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(つづき)
「69-1番」。
年始の記事で路面電車の代替バスについて触れましたが、こちらは1983年3月、国鉄筑肥線の博多~姪浜間廃止に伴う代替バスとして、「11番」「58番」とともに運行を開始した路線で、まもなく登場から42年。
“代替バスは、旧筑肥線の区間をなるべく忠実にたどる「69番」と、その派生で、より利便性を追求した「11番」と「58番」の3路線であった。
ちなみに「11番」の番号は、それまで現在の「96番 藤崎~長住線」が使っていたが、このときの改正で「11番」から「96番」に改番となった。
「69番」は当初、【姪浜駅~藤崎~昭代~小笹~百年橋~博多駅】、及びその派生である【下長尾~小笹~百年橋~博多駅】という2系統でスタートした。
その後、下長尾系統が桧原営業所まで延び、また西側は藤崎までの運行となり(ほんの一時期、野方まで行っていたこともあったが)、現在は桧原行きが「69番」、藤崎行きが「69-1番」に分割され、本家が分家に乗っ取られたようなカタチとなっている”
…と過去の記事でも書いていました。
代替バスのために新たにバスの営業所を造るという大事業でしたが、その営業所は現存しないものの、2025年現在でも「11番」「58番」「69番」はいずれも健在。
西鉄宮地岳線の部分廃止(西鉄新宮~津屋崎)に伴う代替バスも、当初は「26A」(津屋崎系統)、「1-3番」「5番」の3路線が設定されていたものが、「1-3番」は鉄道廃止からわずか2年で廃止、「5番」も鉄道廃止から13年で廃止となり、現在は「26A」の津屋崎系統が1日数本だけ残っている状態であり、筑肥線代替バスとは大きな違い。
そう考えると、筑肥線の部分廃止は、より“もったいなかった”と言うことができるのかも。
(つづく)
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