【平成20年11月某日 調査・登録】
こちらの店「生粉打ち亭」は前掲の「たかさご」のすぐそばにありますが、「たかさご」同様に土地勘がない方には少し分かりづらい所にあります。
店名の由来にもなっている「生粉打ち(きこうち)」とは、小麦粉・山芋・布海苔などの「つなぎ」を一切使わずに、蕎麦粉と水だけで打つ蕎麦のことを言います。
こちらの店では、福井・山形・栃木などから取り寄せた国内厳選蕎麦を用いて、店内に設けられたガラス張りのそば打ち処で、皮むき・製粉し、薫り高い蕎麦を打っています。この店内のそば打ち処では「そば打ち教室」も催されています。
「三種盛り」は、(画像左から)江戸そば・田舎そば・津軽そばの盛り合わせです。
この店は、蕎麦だけでなく、そばつゆにも大変なこだわりを持っています。醤油は島根の再仕込み醤油、味醂は伝承古式醸造法による昔仕込本味醂、砂糖は阿波和三盆糖およびグラニュウ糖が使われています。出汁は鰹節・昆布・どんこを使用して1時間じっくりと煮出して取られますが、鰹節は本枯節の厚削り・昆布は利尻昆布・どんこは国産が使われています。
「江戸そば」は、皮むきした丸抜きそばを自家製粉し、メッシュ30番で篩った粉を80%、20番で篩った粉を20%混ぜて打ったそばだそうです。3種類のそばの中では最も白い色をしています。
「田舎そば」は、皮のついたままのそば「玄そば」を50%、丸抜きそばを50%混ぜ、自家製粉した粉をメッシュ40番で篩った粉を使用しているそうです。3種類の中では一番黒くて太く、香りもひと際高く仕上がっています。
「津軽そば」は、「江戸そば」の粉を使用し、呉汁(大豆をすりつぶした汁)で打ったそばで、青森の郷土そばだそうです。製法が複雑なため消滅し、今では幻のそばといわれているそうです。独特の食感と甘みがあり、3種類の中では、のど越しが一番よく仕上がっています。
「山かけそば」
仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。
★生粉打ち亭
所在:東京都新宿区納戸町10番地
電話:03(3235)7177
品代:三種盛り1,500円、山かけそば1,200円
こちらの店「生粉打ち亭」は前掲の「たかさご」のすぐそばにありますが、「たかさご」同様に土地勘がない方には少し分かりづらい所にあります。
店名の由来にもなっている「生粉打ち(きこうち)」とは、小麦粉・山芋・布海苔などの「つなぎ」を一切使わずに、蕎麦粉と水だけで打つ蕎麦のことを言います。
こちらの店では、福井・山形・栃木などから取り寄せた国内厳選蕎麦を用いて、店内に設けられたガラス張りのそば打ち処で、皮むき・製粉し、薫り高い蕎麦を打っています。この店内のそば打ち処では「そば打ち教室」も催されています。
「三種盛り」は、(画像左から)江戸そば・田舎そば・津軽そばの盛り合わせです。
この店は、蕎麦だけでなく、そばつゆにも大変なこだわりを持っています。醤油は島根の再仕込み醤油、味醂は伝承古式醸造法による昔仕込本味醂、砂糖は阿波和三盆糖およびグラニュウ糖が使われています。出汁は鰹節・昆布・どんこを使用して1時間じっくりと煮出して取られますが、鰹節は本枯節の厚削り・昆布は利尻昆布・どんこは国産が使われています。
「江戸そば」は、皮むきした丸抜きそばを自家製粉し、メッシュ30番で篩った粉を80%、20番で篩った粉を20%混ぜて打ったそばだそうです。3種類のそばの中では最も白い色をしています。
「田舎そば」は、皮のついたままのそば「玄そば」を50%、丸抜きそばを50%混ぜ、自家製粉した粉をメッシュ40番で篩った粉を使用しているそうです。3種類の中では一番黒くて太く、香りもひと際高く仕上がっています。
「津軽そば」は、「江戸そば」の粉を使用し、呉汁(大豆をすりつぶした汁)で打ったそばで、青森の郷土そばだそうです。製法が複雑なため消滅し、今では幻のそばといわれているそうです。独特の食感と甘みがあり、3種類の中では、のど越しが一番よく仕上がっています。
「山かけそば」
仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。
★生粉打ち亭
所在:東京都新宿区納戸町10番地
電話:03(3235)7177
品代:三種盛り1,500円、山かけそば1,200円