白雲去来

蜷川正大の日々是口実

釜中の魚。

2016-04-02 16:38:33 | 日記
四月一日(金)晴れ。

四月かぁー。春の夜の一刻には千金の値があり、花は清らかな香りを放ち、月はおぼろにかすんでいる。あれ聞いたことがあるって・・・。そうです、蘇軾の「春夜」です。春宵一刻値千金 花に清香有り月に陰有り。この季節。桜の少し前、街には白木蓮や雪柳などの白が目に眩い。たまに白木蓮と紫木蓮を一緒に庭に植えている家を見かけるが、おしゃれだなぁー、といつも思う。

また国会前で、シースルーではなかった、似たような名前のあんちゃん、ネェちゃんたちが騒いでいるとニュースで知った。安保法制を「戦争法案」と言い換えて、左巻きの人たちが大騒ぎしているが、中国大使館の前やロシア大使館の前、あるいは北朝鮮に向かってなぜやらないのだろうか不思議でならない。それらの国々は、隙あらば、我が国の領土を掠め取ろうとか、善良な国民を拉致して返さないことに加えて、ミサイルの照準を日本に合わせているのだ。

戦後の平和と繁栄が憲法「九条」のおかげと、本当に思っている人達に言ってやりたい。では憲法に「地震は来るな」、「台風は来るな」と明記すれば、来ないのかと。

その人たちが、祖国と思っているかどうかは分からないが、その国のことになると子猫のようにおとなしくなるのが不思議だ。シナの古代の史書に『資治通鑑』がある。全部読んだことはないが、その中に「魚の釜中(ふちゅう)に遊ぶが若し」というものがある。意味は、煮られるのも知らず魚が釜(かま)の中で遊んでいるように、身に大難が迫っているのを知らずにのんきにしていること。を言う。

まさか中国、ロシア、北朝鮮のそれぞれの国旗を懐に忍ばせて、何処の国が来てもいいように準備しているんじゃあるまいな。

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検査の結果はとりあえず異状なし。

2016-04-02 15:44:44 | 日記
三月尽(木)晴れ。

まるで初夏を思わせるような良い天気である。桜の満開にはまだちょっと早いが、この暖かさで満開になるのが早まるのに違いあるまい。午前中にマリアンナ西部病院へ結果を聞きに行く。最近の病院は一時間ほど待たされるのが当たり前になったが、こういった大きな病院は、コーヒーを飲めるお店などあって、一冊本を持って行けば退屈しない。呼び出しの順番は、渡されたポケットベルが教えてくれる。

内視鏡、CT、超音波の検査の結果は、いずれも異常なし。整形外科に行ったらどうかと言われたが、随分前も、胸が痛いので心臓の検査を徹底的に行ったが、結果は胃がんの一歩手前で、それがなぜか胸を圧迫していたらしい。今回は、背中の右側、腰のすぐ上の痛みが続いている。しかしCTや超音波などの検査で異常がないと言われた以上、他の場所に原因があるのかもしれない。かかりつけの病院に行って、胃カメラでの検査をしようと思っている。

午後から、春休みの子供たちを連れて、関内の蕎麦屋の名店「利休庵」でランチ。この「利休庵」のすぐ並びには、サザンオールスターズの原由子さんの実家の人たちが営む天ぷら屋の「天吉」がある。どちらも老舗である。つけ天蕎麦、かも南蛮蕎麦、親子丼とそれぞれに楽しんで、伊勢佐木町で買い物をしてから帰宅。

夜は、大田尚樹著『満州と岸信介―巨魁を生んだ幻の帝国』(KADOKAWA)を肴に月下独酌。

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