白雲去来

蜷川正大の日々是口実

「アエラ」さんと一献会。

2010-04-11 14:41:51 | インポート

四月九日(金)晴れ。

 今日は忙しい一日だった。午前中は、事務所に行き、原稿の段取りをしたり、様々な雑用をこなした。午後からは、十日に引き落とされるカードなどの支払いの手当てに、百メートルランナーのように走りまくった。俗に、「働けど、働けど、我が暮らし楽にならず」というものがあるが、こちとら、定職もないのだから楽になるはずがない。

 先日、このブログの読者の平さんという方からコメントを頂いたが、確かに来年還暦を迎える人生の先輩であるかもしれないが、誇るべきものも、何もなく、ひたすらに馬齢を重ねてきただけだ。赤面、汗顔の限りではあるが、師と友達に恵まれたのが、唯一の自慢かな。

 三時半から歯医者。すっ飛びで自宅に戻り、京急の井土ヶ谷駅にて、「アエラ」の記者氏と待ち合わせ。この方とは、三浦和義さんの取材以来か。取材などは早めに切り上げて、まずは再会の酒と行こうと、中華街の「安記」へ向った。

 いつもの「モツ皿」「レバ皿」「シュウマイ」「きぬさやとイカの炒め物」に「蒸し鶏」といった小皿料理に、最近ファンになった、ここの紹興酒で、乾杯。次は、お決まりのコースで、サリーの店に転戦。十時近くに、「アエラ」さんとお別れして、サリーパパこと、ヒゲジイやサリー、店に来ていたケイちゃんたちと野毛に流れた。サリーの馴染みの焼き鳥屋だが、ここは中々美味い。しかし、飛込みでは入りにくいかな、といった感じの店である。私は、三回目だが、まだ、ご主人と、奥方に名前を覚えてもらえない。仕方がない、ここは、サリーの縄張りだから。

 楽しく飲んで、一時近くに解散。自宅に戻ったら、敬愛する後輩の一人である、大行社の相模支部長である小針政人君が発行している機関誌「志気」の四月号が届いていた。段々内容やデザインも良くなって、読み応えがある。是非ご一読を。

Miyagih2204043 ※TEL・FAX045-349-6212。


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梅がこぼれる。桜がまた散る。

2010-04-09 08:34:36 | インポート

四月八日(木)晴れ。花まつり。

 今日は、「花まつり」の日で、正式には灌仏会(かんぶつえ)。つまりお釈迦様の誕生日を祝う仏教行事の行なわれる日である。先生の菩提寺である伊勢原の浄発願寺にて、護摩が行なわれ、私の両親のお墓も、同じお墓にあることから、日頃からお世話になっている方に誘われて、参加させて頂いた。

 浄発願寺に行く狭い山道には、今が桜が満開。紫色の山ツツジ?なども咲いており、カメラを持参してこなかったことが悔やまれた。話が変わるが、先日、後輩から手紙を頂いたが、その冒頭に、「梅が散り、桜の季節となりました」とあったので、その後輩に、梅は、「散る」と表現するのではなく、「こぼれる」と言うことを、僭越ながら教えてあげた。日本語の妙である。桜は、「咲いて、散り」、梅は、「ほころび、こぼれる」ものと、私も、以前読んだ本で知り、ハッとしたことを憶えている。

 尊敬する、後輩の一人である、横山孝平さんのブログの中に、私の好きな歌である、真木和泉守の歌、「おくれては梅も桜におとるらん さきがけてこそ色も香もあれ」があった。この季節になると、その歌を思い出す。

 関係ないが、昔、ワコール所属の長距離選手で真木和(まきいずみ)さんという選手がいた。前述の歌の作者でもある真木和泉と同じ読みなので、ファンだった。今は、引退しているのだろうが、もう一度、彼女の走りを見たいものだ。

 「百人一首」の中にある有名な、小野小町や紀友則の歌に出てくる「花」は、桜だが、紀貫之の、「人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞむかしの香に匂ひける」に詠まれている「花」は、「梅」と言うのだから、ややこしい。一度、四宮正貴先生に聞いてみよう。

 平沼新党がスタートした。党名は、「たちあがれ日本」というらしい。マスコミは、「年寄り」だとか、「斬新さがない」。あるいは、平沼さんと与謝野さんの理念の違いを指摘しているが、単にマスコミ受けする人だけを集めても、国家観や思想が違ってしまえば、今の民主党と同じになってしまう。以前、「週刊朝日」で、平沼さんと、田原総一郎氏との対談の中で、田原氏が、「今、守るべきものは」という質問に対して、平沼さんは、きっぱりと「皇統」と答えていた。

 現在の日本の政治家の中で、堂々と「守るべきは、皇統」と、言える人が、何人いるだろうか。思想、理念に年齢など関係ない。民主党が提唱している「夫婦別姓」や「外国人参政権」などの反日的な政策は、我が国の国体を危うくするものだ。私は、次の選挙の第三極として、国家観の見えない、「みんなの党」などよりも、平沼新党に期待すること大である。

 夕方から、近所の床屋さんで散髪。そのお店の前の小さな市場で、「メンチカツ」と、安いが色の良い「マグロ」の刺身を買って帰宅。夕食後は、一時過ぎまで、原稿に向った。


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人、渾身の悩みあり。

2010-04-08 18:59:38 | インポート

四月七日(水)曇りのち雨。

 六時に起きて、久し振りに皆で朝食のテーブルを囲んだ。今日は、昼から免許書の更新に出かけた。ドジなことに、免許センターは相鉄線の二俣川駅の近くである。私の家は、交通が不便で、昼はバスが一時間に二本しかない。仕方がないのでタクシーで駅まで行ったが、普段は相鉄線など乗ることがないので、つい横須賀線の保土ヶ谷でタクシーを降りてしまった。降りてから、ここではなかった、と勘違いに気づき、またタクシーに乗って相鉄線の駅まで行った。懐が不如意な折に、自分を罵りたくなった。

 違反が二回あったので、二時間の講習を終えて、自宅に戻ったのが四時半。あーあ疲れた。

 夜は、楽しみにしていた、古い友人、二人との一献会を、前里町の、やきとり屋「だんらん亭」にて行なった。一人の友人と会うのは、約十年ぶりくらいだ。まず久闊を叙し、お互いの子供の話などに花が咲いたが、何と、一番下の娘さんが、中学時代に受けたイジメで、精神を病み、成人してからも入退院を繰り返し、現在も尚、ケアを続けているとのこと。定年前に会社を辞め、転職していたことを、聞いていたが、たまに電話で話しても、そんな素振りは全く感じなかった。歳のせいか、そんな友の話を聞いていて目頭が熱くなった。

 ふと、三上卓先生の句、「野火赤く、人渾身の悩みあり」が頭に浮かんだ。他人には、幸せそうに見えても、「渾身の悩み」を抱えている人がいる。何も出来ないが、今日のように、共に語り、酒酌み交わし、励まし合う、ことも必要ではないかと思った。

 「同志」という他人がいる。同志を装っていても、酒席を共にしたくない連中もいれば、例え、志は違えども気の合う友がいる。残り少ない人生、これからはつとめて、気の合う人のみと、会い、酒酌み交わしたいと、しみじみ思った次第。

コメント (1)
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さすがに休肝日です。

2010-04-08 18:26:11 | インポート

四月六日(火)晴れ。

 久し振りの良い天気だ。しかし昨夜の酒がたたって、とても起きられなかった。入学式の後片付けなどで、午前中に帰って来た子供に起こされた。午前中に、友人と待ち合わせをしていたのだが、夕方にして頂いた。

 遅い朝食を済ませた後に事務所へ。「燃えよ祖国」に連載して頂いている「草茅危言」が、新たに単行本となる。そのデーターが事務所のパソコンにあるので、取りに行った。窓を全開にして空気を入れ替えて、二時間ほど仕事。友人とお茶をして、自宅に戻ったのが、六時近く。入浴を済ませてから、家族揃って夕食。さすがに今日は、休肝日とした。

 食後は、「実話時報」に連載させて頂いている、野村先生との旅に触れた「回想は逆光の中にあり」の第十回の校正が上がってきたので、作業を終えて入稿した。

 本当は、平沼新党の事などについて書こうと思ったが、それはこの次にします。

 


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花の雨、けむる祖国の・・・。

2010-04-07 16:49:18 | インポート

四月五日(月)雨のち曇り。

 一日暖かいと思ったら、すぐに寒くなる。今日は「花冷え」の一日。野村先生の句に、

 花の雨 けむる 祖国の 淋しさよ

 と言うものがある。その句は、私の自宅に飾ってあるが、実は、それは鈴木邦男さんが以前、三一書房から出した「腹々時計と狼」という新書版の本の表紙の裏に、先生が戯れに書いたものを、私が貰ったものだ。私は、そういった先生の、いわゆる「落書き」程度のものも捨てずに取ってある。飲み屋のコースターの裏に書いた俳句や、単行本となった「美は一度限り」の題字のためし書き、などだ。黙っていたら、殆どが事務員に捨てられる運命の物だが、私の蒐集癖のせいで、貴重な遺品となっている物ばかりだ。

Dscf1885 ※この本の表紙の裏に書かれていたのが。

Dscf1882 ※額装して飾ってあります。今の季節にピッタリの句です。

 事務所にある、不肖・宮嶋こと、宮嶋茂樹さんが撮った膨大な枚数の先生のネガやポジをいずれデーター化しなければならないのだが、素人が片手間にできる作業ではない。業者に頼まなければならないだろうが、見積もりを取るのも恐ろしい。

 しかし、他のものは徐々にデーター化している。例えば「経団連事件」の判決文や意見陳述などだ。「燃えよ祖国」のデーター化もあと少しで終わる。頑張らなくては。

 夜は、「蜷川政治経済懇親会」という名前だけは真面目な飲み会を、同級生の高杉茂さんが経営する、野毛の「弥平」にて開催した。今回は出席者が多くて楽しい会となった。

 終了後は、友人等と、サリーの店に転戦。閉店後にサリーを誘って、再び野毛へ。三軒ほど転戦して、深夜二時過ぎに帰宅。久し振りに日を跨いで飲んでしまった。猛省である。


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