白雲去来

蜷川正大の日々是口実

ラケットでケツでも叩いてやれ。

2016-04-08 11:45:29 | 日記
四月七日(木)雨と強風。

朝から花散らしの雨が降っている。野村先生の句に、「祖国の涙のやうに桜が散る」がある。明日、天気が良ければ、大岡川へ「花筏(はないかだ)」でも見に行くとするか。散ってもなお美しいのは、桜と英霊ぐらいなものだ。

 泣き虫の俺かな花の吹雪くにも これも野村先生の句だ。野村先生を語る時、獄中句集の『銀河蒼茫』を読んでいるのと、読んでいないのとでは、先生への思いに格段の差が出る。

我が陋屋は、雨がひどくとも何ともないが、この雨に強風が加わると、雨漏りがする。これも造成工事からだ。おそらく屋根に不具合が生じたのに違いない。屋根の修繕にはかなりの金がかかるので、考えるとため息が出る。

新聞のトップは、バトミントンの若手の有力選手が、闇カジノに出入りをしていたとかで、お灸をすえられるとのこと。オリンピックの候補選手と言うことだが、これではだめだろう。また「文春」砲がさく裂したのかと思ったら、摘発されたカジノの従業員の証言らしい。カジノの良し悪しは別として、賭場の客のことを喋っちゃだめだろう。捕まった二人も、報道によれば、結構いい稼ぎをしているのだから、オフの時に韓国やマカオに行ってやれば良かったのに。しかし国や企業がテラ銭を取るのが合法で、民間人がやるのは違法とは、ちょっと矛盾している。パチンコだって、誰が考えてもバクチだろうし、許可するのと、取り締まるのが一つと言うのも、何だかおかしな話だ。

自衛隊機が、遭難した。乗組員の六名の方の生存は絶望的とのことで、ご家族の方たちのことを思うと、言葉もない。国のために、こうして死と隣り合わせで勤務している人たちがいる一方、国の代表であり、国や協会から支援金を貰いながら、バクチに精を出す連中もいる。しっかりしろよ。と周りで言ってあげる、大人がいなかったのだろうか。ラケットでケツでも叩いてやれ。

誕生日に頂いた「赤霧島」を開けて、おとなしく酔狂亭で独酌。

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