白雲去来

蜷川正大の日々是口実

キン子が死んだ。

2011-03-10 23:22:41 | インポート

三月九日(水)晴れ。

 三、四年前から急に花粉症となり、この時期はかなり辛い。こんなに国民に花粉症が多いのに、何とかならないものだろうか。

 我が家にいる金魚の「キン子」が危篤だ。キン子は上の子供が幼稚園の年長さんの時に、我が家に連れてきた。本当は、もう一匹「カン子」がいたのだが、こちらは三年ぐらいで死んでしまった。キン子は、丸十年我が家にいる。元気なときは、私の顔を見ると、スーット上がってきて、口をパクパクさせ餌を催促したものだった。キン子が弱ったのは、この二ヶ月ぐらいの事。お腹を上にして、動かなかったり、まったく餌を催促しなくなったりで、元気がなかった。

 この二三日は、体が「くの字」になり、ただ浮いているだけになった。水槽をトントンと叩くと、少しは泳ぐのだが、また「くの字」になって浮いてしまう。それでも飼い主の(といっても世話をするのはほとんど私だが)上の子が、水槽を叩くと、嘘のように元気に泳いだ。昨日の事だ。

 それが、精一杯のお別れだったのか、今朝(十日)は全く動かなくなった。水槽から出して、冷凍庫に入れて、両親のお墓の横に埋めに行こうと思っている。

 子供達が小さい頃。旅行に行った時など、二人の子供と一緒に寝て、留守番をしている金魚の話をしてあげた。「キン子とカン子の大冒険」と言って、留守の間の大雨の日に、二匹の金魚がチョット外に出たくなって、雨の川を泳ぎ、近くの川へ遊びに行く。まあ「泳げたいやきくん」を少しパクった話である。なまずや鯉に驚きながら、そのうちに迷子になって、家に戻れなくなり、大きな魚に食べられてしまう、という他愛もない話なのだが、きまって、子供達が「キン子とカン子がかわいそう」と大泣きする。

 それが面白いのだが、愚妻から、「また子供達を泣かせて」と怒られた。自宅に戻ると、子供達が真っ先に水槽を確かめに行くのもおかしかった。

 本来、私は生き物を飼うのが好きではない。何か、命をもて遊んでいるような気がするからだ。金魚も、キン子が死んだら、もう飼わないと子供達に言ってある。しかし、子供達が大きくなって、一緒に寝るどころか、私の話も聞かなくなった。以前は、一階で一人で寝ている(我が家には二階にトイレがないので)私と、どちらが寝るかでケンカした娘達も、思春期を迎へ、一緒にネンネしようなどと言ようものなら、バーカと言われてしまう。さみしいものだ。

 生き物を飼うのは嫌いだったが、このまま自宅で孤立するようだったら、猫でも飼ってみようかとも思っている。もちろん家族は大反対だが、このまま孤独死するのは嫌だ。

 脈絡のない話ですみません。今日は自宅で鍋にしたにも関わらず、飲まなかった。

P1000036 ※在りし日の蜷川キン子ちゃん。合掌。


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久し振りに関内へ。

2011-03-10 22:47:22 | インポート

三月八日(火)晴れ。

 どうも体調が戻らない。もともと喉が化膿しやすい体質なので、風邪などひくとすぐに喉にくる。三年前も、そんな感じで検査を受けたら、かなりヤバイことになっていた。まあ早期発見で命拾いをしたが、さ来週に胃カメラの検査を受けようと思っている。

 そう思いつつ、今日は、関内で飲み会を行なった。親しい人たちばかりで飲む酒ほど楽しいものはない。ままよっと気合で飲んでしまった。

 終了後に、サリーズ・バーへ転戦。ここにも仲良しが飲んでいて合流。サリーから本牧の「ゴールデンカップ」と、店のマスターがモデルとなっているDVDを借りた。題名も「クラブ・ゴールデン・カップ」。このお店は、60年代に音楽とファッション、ダンスの流行発信基地として一世を風靡した伝説の店だ。デビュー前のゴールデンカップスが「グループアンドアイ」という名前で出演していたことでも知られている。

 知り合いばかり出ている、町内会御用達の映画だが、私にとっては思い出の小さな宝石箱のような映画のような思いがした。このような映画を製作したスタッフの皆さんに感謝する次第。どのくらいの予算で出来るのかは知らないが、私も、そういった映画を作ってみたい。もちろん夢だが。

 サリーと、友人氏と、久し振りに「写楽」にて〆。

Img554 ※DVDのジャケットです。サリーファミリーやカシアス内藤氏など知った顔ばかり出ていて、一人で盛り上がった。

Img555 


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