九月一日(土)晴れ。
いやはや早いですねェ―。もう九月。しかし連日のこの残暑で秋を中々感じることが出来ずにいるのは、皆さんも一緒。最近はあまり聞かなくなったが、今日は、「二百十日」。この日は、昔から台風がやってきて農作物を荒らす厄日として恐れられてきた。しかし、実際に二百十日に台風が来るのは、八年に一度くらいの割合らしい。
先日、NHKの特集で、南極や北極の自然についてとても良い番組をやっていた。その中で知ったのだが、南極や北極の氷がどんどん解けてしまって、昔日の面影は全くないと言っていた。氷河もそうらしい。原因ははっきりしないが、地球温暖化が影響しているとは、多くの気象学者が指摘している。
都会は、冬はそれほど寒くなくなり、反対に夏は耐え難いほどの暑さだ。私は、冷暖房機の室外機も影響していると思う。都会では、真夏に恐らく何百万台もの冷房が各家庭で使用されているに違いあるまい。加えてビルの冷房だ。コンクリートも照り返して温度を上げている。車の排気ガスも影響しているかもしれない。
難しいことはわからないが、例えば、パトカーなど警察の車両を全部ハイブリッドや電気自動車に変えたら、ガソリンの消費量は少なくなるだろうし、官公庁もそうすればよいと思う。これだけでも随分と違うような気がするのだが・・・。いくら日本が二酸化炭素の排出の制限をしても、アメリカ、インド、中国が協力しなければどうしようもない。
三年ほど前に、約二十年ぶりに野村先生が愛したフイリピンのマタブンカイという海岸に行ったが、浜辺に出て、景色が違うことに少々驚いた。砂浜がとても狭くなっているのだ。聞いてみたらそれでも引き潮だという。あんまり海岸が浸食されてしまうので、波除を築いたそうだ。
支離滅裂な文章になってしまったが、今日も真面目に酔狂亭で月下独酌。「黒霧島」の減りが早い。ナニ、そんなに飲んでいると体を壊すって。いいや、体を壊すのは自分のせいであって、決して酒のせいではない。そんなことを言ったら酒が可哀そうだ。酒の神様のバッカスに、ばっかすにすんな、と怒られますぞ。