カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

阿蘇の棚田と水源と

2021-06-10 15:45:51 | おでかけ

 今日も、限りなく朝に近い午前中で、30度を超えていた。

 以前から予定していた、阿蘇・産山村の扇棚田を見に行くことに。

 いわゆる、暑い時のお出かけは、海ではなく山でしょう、という単なるノリ。

 つい2~3年前に出かけたと思っていたが、どうやら考え違いで10年近く前のことだったと気がついた。

 とにかく複雑なルートであった思い出はある。

 ナビでも入力できず、私の動物的勘というやつにかけてみることに・・。

 

 熊本からR57~ミルクロード~やまなみ道路を経て産山の入り口で案内板を凝視。

 産山の村名のごとく、ここは山の生まれるところ、気温はさわやか23度。

 久住・瀬の本の山系から幾筋もの稜線が南西方向に連なって、その稜線沿いに小さな道路が走る。

 一本道路を間違うと、稜線の間はドンドン広がって隣の稜線上の道路に行くにはかなり苦労する。

 

 野辺のヒメジオンとアザミに励まされ、相方のスマホの音声案内でかろうじて進路を把握。

 予定していなかった「池山水源」にも立ち寄った。

 

 (池山水源)

 水源の水のように爽やかな、バイクに乗った青年に「ここの水は飲める?容器に汲んでもかまわない?」の2つの質問を受けた。

 「はいはい、両方ともOKです」と解答、「汲んだり飲んだりするための柄杓が供えられている筈だけど・・」と言いながら見回したが無い。

 そう言えば、コロナのために神社だって手洗いの柄杓は無くなっていたなと、思い出した。

 青年と別れ、2度ほど道を間違えては引き返し、恨めしそうに牛を眺めた。

 

 モウ~いけません、と途方に暮れたが、再度スマホに聞けば間違えたと思った道に案内された。

 え~い、ままよと舗装も無い狭い牧場の稜線を走ると、予期せぬところで突然、目的地が眼前に広がった。

 

 (扇棚田)

 日本棚田百選にもなっている、産山の扇型の棚田がいきなり眼前に広がってビックリ。

 下の方を走る道路が、予定の進入路だったのに、いきなり隣の高台の撮影ポイントに着いてしまった。

 何年か前に来たときは、この撮影ポイントまでエッチらオッちらと下から歩いて登ったのだった。

 少し霞んでいたが、スッキリしていれば遠く宮崎県の祖母・傾山系も見える筈だが・・。

 

 棚田を見下ろす隣の稜線では、牛がのんびり休憩中。

 大自然を見下ろしながら、持参した弁当を食べた。

 訪れる人も三々五々とやって来て、知る人ぞ知るポイントなんだと痛感。

 高台を降りて、正規の下の道に降り、舗装道路を少し走ると山吹水源に着く。

 「何年か前に来たときは、この道は行き止まりだったけど・・」と相方が言い出した。

 ちゃんと相方の言うとおり行き止まりで、広い駐車スペースがありそこから徒歩で水源に向かう小道が。

 今回は、水源池は省略して少し下流の水くみ場へ。

 

 (山吹水源からの水)

 

 (きのこの群れ)

 小さな樋が設置されていて、水か汲めるようになっている。

 その樋からほとばしる水しぶきで辺りは湿っている。

 木の根元には、キノコがびっしり。

 キノコは余程自信のあるものの他は、手を出さないことが肝要。

 帰りは間違えないように、知っている「阿蘇望の里」を目的地に設定してナビ頼み。

 移動途中に、特大の「鹿」が道路に飛び出し、車の直ぐ前を横断して走り去った。

 そう言えば、阿蘇ではかつて「イノシシの子供」や「タヌキの親子の行列」などに出くわしたことがある。

 今回もタヌキの交通事故死を1件目撃したので、動物は要注意。

 到底ナビ無しでは脱出不可能なルートを経て、南阿蘇の「阿蘇望の里」に到着。

 

 (南阿蘇:道の駅「阿蘇望の里」)

 コーヒーとジェラートという珍なる組み合わせで休憩。

 少し離れた場所で、陽気な掛け声と共に猿の芸が披露されていた。

 

 (猿回し劇場の出張演芸)

 利口な猿と相方の軽妙なやりとりが続き、テーブルやベンチの見物客の笑い声が響く。

 山口県の周防猿回しが、伝統芸を絶やすまいと阿蘇の麓の赤水付近に劇場を作ったのはもうかなり昔の話。

 3つある阿蘇山上への登山ルートの一つ、赤水ルートの沿線にあって、かつては観光バスなどの団体客も訪れていた。

 ところが、震災でことごとくアクセスが寸断され、やっと開通したかと思えば今度はコロナが追い打ち。

 待てど暮らせど来客はないというわけで、出前の演芸に活路を見いだそうという話。

 料金はおいくら、ということもなく、皆さんなにがしかのご芳志。

 さてさて、今回もいろいろあって日帰り避暑のお出かけは終わった。

 特産の、肥後の赤牛の肉を買って今夕は焼き肉の予定。

 大草原のンモウ~と鳴いている牛は食おうと思わないが、肉になれば話は別。

 人間は誠に勝手なのである。

 「風景の向こう生きとし生けるもの」・・・・しろ猫

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元気な庭の花たち

2021-06-09 16:52:10 | 日常あれこれ

 庭の隅の草むしりをしていたら、雑草の中に白いものが目についた。

 見ればなんと、俯いて草の陰でサツキが咲いていた。

 

 (白いサツキ)

 もう20年以上も前に、鉢植えにしていたものを庭の隅に地植えにしたサツキ。

 地植えで管理を放棄したようなものだが、すっかり忘れた頃に花を咲かせて驚かす。

 白と一分にピンクがかったものが混じることもある。

 幹は相変わらず20年もなるのに小さいまま。

 

 (赤いサツキ)

 赤いサツキも、今年は咲くことを放棄したと思っていたら数輪が葉陰で咲いている。

 今年は、ツツジもサツキも我が家では駄目な年だった。

 改めて、庭の花を見てみる。

 

 (赤なら負けないハイビスカス)

 

 (最盛期を迎えたモントブレチア)

 

 (梅雨時に爽やか黄色のグラジオラス)

 

 (名前は??さて)

 仏壇の花として切り花を買ってきて、根元に近い側で切り落としたものを鉢に挿しておいたら根付いて花が。

 取りあえず仏壇の花の余った枝は、鉢に無作為に挿し芽をするので、全く菊の時期でもないのに花が咲く。

 あらゆる種類の花が寄せ植え状態になる。

 

 部屋の中では、まだ胡蝶蘭が頑張っている。

 調子に乗って頑張らせ過ぎはよろしくないと思うので、早く咲いた方から花だけ処分する予定。

 薄紫の方は、いま暫く頑張って貰う。

 草花がこれだけ頑張っているのに、人間の方はからきし意気地が無い。

 連日の30度越に、もうバテている始末。

 「窓開ける出て行く蜘蛛を見送って」・・・・しろ猫

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三角西港の爽やかな風

2021-06-08 16:10:44 | おでかけ

 今日は予報では32度らしい。

 ものうげに扇風機の回る私の部屋は、ただいま31度。

 湿度が本格的でないので、なんとか生きていける。

 今日は予定の行動を止めにして、家でゴロゴロに決定。

 海の写真でもUPして、気分だけでも涼しい雰囲気を。

 

 先日は、熊本県は宇土半島の先端に位置する三角西港に出かけた。

 三角西港は、明治の産業遺産として、世界遺産にも登録されている。

 古い石積みの港や、倉庫・古い洋館や少し山の手には海事学校の跡などがある。

 もっと元気があった頃は、相方と二人で後方の山の上まで登ったこともある。

 その当時は、まだ世界遺産に登録されていなくて、この洋館の1階には売店、2階には喫茶室などがあった。

 

 今回訪れた目的は、以前のように2階のテラスでコーヒーでも飲もうというものだった。

 だが、照明はついているものの、まったくの無人でガラ~ンとしていた。

 椅子やテーブル、それに壁には絵や写真が掲げられているものの、空間の目的がさっぱり分らない。

 以前のとおり、階段を上がって2階へ。

 

 テラスも開放的で、景色も良いのは以前と少しも変わらない。

 三角おにぎりのような島が港の入り口にあって、静かな有明海の波を更に鎮めてくれる。

 深い入り江と共に、天然の良港としてヨーロッパ人の指導で築港された港である。

 

 

 南に目を向けると、大きな橋が架かっていて三角半島と天草の島を結んでいる。

 半世紀以上前に、5つの橋(天草五橋)によって、天草は陸続きになった。

 最近は、1号橋の横にさらに自動車専用道路用として新しく橋が架けられた。

 コーヒーも、いつも食べていたケーキも駄目となって、場所を変えることになった。

 大きな「アコウ」の木のある、昔の倉庫を改装したレストランに向かう。

 

 申し訳ないが、私は未だにアコウの木とガジュマルの木の見分けがつかない。

 明治の港が築港される頃には、もう木は既にこの場所にあったのかも知れない。

 レストランでも、お客は申し合わせたように港の岸壁にせり出したテラスで食事やお茶を。

 コロナ予防になるし、だいいち海の風が心地よい。

 私達は、コーヒーとケーキを風に吹かれながら待った。

 直ぐ目の前の岸壁では、子供連れの若い夫婦と一匹の子犬が魚釣りをしていた。

 犬は大人しく、まったく動かないし、子供には救命胴衣がつけられている。

 なかなか釣れないので、母親と子供はアイスクリームを買いに出かける。

 犬は動かずにじっと様子を見ているだけ。

 母子が帰って来て、アイスクリームも食べ終わる頃、父親の「おーい、釣れたぞ~」という声が。

 

 招き寄せられた子供は、父親から竿を持たされる。

 父親のサポートというか、子供は竿に触って感触を体験させられているだけだが、なかなか良い雰囲気。

 クルクルとリールが巻かれる。

 

 綺麗な「キス」が釣れていた。

 20cmくらいはあるだろうと、やや贔屓目の目分量を。

 「キスはいいよねえ、綺麗だし美味しいし、天ぷらなんかいいねえ」とは相方の弁。

 あまり近すぎて、親子に聞こえやしないかと気になった。

 魚は食べるもの、というのが我が家の鉄則ではあるが。

 「水槽で飼うつもりです」などと、言われたらどうする。

 そういうことで、片道1時間弱のお出かけは、まあまあの出来だった。

 「海に来はじめると、海の方向ばかり来るよね」と相方が言う。

 じゃ来週は、ぼちぼち山にするか、と話しながらの帰路だった。

 「海の日に山の日つぎは田圃の日」・・・・しろ猫

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季節を追っかける

2021-06-07 16:29:31 | 日常あれこれ

 ウオーキングの途中に、小さな美容室の前を通る。

 例年、店先にツバメが巣を掛けて雛を育てる。

 今年も既に巣立っていて、巣だけが残っていた。

 ところが、チチチと鳴きながらツバメが飛んできたので見上げたら別のところに巣を作っている。

 よく見ると、雛が居た。

 

 親が飛んで行った後には、おとなしく2羽の雛が・・。

 春先に雛の居た巣は空っぽで、新しく作ったものらしい。

 巣らしい形をしたものが2個と、落ちてしまった巣の跡が2箇所。

 今頃から育てても、秋に渡っていく頃には十分成長出来るのだろうか。

 いえいえ、私達は越冬組ですからご心配なく・・などと。

 それにしても、この美容室はツバメにはなかなか好評のようだ。

 

 田んぼに出て行くと、先日の火が燃えていた現場を通りかかった。

 麦を植えてあった田んぼである。

 麦刈りの後で、火を放たれる荒っぽい見送りに、ヒバリの巣立ちは間に合ったのだろうか。

 水田地帯の真ん中を流れる川の北岸周辺から、今日はなにやら音のする南岸の方まで足を伸ばしてみた。

 

 北岸では、まだ代掻きも始まっていないのに、南岸の集落ではもう早いところは田植えが終わっている田んぼもあった。

 今まさに代掻きの最中の機械の音が、堤防越しに聞こえてきていたのだ。

 驚いたのは、その代掻きをする機械の回りに白いサギの多さである。

 トラクターで耕したり、稲刈りの頃コンバインの後ろをついて行くサギもいるが、せいぜい5~6羽がふつう。

 ところが、田植えの代掻きは想像以上の人気らしい。

 

 そのうちに田植えの時期かと思っていたのに、川向こうではドンドン進んでいた。

 やがて、田毎の月ならぬ田毎の夕日が特別な景観を見せてくれるだろう。

 「梅雨晴れ間田毎の夕日山遙か」・・・・しろ猫

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ついていない一日

2021-06-06 16:49:26 | おでかけ

 午後から、市民会館での句会に参加した。

 今日は、ある課題の選も担当させられていて、少し早めに家を出た。

 熊本城周辺を歩いてみたかったのも理由の一つ。

 

 (会場の市民会館と熊本城)

 天気はまあまあで、曇りがちだが気温は28度の予想。

 暑ければ脱げばいいや、という服装で。

 付近を歩く人影もまばらで、日曜とは思えない静かさ。

 時間にほんの少し余裕があったので、熊本城方向に足を伸ばす。

 

 (城彩苑)

 塀の内側は、食べ物屋や土産品店が並ぶが、塀の外には人っ子一人いない。

 これはこれで、なかなか良い。

 銀杏の木が並ぶ小道を歩いていたら、木の実が落ちているのに気づいた。

 

 (梅の実より遙かに大きい、濃い紫色の木の実)

 辺りに木の実がコロコロと転がっていた。

 なんの実だ?と咄嗟に考えた。

 周りを見回してみても、銀杏と桜の木しか見当たらない。

 1本だけ大きな椋の木があったが、全然実の大きさが違う。

 今の時期に、銀杏の実があるわけもないし、そもそも実の色が違う。

 スマホでも写しておこうとして、忘れてきていることに初めて気がついた。

 ケイタイの不携帯はいつものことだが、車で町に出かけた折には、不携帯は拙い。

 何かあっても、最近は電話ボックスが見当たらない。

 句会はどうにか乗り切ったものの、なんだか今日は腑に落ちない一日だった。

 

 地下駐車場に止めた車の場所でも、迷いそうになった。

 いつもの入り口から入ろうとしたら、工事中で別の入り口に案内された。

 いつもの地下1階ではなくて、駐車後に車を降りたら地下2階だった。

 出口も、ぐるぐる回った挙げ句に進入禁止になっていた場所から出ることになっていた。

 思えば、今日はついていなかった。

 大きくて妙な形をした魚の骨が、先日歯科医院で被せた歯の間に詰まって抜けなくなったのが事の始まり。

 次にスマホの忘れ物、引き続き左の親指の逆むけ状態がチクチクで、イライラ。

 最後は、駐車場のグルグルでとどめを刺された。

 帰りは、足下の明るい内に十分気をつけたのは言うまでもない。

 「ゴミ箱で没句の喘ぐ声がする」・・・・しろ猫

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去年も今年も同じ思いの夕まぐれ

2021-06-05 16:57:38 | 日常あれこれ
 
川尻「工芸会館」で「アマビエ」に会う

 相方が、熊本市南区川尻にある「工芸会館」で催されている陶器展を見たいという。 天候が悪かったり、制限オープンだったりで今日まで様子見をしていたが、天気も回復したので出かけた。......
 

 去年のブログを見ると、緊急事態宣言が解除されやれやれコロナの厄災も、もう直ぐ無くなるという思いが滲んでいる。

 通常のインフルエンザウイルスと同じように、湿気と暖かさに弱いと信じていたのだ。

 あれから1年が経って、2波3波と押し寄せ、とうとう4波の波の中で生活している。

 五輪の2年延期案も、1年で十分だろうと却下。

 ワクチンも行き渡っているだろうし、だったのだが・・・。

 

 コロナ下2度目の田植えのシーズンを迎えもう早苗も青い芽を伸ばしている。

 

 見張りに立つのは、黒いビニールの端切れであったり、大きな鳥のタコだったりする。

 田んぼの各所に、ゆらゆらと揺れながら田植えのその日まで頑張っている。

 

 田んぼコースも、夕闇に包まれて総合運動公園のナイター施設にも灯が点った。

 暫くすると、田んぼの2箇所ほどから火の手が上がり始めた。

 

 

 直ぐ近くを走る車も、ちょっと驚いてスピードを緩めたりしている。

 興味津々・半信半疑・面白半分という四文字熟語が脳裏を横切る。

 雑草だらけの田んぼ、作物を植えて刈り取った後の田んぼ、焼いて黒い灰の残った田んぼ等もやがて一斉に代掻きが始まる。

 コロナの自粛など無関係に、農作業は続けられ、やがて一面の青田になっていくだろう。

 まさか、来年までもはコロナ騒ぎは続いていまいと、やっぱり今年も思ってしまう。

 ワクチンの接種は、もうすぐだろうけど・・。

 「梅雨あかり処分の出来ぬ文庫本」・・・・しろ猫

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健軍神社に初詣

2021-06-04 16:49:12 | おでかけ

 昨夕、ディーラーの担当者から電話があって、車の部品が入庫したので作業を開始したいという。

 明日の午前十時から都合がつくかと聞くので、勿論二つ返事でOKと。

 なにしろ、車の後部の擦った後のみっともなさはパンチラを見られながら歩いている気分。

 大雨注意報も、我が家の付近は少し外れて小雨程度なので支障なし。

 ただ雨のため、道路が混んでいたりすると拙いので、早めに家を出たら早く着いてしまった。

 まだ、支店長以下全員が掃除の真っ最中。

 出来上がりには、1時間半くらいかかると言うので、その辺りをブラブラするからと店を逃げ出す。

 いつも、ディーラーでの整備中には近くの江津湖を散歩が定番だったが、健軍神社周辺も悪くないなと思い直す。

 

 (健軍神社一の鳥居)

 熊本市電の、八丁馬場という停留所近くから、神社への参道は始まる。

 馬場というくらいだから、昔は馬場として使用されていたのだろう。

 折角だから、ここから参道を歩いて神社まで行ってみようと思った。

 通常のお参りでは、神社の脇の駐車場から直接向かうので一の鳥居から歩くのは初めて。

 

 (健軍神社参道)

 鳥居から真っ直ぐに参道は延びている。

 参道と言っても、現在は車道がメインで歩行者は、両側にある灯籠の列の植え込みの更に外の歩道を歩く。

 途中に信号のある交差点を、4度横切る。

 

 (山門遠景)

 杉木立が鬱蒼と茂る参道が、緩やかに登り勾配となる辺りまで来ると山門が見え始める。

 二つ目の信号のある、バイパスを横切る辺りから、車道寄りに歩道が1本増え都合四本になる。

 その車道寄りの参道を歩くと、はじめて灯籠の寄贈主の名前が見え始める。

 その交差点までは、灯籠の裏側ばかりを見ていたことに気づく。

 

 (健軍神社山門)

 山門や鳥居は、再建されて間がないので新しい。

 山門の直ぐ前は、最後の信号のある交差点なので鳥居も窮屈な場所に建てられた。

 

 (山門から拝殿の方向を望む)

 一の鳥居からこの位置まで、およそ1.2Kmと説明板にある。

 歩数計を見ると、2000歩までは伸びていなかった。

 小雨の中で傘を差しているので、通常のウオーキングのようにはいかない。

 

 (境内)

 毎年の初詣は、菊池神社・阿蘇神社・健軍神社が定番。

 今年はコロナの第三波で、故郷の菊池神社だけに時期を遅らせてお参りした。

 健軍神社の初詣でが、6月にずれ込んだということか。

 そう言えば、今年の3月に阿蘇への吟行会で阿蘇神社にお参りした。

 半年がかりで、例年の定番を回ったことに。

 今回の事故に鑑み「交通安全」と、合わせて「コロナ退散」「家内安全」などを祈願。

 お賽銭のわりには、願いの筋が大き過ぎのきらいも。

 神社の周辺では、面白いものも見つけた。

 

 (句碑と西南戦争時の熊本隊出陣の碑)

 熊本城を包囲している西郷軍に呼応して、熊本の士族たち1500名もここで蜂起したとある。

 この文学碑は、ある意味場違いか。

 

 (腰掛け石)

 昔の人は、石に腰掛けるのが好きと見えて、日本全国に腰掛け石は珍しくない。

 ただ、一説にはこの石の上に童子が現れ、この地に神を祀れと宣旨したとか。

 また、一説には「景行天皇」がこの石に腰掛けて云々とある。

 昨日も話題にした、有明海沿岸に多い景行天皇にまつわる話が、ちゃんとここにもあった。

 

 そして、ついつい頬が緩んでしまったのが掲示板の「巫女募集」の張り紙。

 25歳以下で未婚・福利厚生ありの部分で、思わず「お~神様」と呟きそうに・・。

 呟きそうになりながら、歩数計を見ると4000歩を超えていた。

 それからディーラーへ、閑静な住宅街のルートをとって引き返した。

 綺麗に出来上がった車で、ディーラーを後にしたが、見送りながら「又どうぞ」と言われた・・ような気がした。

 が、気にはするまい。

 代わりに健軍神社のご神徳を信じることに・・。

 トータル8000歩越えのお出かけだった。

 「梅雨晴れ間見上げる猫の目が涼し」・・・・しろ猫

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住吉自然公園の紫陽花が綺麗だった

2021-06-03 16:09:19 | おでかけ

 今日は朝から雨模様で、夕方から遅くにかけては大雨も予想されている。

 行けるときに行っておこうと、昨日は宇土半島の付け根にあたる住吉自然公園の紫陽花を見に行った。

 この公園は、小高い丘状になっていて、頂上付近には日本最古の灯台跡や住吉神社がある。

 元は小島であったものが、江戸時代を通じて堤防や干拓工事で陸続きとなったとか。

 灯台跡には、現役の灯台も建っている。

 また、有明海の海苔の研究などで功績のあった、ドゥルー女史の顕彰碑があり、毎年4月14日にはドゥルー祭が催されている。

 国道57号線が海岸線にかかる直前に、小さな鳥居をくぐる形で堤防上の取り付け道路に進入する。

 この鳥居の下を車でくぐる場所が、ボトルネックになっていて、車の進出入には特に注意を要する。

 

 こんもりした自然公園の、海岸沿いの外周に紫陽花が植えられている。

 

 いまから見頃を迎えるといった風情で、古い花は見当たらない。

 ものの資料によると約2000株が植えられているらしい。

 

 相方に言わせると、満開の手前が良いそうで、これからという希望があるそうな。

 海の方に目を向けると、小さな祠のある小島というか岩礁が見える。

 風流島という名で、なるほど風流な気分になれそう。

 古い時代は、大きな河川の河口などが船着場になったり、川船で遡って内陸に入り込むのが常だった。

 白川や緑川など、当地の主要な河川の流れ込む地域なので、自然の航路標識ともなった筈である。

 日本最古の灯台跡があるのも、うなずける。

 

 古代、景行天皇をお迎えするに際して、燈を点して云々という話はこの有明海沿岸の各地に残っている。

 ちなみに、不知火で有名な不知火海はこの宇土半島を挟んだ南側の海である。

 

 この風流島の見える場所あたりが、紫陽花の花が一番密集した場所である。

 毎年6月中旬には、マンドリンコンサートが催され多くのファンが訪れていた。

 が、しかし、昨年辺りからあまり話にのぼらないところをみると、ご多分に漏れずコロナの仕業か。

 

 相方は「ガクアジサイ」が好きだと言うが、普通のアジサイの方がグラデーションが効いて私は好きだ。

 などと言いつつ、アップで写そうと近づいてみると、な~んとホントに良い感じ。

 

 いやはや、これはおみそれしました、なかなかの美形。

 我が家に1本だけガクアジサイがあるが、四隅にちょこんと花がある寂しい感じの花。

 我が家のガクアジサイに比べたら、これは立派。

 時期・場所などにより咲き分け、色を変える変化に富んだ花。

 花言葉は、ちょっと不名誉な感じもするが・・・。 

 鬱陶しい梅雨の時期を、和ませてくれる代表的花であることは間違いない。

 帰りに海岸沿いの道の駅で買ったパンがとても旨かったので、特記しておこう。

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次の世代のために植えた木々

2021-06-02 17:15:49 | ウオーキング

 暑いので、久しぶりに林のコースを歩いた。

 途中でコスモスに出会った。

 

 早い、早すぎる、季節感を喪失する。

 早咲きの改良種だろうが、コスモスはやはり秋に咲いて欲しい。

 子供の頃の、秋の運動会で思い出す風景は、運動場の隅に咲いていたコスモス。

 それが、梅雨時でしかもヒマワリより早いのは完全にフライング。

 暫く歩くと、足下にやらたと熟れた木の実が落ちている場所に。

 

 なんと、梅の実が色づいて、一面ゴロゴロと実が転がっていた。

 甘酸っぱい匂いを漂わせて・・・。

 昨日VTRで見た「やまと尼寺精進日記」の梅の実の収穫場面を思い出した。

 青梅、熟れた梅などいろいろな使い分けをして、上手に梅を使っていた。

 花が咲き、たわわに実がつき、自然に落ちるに任せるという状態には多少の違和感が。

 林の入り口付近では、これまたちょっとした違和感を。

 

 道路に面した杉の木の幹に、すべて蔦類が絡みついている。

 上の方の枝先まで蔦は伸びていて、ほとんど大木を覆い尽くさんばかり。

 将来を思い、先祖が植えたであろう杉も、こうなると形無しである。

 道路はすぐ脇を通っているので、伐採して搬出するのが大変な山奥の植林とは状況が異なる。

 持ち主が年老いて手入れが出来ないのか、もう持ち主さえ何処にいるのかさえ分らないのかも。

 

 写真中央の、クリスマスツリーのように見える大きな樹には、一番天辺まで蔦に巻き取られてしまっていた。

 辛うじて、天辺が見えて完全に枯れてしまっていることが判る。

 この他にも何本かが、蔦に巻かれて枯れてしまっているのが見えた。

 枯れてしまっている木なのに、蔦が全体に絡んでいるので遠目には青々とした生きた木に見える。

 やがて、強い台風などでなぎ倒されて自然淘汰されるということか。

 植林は、人間が自然の山に関与し、手を加えた結果だ。

 CO2削減目標だの、カーボンニュートラルだのという掛け声が脳裏をかすめる。

 「子等のため植えてカーボンニュートラル」・・・・しろ猫

 梅も、杉も・・・なんともはや。

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夕暮れはエンドロールがよく似合う

2021-06-01 16:42:10 | ウオーキング

 梅雨の最中はウオーキングも雨の隙間だが、梅雨の中休みの暑さもまた半端ではない。

 今日など、最高気温は軽く30度を午前中に超えてしまった。

 歩く時間が、夕暮れ前後の時間帯になってくる。

 すると、毎日夕日を見ることになる。

 

 

 

 

 

 

 日により、場所により、時間によって入り日から夕焼けまで千変万化。

 共通しているのは、陽は西の空に沈むということばかり。

 昨日は孫と祖母とおぼしき二人連れが、田圃添いの用水路での魚捕りに遭遇。

 竹の先の小さな網を、何度も用水路の流れに突っ込んでいた。

 無造作に網を入れても、何匹かが網の中に捕れているらしい。

 「小エビだ」という祖母らしい人の声が聞こえ、子供の得意そうな声も響いてきた。

 夕闇が迫る頃に、折り返し点で引き返して同じ場所を通った。

 

 長靴を履いた子供は、まだ水面に向かって網を入れていた。

 後ろの祖母(とおぼしき)は、小さなエビの入ったこれも小さな水槽の中の水草を選り分けていた。

 時間的には、「贈る言葉」の♪暮れなずむ町の・・の歌詞のような暗さになっていた。

 夕ご飯を食べた後なのか、いやいやこれから遅い夕ご飯なのか。

 家路についた後の、話も面白そうに聞こえてきそうな・・・。

 ほのぼのとした情景に、いろいろなドラマが立ち上がってくる。

 とても、得した気分になれる、そんなウオーキングの一時だった。

 「夕暮れはエンドロールがよく似合う」

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