九月九日(日)晴れ。重陽の節句。
今日九月九日は、菊の節句「重陽」。古来中国では、奇数は良いことを表す数。偶数は悪いことを表す陰数と考え、その奇数が重なる日をお祝いしたのが五節句。(一月七日、七草、三月三日、桃の節句、五月五日、端午の節句、九月九日、菊の節句)その中でも一番大きな陽数の九が重なる九月九日を「陽」が重なるから「重陽」。不老長寿や繁栄を願ってお祝いをした。中国には、菊を詠んだ有名な漢詩が沢山ある。野村秋介先生の句にも、「白菊の白が溢れてとどまらぬ」がある。
今日は、野村先生の門下生である志村馨君の結婚式が山下町のホテルにて行われる。三時前に関内駅で、大宮から出席する正田ご夫妻と大熊雄次氏と待ち合わせて会場入り。結婚式場の待合室で、招待された友人らと談笑をしていたら、突然、年配の方が来て、「この度は、お忙しい中を有難うございます」と、私たちに挨拶をした。てっきり新婦の肉親の方かと思って、立ちあがったら、その方の奥さんが慌ててやって来て、「お父さん。そちらは違いますよ」と、袖を引っ張って連れて行った。これには皆、大爆笑だった。何組も重なる結婚式場ならではのハプニング。
四時から、写真撮影と挙式。五時半から披露宴。昼食を取っていないのに加えて、三日ぶりの酒で、乾杯の前にかなり酔ってしまった。乾杯の音頭を指名されたが、自分でも何を言っているのか分からないうちに済んだ。和やかなうちに二時間半の披露宴は終了。
宴会の途中で、とても驚く知らせが入った。それは親しくしている後輩が危篤と言うこと。電話では詳しいことは分からなかったが、友人の快復を願わずにはいられない。
終了後は、松本佳展君を迎えに来た小枝ちゃん。友人のY氏、そして隠岐康氏らと、近くの「ラッキー」の店で二次会。その後、吉野町の「一銭」に転戦して、オーナーの尼野保君を交えて飲む。十一時過ぎに解散。