十一月九日(水)曇り後晴れ。
いやー起きるのが辛かった。なぜか、当然飲み過ぎだから。九時過ぎに、のんびりと風呂に入って酒を抜いた。朝っぱらから風呂などに入っていると、本当に世間様に申し訳ないと思う。風呂から出て、シャキッとしてから、身支度を整えて、出かけた。
昼に、お世話になっている人達と、昼食を頂くことになっている。場所は、伊勢佐木町近くの吉田橋商店街にある鰻の名店「八十八」である。このお店は、以前は、馬車道の裏にあった老舗だったが、一度閉店してしまい、最近再オープンした。旧店舗の方は、かつて横浜に住んでいた山本周五郎などが愛した店として有名で、私も何度か行ったことがあった。
また、山口瞳は『酔いどれ紀行』(新潮社)の中で、横浜に連泊し六日連続で八十八に通ったと書き、周五郎が好んだ「月の間」に座り「一種粛然たる思いに打たれ」ながら酒を飲むのである。『行きつけの店』(新潮文庫)でも紹介。親しみやすい題名とはやや趣が異なり、銀座「はち巻岡田」、金沢「つる幸」など全国の一流店がズラリ載っている本である。ここで山口瞳は「鰻は苦手」と告白しつつもうな丼を「貪り食うという感じになった」「鰻丼の方で美味という優しさを力一杯に提供しようとしているような感じを受けた」と書きつづっている。先輩作家との思い出がさらに味を深くしている様子が読者にも伝わってくる。(電子整理部 松本治人)より。
横浜には、もう一軒、うなぎの名店がある。それは関内駅前の「わかな」である。「八十八」とはJRの線路を挟んで丁度真向かいになる。私は、どちらかというと「八十八」の方が好きだ。両店も、注文が入ってから蒸し、焼くので、うな重が出てくるまで四十分かかるので、飲まない人は手持無沙汰になるかもしれない。
食後は、事務所にて仕事。夕方帰宅。アメリカの大統領選挙にてトランプが勝利。ニュースでは、「衝撃が走った」「世界が驚愕した」と解説していた。日本の外務省も、マスコミも、皆、クリントンで楽勝と思っていただけに、ほとんどトランプとのパイプの無い日本は、今後彼に翻弄されるかもしれない。しかし、彼が選挙中に言っていた、対日関係が本当ならば、対米自立する良いチャンスではないかと思っている。
いやー起きるのが辛かった。なぜか、当然飲み過ぎだから。九時過ぎに、のんびりと風呂に入って酒を抜いた。朝っぱらから風呂などに入っていると、本当に世間様に申し訳ないと思う。風呂から出て、シャキッとしてから、身支度を整えて、出かけた。
昼に、お世話になっている人達と、昼食を頂くことになっている。場所は、伊勢佐木町近くの吉田橋商店街にある鰻の名店「八十八」である。このお店は、以前は、馬車道の裏にあった老舗だったが、一度閉店してしまい、最近再オープンした。旧店舗の方は、かつて横浜に住んでいた山本周五郎などが愛した店として有名で、私も何度か行ったことがあった。
また、山口瞳は『酔いどれ紀行』(新潮社)の中で、横浜に連泊し六日連続で八十八に通ったと書き、周五郎が好んだ「月の間」に座り「一種粛然たる思いに打たれ」ながら酒を飲むのである。『行きつけの店』(新潮文庫)でも紹介。親しみやすい題名とはやや趣が異なり、銀座「はち巻岡田」、金沢「つる幸」など全国の一流店がズラリ載っている本である。ここで山口瞳は「鰻は苦手」と告白しつつもうな丼を「貪り食うという感じになった」「鰻丼の方で美味という優しさを力一杯に提供しようとしているような感じを受けた」と書きつづっている。先輩作家との思い出がさらに味を深くしている様子が読者にも伝わってくる。(電子整理部 松本治人)より。
横浜には、もう一軒、うなぎの名店がある。それは関内駅前の「わかな」である。「八十八」とはJRの線路を挟んで丁度真向かいになる。私は、どちらかというと「八十八」の方が好きだ。両店も、注文が入ってから蒸し、焼くので、うな重が出てくるまで四十分かかるので、飲まない人は手持無沙汰になるかもしれない。
食後は、事務所にて仕事。夕方帰宅。アメリカの大統領選挙にてトランプが勝利。ニュースでは、「衝撃が走った」「世界が驚愕した」と解説していた。日本の外務省も、マスコミも、皆、クリントンで楽勝と思っていただけに、ほとんどトランプとのパイプの無い日本は、今後彼に翻弄されるかもしれない。しかし、彼が選挙中に言っていた、対日関係が本当ならば、対米自立する良いチャンスではないかと思っている。