蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

石楽(江東区豊洲)の「秋なすのつけ汁そば」「きのこおろしそば」

2011年10月23日 | 蕎麦屋(都内)
【平成23年10月某日 調査・登録】
 こちらの店「石楽」は江東区豊洲にある豊洲フロント(ワンフロア1,500坪超という国内最大級のフロアプレートを持つビル)の1階にある蕎麦屋です。店内中央には透明の囲いに囲まれた石臼挽き機が置かれ、蕎麦が自動で挽かれています。こちらの店は新丸ビルにある石月の姉妹店とのことです。


 「秋なすのつけ汁そば」は秋限定のそばです。秋が深まるにつれて果肉がギュっと締まる秋なすをカラっと素揚げしてつけ汁に入れた一品です。美味しいそばとの相性が抜群です。




 「きのこおろしそば」も秋限定のそばで、えのき・椎茸・なめこ・舞茸・しめじなど秋のきのこがたっぷりと盛られたそばでおろしでさっぱりといただきます。




 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★石楽
  所在:東京都江東区豊洲3-2-20豊洲フロント1階
  電話:03-6204-2670
  品代:秋なすのつけ汁そば980円、きのこおろしそば980円

東白庵かりべ(新宿区若宮町)の「せいろそば」「とろろそば」

2011年10月15日 | 蕎麦屋(都内)
【平成23年10月某日 調査・登録】
 神楽坂には美味しい蕎麦屋が多くありますが、蕎楽亭の前の道をさらに奥に入った路地に、本年9月16日、こちらの店「東白庵かりべ」がオープンしました。店主の苅部氏は柏の「竹やぶ」の阿部孝雄氏の弟子で、本年7月末に閉店した「竹やぶ 六本木ヒルズ店」の店主を務めていました。そちらで使われていたテーブル・椅子等の調度類がそのままこちらで使われています。






 こちらが手書きお手製の立派な「お品書き」です。


 「お少しですが・・・」といって提供していただいた「そば豆腐」です。蕎麦の香りがする美味しい豆腐でした。


 こちらは「せいろそば」です。手打ち手切りとは思えないほど綺麗に均一に切られたそばはまさに芸術作品です。



 こちらは「とろろそば」です。卵の黄身と相まってとろろの独特の風味が味わいを増しています。




 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★東白庵かりべ
  所在:東京都新宿区若宮町11-7
  電話:03-6317-0951
  品代:せいろそば1,000円、とろろそば1,200円

東嶋屋(中央区日本橋人形町)の「もり」「カレー南ばん」

2011年10月10日 | 蕎麦屋(都内)
【平成23年10月某日 調査・登録】
 こちらの店「東嶋屋」は、人形町の甘酒横丁にある老舗蕎麦屋です。いつも、近くにある水天宮の参拝客や明治座の観客で賑わっています。



 「もり」は手打ちではなさそうな均一な切りですが、ノーマルな汁ともども下町然とした落ち着いた美味しさがあります。



 「カレー南ばん」は蕎麦屋のカレーそばならではの風味が美味です。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★東嶋屋
  所在:東京都中央区日本橋人形町2-4-9
  電話:03-3666-6964
  品代:もり500円、カレー南ばん800円

鷹匠(文京区根津)の「盛り合わせ」「せいろ」「あつもり」等

2011年10月02日 | 蕎麦屋(都内)
【平成23年10月某日 調査・登録】
 こちらの店「鷹匠」は根津神社近くにある蕎麦屋です。今、人気の観光スポット谷根千(谷中・根津・千駄木)の散歩ついでに立ち寄るお客さんもいらっしゃいますが、わざわざこちらのそばを目当てに訪ねていらっしゃる方も多いようで、本日も入店を待つ人の列ができるほどの人気でした。



 10月を迎え、だいぶ涼しくなってきましたが、やはり喉を潤すのはビールです。サッポロのエーデルピルス(生)をいただきました。


 こちらは「盛り合わせ」です。玉子焼・板わさ・もろきゅうなど、肴の盛り合わせです。いずれも実に美味ですが、一番右上の豆腐に味噌を和えた肴は香り・食感とも秀逸の出来栄えです




 美味しい肴でお酒も進み、冷酒「鷹勇」をいただきました。鳥取の酒で、酒槽で搾り自然に流れ出る「なかだれ」と呼ばれる部分だけを瓶詰めした酒です。口当たりが良く滑らかで口中に芳醇な香りが広がります。


 本命のそばを待ちながら、さらにお酒をいただきます。こちらは「四季桜 黄ぶな 特別本醸造」の熱燗です。宇都宮の酒です。


 さあいよいよそばです。「せいろ」は二八で打たれています。香りが豊かでノド越しも秀逸です。実に美味です



 こちらは「あつもり」です。釜揚げの深山蕎麦(甘皮を入れた太めのモチモチした田舎そば)を温かいつけ汁でいただきます。ラーメンのつけ麺では「あつもり」なるものをよく見かけますが、日本蕎麦で「あつもり」というのは初体験です。しかし、これがまた実に美味です。つけ汁の温かさが麺のモチモチ感を一層増し、涼しい秋にピッタリのそばに仕上がっています。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★鷹匠
  所在:東京都文京区根津2-32-8
  電話:03-5834-1239
  品代:生ビール(サッポロ エーデルピルス)525円、盛り合わせ735円、冷酒(鷹勇 純米吟醸なかだれ 一合)735円、熱燗(四季桜 一合)735円、せいろ945円、あつもり945円


かんだやぶそば(千代田区神田淡路町)の「かきそば」「せいろうそば」

2011年10月01日 | 蕎麦屋(都内)
【平成23年10月某日 調査・登録】
 こちらの店「かんだやぶそば」は、明治13(1880)年創業の老舗蕎麦屋です。幕末の名舗「団子坂蔦屋」の淡路町店を創業者の堀田七兵衛氏が譲り受けて営業を始め、明治時代の後期に団子坂本店が廃業したため、藪蕎麦本店の看板を受け継いで、今日に至っているとのことです。板塀に囲まれた店内には庭があり、料亭風の店構えの中、ゆったりと美味しい蕎麦をいただけます。
 《前回のこちらの店の調査・登録:やきのり・刺身湯葉・せいろうそば・かきそば・生そばばんじゅう等



 こちらは「せいろうそば」です。青みがかった蕎麦は、清涼感と新そばの青みを出すために、創業者の堀田七兵衛氏が、そばもやしの青汁を打ち込んで作ったものだそうです。
 厳選された国産玄そば(主に長野、青森、北海道、茨城産)の最上級粉を挽いて、外一(そば粉10に対して小麦粉1の割合)で毎日数回に分けて木鉢で練り、製麺されています。
 そばつゆは、昆布・鰹節で濃厚な出汁をとり、濃口醤油・味醂などで味が調えられています。



 季節限定の「かきそば」は、小ぶりながら旨味が濃縮されたプリプリの牡蠣とワカメが入り、潮の香りが満載された逸品です




 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★かんだやぶそば
  所在:東京都千代田区神田淡路町2-10
  電話:03(3251)0287
  品代:せいろうそば(1人前)700円、かきそば1,300円