蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

金升(千代田区富士見)の「おかめ」「冷し山菜」「もり」

2009年05月31日 | 蕎麦屋(都内)
【平成21年5月某日 調査・登録】
 こちらの店「金升」は飯田橋駅前に新しくできた「飯田橋プラーノ」の中に過日オープンしました。
 「飯田橋プラーノ」を建てるための再開発が始まる以前、この店は現在とほぼ同じ場所で戸建ての店舗として営業していましたので新規開店というよりは「久しぶりに戻ってきた」という感じがします。
 店内はオープンしたてのこともあり、清潔でとても綺麗です。また、客席から見ることのできる蕎麦打ち処もあります。



 「おかめ」は具材がシャキッとして適度な食感があります。




 「冷し山菜」




 「もり」は、締まりがあってコシもあり、汁の出汁も良く効いており、なかなか美味です



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★金升
  所在:東京都千代田区富士見2-7-1プラーノモール
  電話:03(3237)3132
  品代:おかめ945円、冷し山菜840円、もり682円

寺方蕎麦 長浦(中央区銀座)の「妙興寺そば」「もりそば」

2009年05月23日 | 蕎麦屋(都内)
【平成21年5月某日 調査・登録】
 こちらの店「長浦」は、我々が通常食する「町方蕎麦」とは一風異なる「寺方蕎麦」を看板に掲げる店です。
 「寺方蕎麦」は、愛知県一宮市に所在する臨済宗の妙興寺の僧侶が考案したとされている「妙興寺そば」に由来する蕎麦です。


 こちらの店の「妙興寺そば」は、茹で上げたそばを冷水で洗い、白鬚大根と和えて椀に盛り、いり胡麻や海苔を散らしています。大根の風味や薬味、さらに独特の食材が交わり、通常のそばとは異なる味わいを醸し出しています。



 こちらは「もりそば」です。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★寺方蕎麦 長浦
  所在:東京都中央区銀座5-7-10ニューメルサビル7階
  電話:03(3289)5510
  品代:妙興寺そば1,200円、もりそば750円(通常)→500円(サービス)

水埜(世田谷区経堂)の「板わさ」「出し巻き玉子」「ざるそば」「花巻」

2009年05月09日 | 蕎麦屋(都内)
【平成21年5月某日 調査・登録】
 こちらの店「手打蕎麦 水埜」は、知人からお借りした本に掲載されていた経堂にある蕎麦屋で、ふらっと立ち寄ってみました。


 まずは酒ということで「丸真正宗」です。東京23区内に唯一残る酒蔵「小山酒造」の酒です。


 肴は蕎麦屋の定番「板わさ」です。


 そして、「出し巻き玉子」です。割と甘い味付けで出汁がよく効いていました。酒は進み「浦霞」もいただきました


 そして、本命の「ざるそば」です。上品でなかなか締まりのあるそばでした。



 「花巻」は島根県産の焼き岩海苔を散らしたそばで、海苔の香りが豊かです。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★水埜
  所在:東京都世田谷区経堂1-27-13
  電話:03(5450)3141
  品代:丸真正宗(一合)600円、浦霞(一合)600円、板わさ400円、出し巻き玉子800円、ざるそば750円、花巻800円

翁庵(新宿区神楽坂)の「かつそば」「天ぷら」「もり」

2009年05月01日 | 蕎麦屋(都内)
【平成21年4月某日 調査・登録】
 こちらの店「翁庵」は、明治17年5月5日創業の老舗蕎麦屋です。神楽坂に入ってすぐ左にありますが、ビルの奥まったところにあるため、賑やかな神楽坂の喧騒を避け、ゆっくりと蕎麦をいただくことができます。


 こちらの店の名物は、そばに「とんかつ」が載った「かつそば」です。「そばにとんかつ~?」と訝しむ向きもあるかもしれませんが、意外や意外、結構イケます
 なお、創業記念日の5月5日にちなみ、毎月5日はこの「かつそば」が500円で供されています。



 こちらは温かい「かつそば」です。天ぷらそば風の味わいがあります。


 こちらは「天ぷら」です。



 そして、こちらは「もり」です。しっかりとしたそばでボリュームもそれなりにあります。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★翁庵(おきなあん)
  所在:東京都新宿区神楽坂1-10
  電話:03(3260)2715
  品代:かつそば(冷・温ともに)850円、天ぷら1,100円、もり600円