蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

九段 一茶庵(千代田区神田神保町)の「三色盛りそば」「あさりと実山椒のスープそば」

2010年06月19日 | 蕎麦屋(都内)
【平成22年6月某日 調査・登録】
 こちらの店「九段 一茶庵」は、そば名人と言われた故・片倉康雄氏の技術と伝統を受け継ぎ、平成2(1990)年に開店しました。片倉康雄氏は明治37年生まれで、著名な文士や北大路魯山人と交流しながら、そば打ちの技術だけでなく、素材や道具の選定、器造りなどにも傾倒し、そばを芸術の域にまで高めた方です。
 《前回のこの店の調査・登録:たまごやき、つくね揚げ、純せいろ、湯葉とじそば等



 今日の「三色盛りそば」は、左から「大葉」「抹茶」「甘夏」です。いずれも香りが豊かで、蒸し暑い季節にベストチョイスの逸品です。とても丁寧で綺麗に打たれています。



 「あさりと実山椒のスープそば」は滋味溢れるスープが絶品です。こちらのそばは温かいそばの分類ですが、ぬるめでしかもミニトマトまでトッピングされ、暑い季節にもいただけます。あとからお好みで入れる「実山椒のオイル」はガラっと変わった味わいを醸し出します。





 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★九段 一茶庵
  所在:東京都千代田区神田神保町3-6-6九段アビタシオン1階
  電話:03(3239)0889
  品代:三色盛りそば1,200円、あさりと実山椒のスープそば1,400円