白雲去来

蜷川正大の日々是口実

兵ものに酒ふるまはん菊の花

2012-09-24 16:00:09 | インポート

九月二十三日(日)雨。

 

雨の日曜日。家族揃っての朝食。おかずは、塩鮭とメンチカツ。塩鮭を食べると母を思い出す。富山県の海の近くで育った母は、新鮮な魚が好きだったが、鮭はなぜかしょっぱいものしか食べなかった。あんまり辛いので、私は鮭の皮だけを貰って食べていた。

 

外は雨が降っている。家族は皆、家でゴロゴロしている。愚妻は二日酔いか、ぐったりしている。午後なって上の子供の携帯の調子が悪いので、ドコモショップへ家族で出かた。そういえば、先日、ドコモから「お得意様へ」といったダイレクトメールが届いたので何かと思って、開けてみたら、テレビで大竹しのぶがCMをしている「スマホのらくらくホン」の案内だった。確かに還暦は過ぎたが、まだ目も悪くないし、ふざけんなとゴミ箱にポイしてやった。

 

私は、携帯にインターネットをつないでいないので、最近はやりのスマホを欲しいとも思わない。家族も皆、普通の携帯電話を使っている。ブログの更新、フェイスブックも自宅のパソコンで行っている。そういえば、昨日、君津に行くために電車に乗ったが、携帯をいじっている人のほとんどがスマホを使用していた。

 

子供の携帯の修理を待っている間に、ドコモショップの新機種をみたらほとんどがスマホだった。私は、携帯は受ける、掛ける、メールの機能があれば十分と思っているので、当分スマホとは縁がないと思う。

 

事務所に寄ったら、「月刊日本」が届いていた。「月刊日本」はもとより、大東塾の「不二」、四宮正貴先生が編集している「伝統と革新」、そして私が編集している「大吼」も、それぞれ歯を食いしばって出版している。いや、民族派の機関誌・紙のすべてが資金難との戦いであるかもしれない。特に「大吼」は、雑誌コードを持ち、一般書店でも買える、数少ない民族派の雑誌である。私は、その「大吼」がなくなることは、ある意味で民族派運動が後退する、という信念のもとに編集に携わっている。二十六日に秋号が出ます。どうかご購読のほどをお願いいたします。

 

夜は、自宅近くのお好み焼き「鶴屋」で、愚妻や友人たちと夕食を兼ねて一献。ここのお店は、味はもちろん、ボリュームがすごいのだ。初めて行った時は、正直言って驚いてしまった。私の大好きな、「紅ショウガ天」と「豚カレーもんじゃ」を堪能した。私は、お好み焼きは、なるべく薄く焼く。韓国料理の「チヂミ」みたいに。食べるときは、ウースターソースに七味を入れたものにつける。余り厚くすると、それだけでお腹がいっぱいになってしまうからだ。お好み焼きは安くて庶民の味方だ。

 

その後、自宅近くにできた「魚くま」という小料理屋に転戦。ここで同じ町内会の元自衛隊員のお友達と会い。自宅で仕上げ。「兵ものに酒ふるまはん菊の花」とは、漱石先生の句である。

テレビをつけたら櫻井よし子が韓国の人たちと論争をしていた。こういう時に、女性はいい。言い方もやわらかいし、女性相手に声を荒げても大人げない。諭すような櫻井よし子の方に軍配が上がったように思えたのだが。

 


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