白雲去来

蜷川正大の日々是口実

君子は終身の憂いあるも、一朝の患(うれ)いなきなり。

2019-08-08 11:28:34 | 日記
八月四日(日)晴れ。

今日は、恒例の菊水国防連合のBBQがある。思えばこのBBQには随分前から参加している。まだ三田前会長がご健在の頃は、厚木の先にある運動公園で行われていた。子供が小さかった頃は、幾度か家族で参加したこともある。ここ数年は、三浦の名浜という海岸で開催されている。三浦海岸にしては海がきれいで、さほどの混雑もなく、穴場的な所だ。

私などは、単に参加するだけだが、主催者の人たちは、早朝からテントの設営や料理の準備など大変である。田代会長や周本昌山氏、来賓の皆さんにご挨拶して、楽しい一日だった。

お隣の文さんが、日本の今回のホワイト国から除外すると言うことについて「盗人猛々しい」という激しい言葉を使って日本を非難した。大人げないなぁー、と思ったのは私だけではあるまい。守屋洋さんの『中国古典・一日一言』(PHP文庫)を毎朝読むのが日課なのだが、以下は、昨日の言葉である。

『孟子』の言葉に、君子は終身の憂いあるも、一朝の患(うれ)いなきなり(君子有終身之憂、無一朝之患也)というものがある。意味は、君子には、生涯を通じての悩みはあっても、外からくる心の動揺などはありえないのだという。なぜだろうか。『孟子』によれば、君子が一般の人と異なるのはたえず自分の心を反省する点にある。かりにどんな事態に追い込まれても、「こうなったのは、自分に誠実さが欠けていたからではないか、自分の行動が礼にかなっていなかったからではないか」と、自分を反省して相手を責めない。だから、外からくる心の動揺などはありえないのだという。

お隣のエライさんに教えてあげたいと思っている。

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