三月も後二日で終り。震災から三週間が過ぎようとしているのに、余りの被害の大きさに、何処もかしこも手付かずの状態である。ホントかどうかは知らないが、民主党による公共工事の激減策で、土建会社の仕事が減り、結果大型重機が余り、中国などへ二束三文で売り飛ばしてしまった。そのせいで、被災地へ持って行く重機が足りない。という記事を読んだ。さもありなん。前にも書いたが、最悪の内閣の時に、最悪の災害が来た。天災プラス人災が加わったのだから、こんなに間の悪いことはない。
原発もどうなってしまうのだか。埼玉大学の長谷川三千子先生から電話を頂き、「政府も東電も、すでにメルトダウン状態になっていることを隠しているのではないか」。「作業員が命の心配をしているのなら、決死隊を組織して一日も早く、原発の状態を平穏にしなければ」と仰っていた。正に同感です。
今頃、フランスの専門家に頭を下げているぐらいだから、本当はかなりヤバイ状態であることは間違いないだろう。事態は深刻である。しかし、我々に出来ることは、ただ祈ることぐらいしかない。こんなことで次代に禍根を残すならば、我々は、これから生まれてくる子供達や、若い人達に申し開きが出来ない。私のような老兵はともかく、若い人たちのために、一日も早く、この深刻な事態がおさまることを祈るばかりである。
そういえば先週の「AERA」の表紙が問題になっているらしい。その表紙をめぐって劇作家の野田秀樹さんが、その表紙と「放射能が来る」というタイトルに抗議して、連載を打ち切ったそうだ。問題となった表紙とはこれだ。
私は、これを見たときに、ん、んんんんーん。どこかで見たことがあるぞっと思って、事務所の書棚を探したら、ありました。そうです「オウム真理教」の機関誌の表紙とそっくりなんです。
どうですか。怖いですネェー。まあどうでも良いことですが。
夜は、缶ビールを一本だけ飲んで真面目に、早目に寝ました。