蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

妻恋坂けい吾(文京区湯島)の「天ざる蕎麦」「かけ蕎麦」等

2017年02月25日 | 蕎麦屋(都内)
【平成29年2月某日 調査・登録】
 こちらの店「妻恋坂けい吾」は、カウンター越しに食材をさばいたり天婦羅を揚げる所作を見ながら、美味しい料理を楽しむことができるカウンター割烹の店です。店主の阿部圭吾氏は千代田区猿楽町の松翁でそばの修行をされた方です。カウンター7席+テーブル8席(4名席×2)のお店で、ディナータイムは、四季折々の会席料理と自家製紛の十割蕎麦を中心としたコース料理が提供されます。






 ランチタイムは、「そば」と「天婦羅」のみの提供です。まずはお酒をいただきましょう。秋田の「新政 亜麻猫」です。爽やかな香りと不思議な酸味が特徴の美味しいお酒です


 こちらは「天ざる蕎麦」です。まずは奄美大島の車海老です。調理の前に桶に入れて活車海老を披露してくれました。新鮮なことは折り紙付きで、頭が香ばしく揚げられています。塩で美味しくいただきました




 こちらは身です。プリプリしていてジューシーです。


 こちらは「椎茸」です。とても大きく肉厚です。


 この後、「姫もろこし」の天婦羅もありましたが、美味しさのあまり撮影し忘れました。天婦羅の最後は「穴子」です。カラッと香ばしく揚がっています




 さて、いよいよそばです。自家製粉でしかも生粉打ち(十割)とのことですが、ボソボソ感が全くなく、喉ごしも滑らかで十割とは思えない仕上がりです。汁は辛口です。




 こちらは「かけ蕎麦」です。汁は出汁が効き適度な塩分が美味しさを引き出しています。




 仕上げは勿論「そば湯」です。「松翁」ゆずりのそば湯で、ポタージュのように濃厚で蕎麦の香りを楽しめました


 ごちそうさまでした。昼から、そばと天婦羅とお酒を思う存分楽しめました。お若い店主ご夫妻がとても感じよく、また、最後までお見送りをしてくださいました。また、お邪魔します。

★妻恋坂けい吾
 所在:東京都文京区湯島3-10-10
 電話:03-6803-0817
 品代(税別):新政 亜麻猫(5勺×2=1合)1,400円、天ざる蕎麦2,800円、かけ蕎麦1,300円