蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

満留賀静邨(千代田区神田神保町)の「海老入り卵焼き」「せいろ」等

2012年03月31日 | 蕎麦屋(都内)
【平成24年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「満留賀静邨」は、神田神保町の「すずらん通り」から横道に少し入ったところにある蕎麦屋です。



 気温が上がり、すっかり春めいてきましたが、まだ桜は咲いていません。今年の開花は例年より遅くなりそうです。
 さて、まずは「突き出し」で一杯飲りましょう。栃木の銘酒「天鷹」の本醸造です。


 こちらは「海老入り卵焼き」です。これは絶品です。甘さは極端に控えられ、ふんわりと焼かれた卵に海老の風味が漂っています。酒のアテに最高です。


 〆は「せいろ」です。店内の石臼で自家製粉された蕎麦粉で手打ちされています。麺は少し太めで、しっかりとしたコシがあり、うずらの卵や胡麻だれも付いています。



★満留賀静邨(せいそん)
  所在:東京都千代田区神田神保町1-27
  電話:03(3292)0275
  品代:天鷹(本醸造)600円、海老入り卵焼き750円、せいろ600円

石臼挽き十割蕎麦Cafe 麺.s喰楽部 九段製麺舎(千代田区飯田橋)の「山海盛合わせ天ぷら」「十割生蕎麦」等

2012年03月26日 | 蕎麦屋(都内)
【平成24年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「石臼挽き十割蕎麦Cafe 麺.s喰楽部 九段製麺舎」は、ホテルグランドパレスの隣にある小さな蕎麦屋で、店主一人で店を切り盛りしています。
 国産の蕎麦粉を石臼で挽き、十割の蕎麦を注文を受けてから製麺機で押し出し、ゆでたてを提供しています。


 こちらは「山海盛合わせ天ぷら」です。


 こちらは「油揚げペペロンチーノ」です。油揚げがコンガリと焦げています


 こちらは「じゃがいもチップス」です。市販のポテトチップスとは違い、厚手で食感・質感がしっかりしています。


 そして、〆は「十割生蕎麦」です。そばはノド越しが良く、汁はアッサリしています。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★石臼挽き十割蕎麦Cafe 麺s喰楽部 九段製麺舎
  所在:東京都千代田区飯田橋1-3-8KDビル1階
  電話:03-3556-3225
  品代:山海盛合わせ天ぷら750円、油揚げペペロンチーノ350円、じゃがいもチップス400円、十割生蕎麦(並)500円

明月庵ぎんざ田中屋(豊島区南池袋)の「御膳せいろ」「月替わりセット」

2012年03月24日 | 蕎麦屋(都内)
【平成24年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「明月庵ぎんざ田中屋」の本店は、銀座6丁目のソニー通りにあります。元々は練馬に本店がありましたが、平成19(2007)年に閉店し、銀座に移転しました。香り豊かな江戸蕎麦と天然にこだわった旬の食材を使った酒肴が美味です。
 《前回のこちらの店の本店の調査・登録:若竹蕎麦・ごまだれ


 「御膳せいろ」には、最高級の玄蕎麦をこちらの店特製の石臼で挽いた粉が使われています。また、汁には上質の鰹節がふんだんに使われ、苦みや雑味のないすっきりとした味に仕上げられています。



 「月替わりセット」は、「焼鳥丼」「せいろ又はかけ」「小鉢」で構成されています。香ばしく焼かれた焼鳥がそばに良く合います。




 仕上げは勿論「そば湯」です。素敵な器です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★明月庵ぎんざ田中屋 西武池袋店
  所在:東京都豊島区南池袋1-28-1西武池袋本店8階
  電話:03-6912-5689
  品代:御膳せいろ800円、月替わりセット1,790円

青山 川上庵(港区南青山)の「鴨南そば」「せいろ」

2012年03月13日 | 蕎麦屋(都内)
【平成24年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「青山 川上庵」は表参道の近く、青山通りから少し奥まった閑静な住宅街にあります。モダンな内装がお洒落で、店内には軽快なJAZZの音色が流れています。本店は軽井沢にあります。



 こちらは「鴨南そば」です。鴨や葱はコンガリと焼かれ、香ばしさ満点です。汁と一体となって鴨の風味が漂い、食欲をそそります。そばもとても美味しく打たれています。




 こちらは「せいろ」です。「鴨南そば」同様、丁寧に打たれたそばは絶品です



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★青山 川上庵
  所在:東京都港区南青山3-14-1
  電話:03-5411-7171
  品代:鴨南そば1,890円、せいろ960円

横浜元町 一茶庵(横浜市中区)の「湯葉と豆富のそば小膳」「一茶庵せいろ」「おろしそば」

2012年03月11日 | 蕎麦屋(都外)
【平成24年3月某日 調査・登録】
 今日は横浜元町にまいりました。いつ訪ねても変わらない歴史と伝統に培われた街並みです。「キタムラ」や「ミハマ」も健在です。



 さて、横浜といえば中華料理や洋食が有名ですが、美味しいそばもあります。ということで本日は元町通りから一本裏に入った元町仲通りにある「横浜元町 一茶庵」です。「一茶庵」は、そば名人として有名な故・片倉康雄氏が開業しました。片倉康雄氏は明治37年生まれで、著名な文士や北大路魯山人と交流しながら、そば打ちの技術だけでなく、素材や道具の選定、器造りなどにも傾倒し、そばを芸術の域にまで高めた方です。




 こちらの「湯葉と豆富のそば小膳」は、「京都直送の湯葉のお刺身」「京がんもの煮物」「お料理一品」「せいろ又はかけそば」「わらび餅」で構成されています。「ゆばのお刺身」は、京都より直送されたものが使われているそうですが、滋味あふれるしっとりとした味わいが実に美味です。「京がんもの煮物」は、 京がんもと茄子などがそば汁で煮込まれています。「わらび餅」は、滑らかで上品な味わいの甘味です。
 こちらの店のそば汁は、出汁を取る直前に削る香り豊かな薩摩産の本枯節がふんだんに使われています。節の持つ旨味が最大限に引き出され、味わいがとても豊かです







 「一茶庵せいろ」は、石臼挽きの良質な蕎麦粉が使われた手打ちの二八そばです。ノド越しもよく実に美味です



 「おろしそば」は、強い辛味を持つ辛味大根が使われています。ピリっとくる味わいが美味しいそばを惹き立てています。





 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★横浜元町 一茶庵
  所在:神奈川県横浜市中区元町1-40 2階
  電話:045-664-6651
  品代:湯葉と豆富のそば小膳1,785円、一茶庵せいろ840円、おろしそば1,260円