四月二十日(水)晴れ。
今日は通信記念日。そしてこの日から切手趣味週間がはじまる。世界で最初に切手を発行したのはイギリスで、一八四〇年のことだが、世界最初の記念切手は、一八八七年、ビクトリア女王の在位五〇周年を記念してイギリスで発行されたものである。わが国での初の記念切手は、明治二十七年(一八九四)三月九日に発行された、「明治天皇銀婚記念切手」であった。ツルと唐草模様をえがいた凸版刷り、二銭と五銭の二種類で、世界では十一番目のものとのこと。(楠本健吉『歳時記』)
私が小学生の頃に切手ブームがあり、少ない小遣いをやりくりして切手を買った。買うと言ってもシートではなく、一枚のバラ売りのものである。その切手帳が今もある。大した数ではないが、それらの切手を見ると集めていた小学生の頃を思い出す。中学の頃で一番大切な物は、昭和三十九年の東京オリンピックのもの。デパートの切手コーナーに行ったり、切手のカタログを見ると、「見返り美人」や「月に雁」などの高価なものに、ため息が出たが、とうとう手に入れずじまいで、私の切手収集の趣味は終わった。
この十年ぐらい、趣味とはいえたものではないが、毎月記念切手を通販で愚妻が購入している。これは実家が特定郵便局をやっていることのお付き合いみたいなものだ。最初の頃は、切手専用のスクラップブックに整理していたが、最近は、面倒なので止めてしまった。
しかし切手と言うのものはあくまで趣味の範囲で、「投資」には使えない。どんな切手でも金券ショップで売ろうとすると、二割ぐらい安くなってしまう。古い切手ほど、金額が中途半端なので使い勝手が悪く、安くなってしまうのだ。例えば、五十円の切手だとすると、封書に貼って出すのには、三十二円をプラスしなければならない。三十円の切手がない場合は、十円切手を三枚と二円切手を貼ることになる。これが面倒なので、古い切手ほど値打ちが下がると言うことにもなる。
ただ額面どうりに使えることもある。郵便局への支払いなどだ。その昔、機関誌を発送するときには、郵便局を利用していた。細かい話で恐縮だが、料金内の枚数で機関誌を作っていた。一通で二十円もオーバーすると、数が多いのでかなりの金額になってしまう。何とか定型内の金額で収まるように、計って作っていた。その支払いを切手で済ますことが出来る。つまり五万円の料金を五万円の切手で支払いが可能なのだ。だから、金券ショップで五万円分の切手を購入すると、良い時は一割五分安、悪くても一割安ぐらいで買えたから、結構助かった。今では、メール便などがあるので、そんな苦労をすることもなくなった。
今日は、私が役員の末席を汚している大行社の役員会議に出席するために東京行き。終了後は、六本木で打ち上げ。良い気分で酔って帰宅。
今日は通信記念日。そしてこの日から切手趣味週間がはじまる。世界で最初に切手を発行したのはイギリスで、一八四〇年のことだが、世界最初の記念切手は、一八八七年、ビクトリア女王の在位五〇周年を記念してイギリスで発行されたものである。わが国での初の記念切手は、明治二十七年(一八九四)三月九日に発行された、「明治天皇銀婚記念切手」であった。ツルと唐草模様をえがいた凸版刷り、二銭と五銭の二種類で、世界では十一番目のものとのこと。(楠本健吉『歳時記』)
私が小学生の頃に切手ブームがあり、少ない小遣いをやりくりして切手を買った。買うと言ってもシートではなく、一枚のバラ売りのものである。その切手帳が今もある。大した数ではないが、それらの切手を見ると集めていた小学生の頃を思い出す。中学の頃で一番大切な物は、昭和三十九年の東京オリンピックのもの。デパートの切手コーナーに行ったり、切手のカタログを見ると、「見返り美人」や「月に雁」などの高価なものに、ため息が出たが、とうとう手に入れずじまいで、私の切手収集の趣味は終わった。
この十年ぐらい、趣味とはいえたものではないが、毎月記念切手を通販で愚妻が購入している。これは実家が特定郵便局をやっていることのお付き合いみたいなものだ。最初の頃は、切手専用のスクラップブックに整理していたが、最近は、面倒なので止めてしまった。
しかし切手と言うのものはあくまで趣味の範囲で、「投資」には使えない。どんな切手でも金券ショップで売ろうとすると、二割ぐらい安くなってしまう。古い切手ほど、金額が中途半端なので使い勝手が悪く、安くなってしまうのだ。例えば、五十円の切手だとすると、封書に貼って出すのには、三十二円をプラスしなければならない。三十円の切手がない場合は、十円切手を三枚と二円切手を貼ることになる。これが面倒なので、古い切手ほど値打ちが下がると言うことにもなる。
ただ額面どうりに使えることもある。郵便局への支払いなどだ。その昔、機関誌を発送するときには、郵便局を利用していた。細かい話で恐縮だが、料金内の枚数で機関誌を作っていた。一通で二十円もオーバーすると、数が多いのでかなりの金額になってしまう。何とか定型内の金額で収まるように、計って作っていた。その支払いを切手で済ますことが出来る。つまり五万円の料金を五万円の切手で支払いが可能なのだ。だから、金券ショップで五万円分の切手を購入すると、良い時は一割五分安、悪くても一割安ぐらいで買えたから、結構助かった。今では、メール便などがあるので、そんな苦労をすることもなくなった。
今日は、私が役員の末席を汚している大行社の役員会議に出席するために東京行き。終了後は、六本木で打ち上げ。良い気分で酔って帰宅。