少し早く家を出た。

 交通の状況では、日頃30分くらいのところが1時間以上も掛かったりする。

 我が家から市内のバイパスを横断する頃までは、ひょとしたら間に合わないかもと心配したほど。

 その後はスイスイと進んで、定刻前には到着できた。

 
 (市内通丁筋電停付近)

 日曜だけど、コロナの影響で人出はかなり少ない感じ。

 全国レベルの非常事態宣言は出ていないが、県独自の非常事態宣言下にある。

 ただ、宣言が出て以来逐次新規患者数が減ってきているのは事実。

 早く元の賑やかな町に戻って欲しいもの。

 
 (熊本城)

 ポカポカ陽気に、熊本城も心なしかノンビリした風情。

 行幸橋のたもとの清正公だけが、やたら張り切って鎧まで着けていた。

 
 (坪井川)

 お堀の役目をしている、坪井川も春のうらら的雰囲気でのんびり。

 橋を渡ると直ぐ右方の「櫨方門」にある「馬具櫓」は、まだ石垣が崩れ角石の一本で支えられている状態。

 その櫓に続く「長塀」は修復が完了し、足場等も外されて往年の姿を見せている。

 
 (長塀)

 直線の長い塀が、元の姿を取り戻すと城全体の雰囲気がガラリとかわって、堀と塀の座りが良くなる。

 年度が変われば、お城の天守閣の内部も含めた特別公開が計画されているが、予定通り開催されるよう新型コロナにこそ活動の自粛をお願いしたい。

 さて、本日の句会は、コロナ下で多少参加者は少なかったものの、予想よりは多かった。

 時間短縮のため、席題は出さず「宿題」だけになったので、会の進行は比較的スムーズに行った。

 「お手前を気にせず飲めば美味しい茶」・・・・しろ猫

 この句を結構いい線で取って貰った。

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春の陽気に包まれて

2021-02-06 15:05:27 | 日常あれこれ
 今日のポカポカ陽気には驚いた。

 私の部屋の気温は、特に暖房も無くて現在22゜Cもある。

 100円ショップの寒暖計だが、そんなに誤差はないはず。

 
 (今空)

 今日は土曜日だが、近くの小学校では子供達の元気な声が聞こえる。

 ここの学校では、休みの日や放課後に沢山の子供達が遊んでいる。

 カメラで空を写しながら目を駐車場に向けると、その向こう側にあるお宅の梅が、満開に近いことに気がついた。

 
 (近所の梅の花)

 梅の開花を求めて、ウロウロしたのにどうやらこのお宅の梅が一番早咲きだったようだ。

 
 

 覚えておいて来年からは梅の開花宣言は、このお宅の梅を基準にさせて貰おう。

 なにしろ我が家から望遠で写せるお手軽さがいい。

 カメラを下にすると、隣の猫が市中見回り中だった。

 
 (市中見回り中の猫)

 隣では「りく」と呼ばれ、我が家では「にゃん」と呼ばれて、どちらにも返事をする。

 猫にとっては、厳しい寒さの季節が過ぎ、だんだんと市中見回りも楽になる季節がやってくる。

 去勢済みなので、恋の季節の歌は歌わない。

 更に視線を下げて、近くにレンズを向ける。

 
 (我が家の菜園兼花壇)

 野菜に地面を奪われて、今や花らしいものはこれだけ。

 これだって、原種はキャベツあたりだろうから、野菜の部類かも。

 仕方がないので、室内の花でもUPしてお茶を濁す。

 
 

 もう咲き続けて長い連中である。

 キルタンサスは昨年の暮れから咲き始め、まだ一輪も駄目になっていない。

 通常は駄目になりながら、次々と交代で咲き続けるのだが・・・。

 玄関中に、甘い香りが漂っている。

 立春を過ぎ、当地ではコロナの感染者数が減り始めた。

 ただ、ベッドの占有率が基準値より高いので、県独自の緊急事態宣言は継続中。

 新型コロナが、季節性のインフルエンザ並の扱いになるのはいつのことだろう。

 「雑草の花が散ったら除草する」・・・・しろ猫

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秋津川を歩いてみる

2021-02-05 15:35:40 | ウオーキング
 ウオーキングの「堤防沿いコース」を歩く場合、自然と秋津川沿いに歩くことになる。

 町の中心部に一番近い位置を東西に流れている。

 川の名称も時代で変遷があるようだが、現在は町の中心部に近い方から「秋津川」「木山川」「赤井川」が主要な河川。

 この川にはそれぞれ小さな支流が流れ込んでいる。

 今日はそのうちの「秋津川」を中流域から上流へ歩いて見る。

 
 (秋津川中流域)

 右手の「秋津川」に左手から「鉄砂川」が合流する地点あたりが中流域である。

 これから数キロ下流に行くと、他の川と合流し別の名前の川になる。

 この川沿いに、中流の惣領橋から「秋津川」の源流域までウオーキングで歩けば、往復12000歩くらいだから短い川である。

 
 (河川公園付近)

 途中から河川沿いに公園が整備され、桜など季節の花も咲くのでそれなりに人は集まるのだが、地震で壊れたりした。

 やっと復旧が進んで、桜でも見ようかというときに、去年は春からの新型コロナで自粛。

 今年もさて、どうなるか。

 三々五々と家族連れが、静かにお花見といったところまで行ければ上々だが。

 この公園の最上流部に、「秋津川の源流」がある。

 
 (秋津川最上流部)

 通常、源流というと「大河の一滴」ではないが、小さな湧き水が少しずつ集まってのイメージが強い。

 ところが、秋津川はいきなりの水門からモクモクと水が。

 
 (上流端の標識)

 「秋津川法河川上流端」の標識が、水の出口に立てられている。

 つまり、法的にこの位置を秋津川の上流の端っこだと定めてあるのだ。

 
 (木山川と水門)

 比較的大きな流れの川が「木山川」で、もっと上流に行くと熊本地震で騒がせた「活断層:布田川断層」の名前の由来の「布田川」が合流している。

 前方の橋の左に見える青い施設が、可動堰で貯められた水を秋津川方向に流す水門である。

 堰は可動式なので、貯える水の量は変えることが出来るし、なおかつ水門の開閉加減で秋津川への流量も調整される。

 これは、長い時間の流れの中で、川の流れが自然に変わり、その都度川の名前までも変わってきた歴史が教えてくれている。

 木山川から分岐された水が、これ以降秋津川となって流れていく。

 いきなりの、源流にやや呆気にとられるが、ここより下流部には他所からも流れ込んでいる小さな溝がある。

 
 (流れ込む溝)

 その溝も結構水量があって、辿れば結構長い。

 先ほどの「法定の源流」より、ずっと長い距離を歩くことになる。

 
 (湧水の排水口)

 田んぼや住宅地などを貫いて溝は続くが、途中で何カ所も水が溝の中にパイプなどで流し込まれているのに遭遇する。

 生活排水や、雨水などを流し込んでいる図と昔なら考えるが、これは全て湧水の放出口。

 地下水位が高いので、湧水を排出しないと住宅として困ったことになる。

 
 (支流の鉄砂川)

 この鉄砂川も、流れる水の殆どは途中から排出される湧水である。

 小さな側溝には、蓋がされているが、溝の中ではいつも水の流れる音がする。

 あちこちの小さな溝から集まった水は、各所から放出されている。

 綺麗な水なので、周りにはクレソンなどが繁茂したりする。

 
 (川の中で吹き出す湧水)

 先日気がついたのだが、スタート地点の「惣領橋」から秋津川の川面を見下ろしたら、水が湧き出ているのが見えた。

 川に流れ込む湧水で、水量がどんどん増えていくのは分っていたが、川底からも湧き出していたのだ。

 川の途中では、堤防や橋の架け替え工事などが行われていて、水の濁りが目立ってくる。

 当地は船野山や、津森、小谷、赤井、沼山津など水に由来する地名が多い。

 地名は先人の知恵であり、教えなのだ。

 それなりの心構えを持って、住む必要があるのだろう。

 小さな名も無い清流を求めて、歩き回るのも面白いかも知れない。

 「ウオーキングコースを決める季節花」・・・・しろ猫

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懸賞当選でお肉をゲット!

2021-02-04 15:04:34 | 日常あれこれ
 先月、購読している新聞の「応援キャンペーン」なるものに応募した。

 紙の新聞ではなくて、電子版の方である。

 月末になると、新聞社から懸賞に当選した旨の連絡が来た。

 
 (懸賞当選のお知らせ)

 郵便物を開いてみると、応援キャンペーンの懸賞に応募していたものが、当選したという連絡。

 しかも頂けるものは、「和牛あか牛霜降りカルビセット」というお話。

 食べ物が当たるのは、何年か前にお年玉付き年賀はがきで「北海道の毛蟹」が当たって以来の快挙。

 

 やった~!と喜んだのは、応募した私より相方の方。

 今年は春から縁起が良い兆候がそこはかとなく漂いはじめた。

 商品は製造元から直送になるそうで、2月上旬から中旬に届くとあった。

 最近は巣籠もり状態で不要不急の外出は控えている優等生だが、昨日はちょっとした出来心で立野まで饅頭を買いに行った。

 饅頭の話は昨日のとおりだが、家に帰り着く30分前に宅配便が来たらしく、不在の取り扱いの連絡が残されていた。

 過去にやって来た、宅急便の90%近くは、たまたま不在した数分の間にすれ違っている。

 負けてなるかと、直ぐさま再配達の手続きをして、2時間後にゲット。

 
 (不在の時しか来ない宅配便)

 過去に、ハ~イと玄関で荷物を受け取った記憶は、あまりない。

 ただ比較的速やかに、再配達をして貰ったので気分は上々のまま。

 
 (懸賞の肉)

 普通の肉でなくて、懸賞で当選した肉というところが良い。

 若いときならそれ~っと、焼き肉で一気に平らげたかも知れない量だが、そこは年寄り二人組。

 勿体をつけて、2~3回に分けて食べることにした。

 安物のワインや、ビールのまがい物を飲みながらとても美味しく1回目を頂いた。

 この辺り、満足度が低くセットしてあるため、直ぐに幸福感はMAXに。

 しかも、まだ肉の残りが有るところがニクい。

 駄洒落の舌も快調になってきた。

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饅頭を買いに立野まで

2021-02-03 16:25:49 | おでかけ
 熊本地震によって、立野付近で通行止めになっていた国道57号線とJR豊肥本線が昨年の8月と10月にそれぞれ復旧開通した。

 国道57号線は、北側復旧ルートと元々の57号線の両方が開通し、鉄道と共に阿蘇へのアクセスが向上した。

 ただ、立野付近で国道57号線から分岐して南阿蘇を通り宮崎県の延岡市に至る国道325号線は、阿蘇大橋の崩落で切断されていた。

 その橋も、元の位置より下流の場所で架け替え工事がほぼ終了し、開通の準備がなされている。

 と、ここまでが一般的な立野付近の状況。

 この立野の復旧状況の映像で、とある饅頭屋さんが紹介された。

 その饅頭を買いに行こうと思っていたのだが、延び延びになっていて、ついに本日決行。

 
 (ニコニコ饅頭)

 国道脇に立てられて小さな看板を見落とし、Uターンして目的地到着。

 JR豊肥本線「立野駅」の駅前広場的場所にその店はあった。

 店から出てきた相方が言うには「とても小さな饅頭ですよ」と、応対した息子さんの嫁さんから、先ずはことわりがあったそうな。

 
 (小さな饅頭)

 なるほど、ポイと一口で頬張れるサイズである。

 創業は明治40年とかいう話で、折角の店を潰したくはないという思いと裏腹に、鉄道も道路も遮断で再開は困難を極めたらしい。

 特に行列が出来るという程ではないが、お客さんは車で三々五々とやってくる。

 
 (立野駅)

 ここは、日本でも数少ない鉄道の「スイッチバック」を伴う駅である。

 列車の進行方向が二度変わるので、初めて乗った時は驚いた。

 また、このJR立野駅は第三セクターが運営する「南阿蘇鉄道」の分岐駅でもある。

 南阿蘇鉄道は、地震のあと不通になったが終点の高森駅から手前の中間付近駅までは部分運行している。

 子供が小さかった頃は、トロッコ列車でトコトコとお伽の国を走るような旅をしたことがある。

 その時は、終点の高森駅の近くにあった小さな食堂で昼食をとった。

 お爺さんが調理を担当し、お婆さんがお客さんの相手をしていた。

 「いらっしゃませ」はまあまあ普通だったが、「お客さん、今日はどちらからいらっしやいましたか?」あたりで意表を突かれた。

 「志村けん」さんの、あのテレビでお馴染みの、独特の震えるような節回しのお婆さん言葉とまったく瓜二つだったのだ。

 これには、申し訳なかったが「我が家」でも長きに亘り笑いのネタにさせてもらった。

 南阿蘇鉄道の、一日も早い復旧・復興が待たれるところである。

 
 (開通間近の阿蘇大橋)

 折角だから、開通間近な阿蘇大橋まで脚をのばした。

 地震で崩落した元の位置からやや下流に、新しく橋が架けられている。

 国道325号線は、この橋の開通により高森~高千穂~延岡方面へのアクセスが向上する。

 橋の下を流れるのは「黒川」で、この橋の下流で南阿蘇から流れてくる「白川」と合流し「白川」と名前を変え有明海へ。

 昨年の豪雨で暴れた「球磨川」同様、この「白川」も暴れ川で、かつて熊本市襲った大水害の記憶がある。

 治水対策の一環として、この立野付近に治水ダムの建設が進んでいる。

 「球磨川」の支流「川辺川」で構想のある「穴あきダム」の先例となっている。

 平時は水を貯めることなく流し、環境負荷を軽減しようという賛否こもごもの新しいタイプの治水ダム。

 穴あきダムに満々と水が溜まっては困るので、このアングル写真のままの風景が続くことが望ましい。

 今日は、饅頭を食べながら「第三セクター鉄道から穴あきダムまで」、日本中どこにでもある問題について考察してみた。

 久々に賢いことを考えたが、幸い饅頭が小さかったので、喉につっかえることもなかった。

 「焼酎に饅頭ならば破調風」・・・・しろ猫

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節分の今年バージョン

2021-02-02 15:31:49 | 日常あれこれ
 今日は節分で、2月2日が節分になるのは百ン十年振りだそうな。

 豆まきは子供の頃から知っていたが、恵方巻は最近知った。

 例年だと節分も気にせず過すのだが、なにぶん百ン十年振りの2月2日という特異性から、テレビが朝から騒ぐ。

 騒ぎに乗って、ついつい恵方巻を買ってきてしまった。

 よせば良いのに豆菓子まで、もちろんビールのツマミ兼用。

 さて。

 部屋の中で、乳母日傘の如く育てている胡蝶蘭に花芽が出た。

 
 (胡蝶蘭の花芽)

 花芽は一本だけだが、まあ堂々とした伸び具合で圧倒的。

 この鉢の他に5鉢あるのだが、細部に亘って点検した結果、あと2鉢に花芽が出ていることを確認した。

 
 (胡蝶蘭の花芽その2)

 窮屈そうに葉っぱの下から、5センチほど花芽が伸びている。

 自分で好きな方に曲がって伸びてくれるとは思うのだが。

 
 (胡蝶蘭の花芽その3)

 この「その3」がなかなかどうして、花芽とは思わなかったが、相方が花芽と言い張るので花芽とする。

 そう言えば、根っこの出方とは違った感じがある。

 どうしてこうも花芽の出る時期が鉢によって違うのだろうか。

 残りの3鉢は今年は知らんふりして咲かないつもりらしい。

 陽気に誘われて、庭を徘徊するとそれなりに春の兆しもチラホラ。

 
 (ネモフィラ)

 相方が友人から頂いた物で、名前は「ネモフィラ」という・・・らしい。

 冬の寒さもなんのその、久しぶりに覗いたら元気はつらつ。

 
 (ブロッコリー)

 ブロッコリーも真面目に成長していた。

 ただ、この寒さなのに虫がいるらしい雰囲気が漂っている。

 可及的速やかに、食べた方が良さそう。

 
 (レタス)

 種類ごちゃ混ぜのサラダ菜とかいう名前の袋に入った種なので、いろいろの葉っぱが思い思いに。

 ♪な~な色畑に妹の、つまみ菜摘む手が可愛いな♪と可愛くもない手で適当に摘んでは食べている。

 歌詞のような、本格的ポカポカ陽気の春はまだ先の話だが、その兆しは部屋の中でも外でも窺える。

 特に今日のような西の風の強い日は、黄砂が飛んで来て春霞そのもの。

 「黄砂は来るな!!コロナは飛んで行け!!!」

 と、かけ声を掛けながら、今夜は豆まきでもしようか。

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山の背比べ物語

2021-02-01 13:10:07 | 日常あれこれ
 何処を見回しても山が見える町に住んでいる。

 それぞれが馴染みのある山ばかりである。

 ただ住む地域によって、微妙に山にまつわる話が異なってくる。

 熊本市の西部には金峰山がそびえている。

 
 (金峰山)

 頂上には神社があったり、NHKを初め民放各局のTVアンテナが集中している。

 頂上からの眺めは、熊本平野から阿蘇の山々は一望だし、有明海から長崎県の雲仙・島原まで望むことが出来る。

 二ノ岳~三ノ岳という外輪山を含む休火山なのである。

 平野を挟んで東には我が町「益城町」があって、代表的な「飯田山」が見える。

 
 (飯田山)

 頂上の直ぐ下には、「常楽寺」というお寺があって、かつては修行僧が沢山いたらしい。

 この「飯田山」と「金峰山」の高さ比べの話は、20数年前この町に引っ越してきた後で、郷土の民話として始めて知った。

 金峰山は600mを超える山で、飯田山は400mそこそこの山である。

 お互いにちょっと見には、分らなかったらしく自分の方が高いと譲らなかった。

 そこで、頂上から頂上へ竹の樋を渡して水を流し、水が流れた方が低いと判定することにした。

 水は200m程の高低差があるくらいだから、当然飯田山の方に流れた。

 ただし、途中で重さで樋が折れて水が溢れてしまった。

 その溢れた水で「江津湖」が出来たというお話。

 
 (江津湖)

 あれだけ広い江津湖が出来るくらいなら、どれだけの水を流したというのだろう。

 そもそも、背が低いくせに背比べを言い出した「飯田山」は、それ以来「もう言い出さん(飯田山)」と謝ったというのがオチ。

 我が故郷にも山があって、これが毎度登場する「鞍岳」で1100mちょっと。

 
 (鞍岳)

 頂上は、男岳・女岳の二つがあって、馬の鞍に似ているので鞍岳。

 これに対するは、阿蘇外輪山の立野火口瀬を挟んで南に位置する「俵山」1000mちょっと。

 
 (俵山)

 この俵山も見る方向で全く形が変わる。

 わが故郷の方向から見ると、頂上が鞍岳と同じく二つに見える。

 ただ鞍岳と違って、二つとも柔らかい丸みを帯びていて如何にも俵を積んだように見える。

 似たような山容の、似たような高さゆえ、やはりここはきっちり高さ比べで決着をという定番コース。

 こちらも、場所は変われど品物は同じで、竹を割って樋を作り水を流すパターン。

 物語もまったく変わらず、水は低い俵山の方向に流れ、途中で溢れてしまう。

 俵山峠を超えて南阿蘇谷に向かう道路沿いに、西原村の「萌えの里」という施設がある。

 その近傍にある「揺ケ池」がその、溢れた水が溜まった池だというお話。

 金峰山vs飯田山、鞍岳vs俵山のいずれも、対戦する山は同じだが、溢れた水の場所は地方により異なる。

 それぞれ、2~3箇所の池や湧水地が名乗りを上げっぱなしで、現在に至っている。

 それぞれの山と、湧き出でる水の恵みは変わらず地域の生活を支えている。

 山の背比べ物語は、自然への感謝の物語でもある。

 「何も無い空気と水がおもてなし」・・・・しろ猫

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