蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

九頭龍蕎麦はなれ(新宿区神楽坂)の「だし巻き玉子」「鯵のなめろう」「舞茸天蕎麦」等

2014年08月31日 | 蕎麦屋(都内)
【平成26年8月某日 調査・登録】
 こちらの店「九頭龍蕎麦はなれ」は、神楽坂の毘沙門天善國寺近くに、昨年2月にオープンしました。福井の蕎麦粉を使った手打ちそばと福井の地酒や郷土料理を楽しめます。同じ神楽坂の芸者新道に本店があります。店内には福井の工芸品も置いてあり、味からも内観からも福井を体感することができます。
 《前回のこちらの店の調査・登録:福井の珍味の盛り合わせ・越前おろし蕎麦等》 




 まずは「お通し」です。


 さっそく福井の名酒をいただきましょう。大野市明倫町の「真名鶴(純米 氷点囲い)」です。端麗辛口の美味しいお酒です。


 こちらは「だし巻き玉子」です。


 こちらは「竹田の油揚げと野菜の炊き合わせ」です。野菜の素材の味が活かされこれは実に美味です


 こちらは「鯵のなめろう」です。これも美味しい! 味付けはさほど濃くなく鯵の風味が損なわれていません。酒のアテに最高です。


 ということでお酒のお替りをいただきましょう。大野市本町の「一乃谷(山廃特別純米)」です。約400年続く県内屈指の歴史を持つ蔵です。


 そろそろ、そばをいただきましょう。こちらは「舞茸天蕎麦」です。福井名物の昇竜舞茸の天婦羅です。天婦羅もそばも美味です。




 こちらは福井の定番「越前おろし蕎麦」です。福井県の郷土料理とも言えるもので、大根おろしと出汁を混ぜて大胆にそばにかけた一品です。手打ちでしか出せないコシと力強さが美味です



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


 雰囲気が落ち着いていて、ゆったりとした空間の中で、福井の美味しい肴と日本酒を楽しみながら、美味しいそばをいただける素晴らしい店でした。

★九頭龍蕎麦はなれ
  所在:東京新宿区神楽坂5-1-2神楽坂TNヒルズ地下1階
  電話:03-6228-1937
  品代:お通し500円、真名鶴(1合)1,500円、だし巻き玉子1,000円、竹田の油揚げと野菜の炊き合わせ800円、鯵のなめろう1,400円、
     一乃谷(1合)1,600円、舞茸天蕎麦1,400円、越前おろし蕎麦800円

鎌倉 松原庵 欅(渋谷区神宮前)の「昼のコースAセット」「すだち鬼おろしそば」等

2014年08月27日 | 蕎麦屋(都内)
【平成26年8月某日 調査・登録】
 こちらの店「鎌倉 松原庵 欅」は、鎌倉の由比ヶ浜にある著名な蕎麦屋「鎌倉 松原庵」の支店です。賑やかな表参道に面するビルの中にありながら、喧騒から隔離されたゆったりとした和の内装の中で美味しいそばを楽しむことができる店です。
 《前回のこちらの店の調査・登録:昼コース ケヤキ・ハートランド・麒麟山 純米吟醸辛口》 


 まずはさっそくお酒をいただきましょう。長野の「水尾」です。辛口でさっぱりとした味わいの中にも仄かな香りがあります。


 こちらは「いぶりがっことクリームチーズ」です。秋田名産のいぶりがっことクリームチーズの組み合わせは意外ですが結構美味で酒のアテに最高です


 次のお酒は山形産の「ばくれん」です。仄かに香る吟醸香が美味の辛口です。


 さて、そろそろ「昼コースAセット」をいただきましょう。「季節の前菜七種盛り」とおそばのセットです。
 こちらは「季節の前菜七種盛り」です。これは美味しい!お酒が進みます


 おそばは「せいろ」「海苔せいろ」「ゴマだれせいろ」「かけそば」から選びます。今回は「ゴマだれせいろ」を選びました。基本ができた素晴らしいおそばです



 こちらは「すだち鬼おろしそば」です。すだちの酸味が夏向きのさっぱり感を演出しています




 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


 落ち着きがあって、風情があって、そして美味しいとても素晴らしい店でした。

★鎌倉松原庵 欅
  所在:東京都渋谷区神宮前1-13-14原宿クエスト4階
  電話:03-3478-7444
  品代:<すべて外税>水尾(中グラス)720円、いぶりがっことクリームチーズ700円、ばくれん(小グラス)570円、
     昼コースAセット2,100円、すだち鬼おろしそば1,340円

十和田(台東区浅草)の「おつまみ3点」「くれつぼそば」「サービスセット」等

2014年08月23日 | 蕎麦屋(都内)
【平成26年8月某日 調査・登録】
 こちらの店「十和田」は東京メトロ浅草駅のそばにある有名な蕎麦屋で東北の地酒や酒肴も美味です。
 《前回のこちらの店の姉妹店<すしや通り店>の調査・登録:暮坪そば・もりそばとミニ天丼


 こちらは「おつまみ3点」です。いぶりがっこ・わさびの茎・鯛の酒盗ですが、いずれも酒のアテにぴったりです


 ということでお酒にしましょう。こちらは青森の地酒、特別純米酒の「縄文明水」です。キリッと辛く後を引く味です。


 さっそくお蕎麦をいただきましょう。こちらは「くれつぼそば」です。岩手県遠野産の「かぶ」をおろしたもので、大根おろしとはまた一味違う味わいがあります。




 お酒のお替りは青森の地酒、純米吟醸の「七力」です。香りの品が良く、濃厚な米の旨みを感じます。


 こちらは「サービスセット」です。「もりそば」と「ミニえび天丼」のセットです。そばは「本当に手打ち?」と思えるほどエッジが立ち均一で綺麗に打たれています。




 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★十和田 メトロ通り店
  所在:東京都台東区浅草1-33-5
  電話:03-3843-5409
  品代:おつまみ3点500円、縄文明水800円、くれつぼそば950円、七力800円、サービスセット1,200円

むとう(中央区日本橋室町)の「本日のおまかせ」等

2014年08月18日 | 蕎麦屋(都内)
【平成26年8月某日 調査・登録】
 こちらの店「むとう」は、創業間もないにもかかわらず、「ミシュランガイド東京・横浜・湘南」で4年連続で一つ星に輝く、手打ち十割蕎麦と旬の野菜をウリにした店です。店主は九段一茶庵で修行された後、こちらの店をオープンしたそうです。




 まずはお酒をいただきましょう。「一番辛口のお酒を」とお願いしていただいたのがこちらの福岡の地酒「美田(純米)」です。深みのある味わいと後味のキレが良い辛口です。


 さて、ランチの「本日のおまかせ」をいただきます。簡単なコース料理です。まずは「南瓜のスープ」です。自然の甘味が感じられます。


 次は「蕎麦豆腐と夏野菜の椀」です。旬の野菜が美味です。自然の恵みの美味しさを強く感じることができます


 次は「鱸の塩焼き」です。サッパリとした鱸が酒のアテにぴったりです


 ということでお酒のお替りをいただきました。こちらは愛知の「義侠(純米)」です。穏やかな香りとスッキリとした味わいが特徴です。


 さて、いよいよ「そば」です。こちらの店では信州の蕎麦を使うことが多いようですが、今日は「茨城の秋そば」だそうです。そばは太めでしっかりとした食感があり、口の中に蕎麦の香りが漂います。汁には二年物の枯れ本節が使われ、キレとコクがあります。とても美味しくいただきました



 ここで蕎麦湯をいただきます。濃厚なため、かき混ぜる匙が付いてきます。こちらも蕎麦の風味を堪能できます



 最後は「デザート」のプリンです。


 ごちそうさまでした。さすがにミシュランの星に輝く店ですね。




★むとう
  所在:東京都中央区日本橋室町1-13-1
  電話:03-3231-7188
  品代:美田(純米)900円、本日のおまかせ3,390円、義侠(純米)1,200円