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福岡のバスのことなど・・

see the light of day(1)

2011年09月30日 | 交通
このブログも、開始から既に6年半弱が経過しており、過去に書いたことを自分でも忘れていることが多々ある。
あとから読み返してみて、「結構いいこと書いてるじゃん」と思うこともごくたまにあるので(←完全なる自画自賛ですが(笑))、思いついたときに日の目を見せてあげたいと思う。

第一回は、2006年2月に書いた西鉄宮地岳線(現在の貝塚線)に関しての提案。

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今回は、既存のインフラ活用策として、私が普段から考えている策を一方的に提案してみたいと思う。
その策とは、
【地下鉄箱崎線を廃止した上で、中洲川端~貝塚間の敷地(地下部分)を西鉄にリースして、西鉄宮地岳線を貝塚から中洲川端まで延長する】
というものである。
これには以下のようなメリットが考えられる。
・地下鉄箱崎線は廃止となるが、その分、相対的に収益性が高い空港線の天神~博多~空港方面への増便ができる。
・市としては、採算がとれていない箱崎線を切り離し、一定のリース料を受け取る仕組みとすることで、経営の安定化が図れる(既存の箱崎線区間は、宮地岳線サイズでちょうどいいと思われる)。
・西鉄としては、宮地岳線を福岡市都心部(中洲川端)まで乗り入れることで、乗客増が見込める。
・実際の工事は、中洲川端~貝塚間のみで行えばよいことから、貝塚から東の既存の宮地岳線の線路、踏切、駅舎、車両等を工事する必要がなく、地上交通への影響も少なくて済む。
・中洲川端~天神間は料金が100円となるので、三苫、香椎方面から電車で天神に行く場合の料金はかなり安くなる(はずである)。
・箱崎線と宮地岳線の相互乗り入れなんて、いつできるかわからない実現性の乏しい計画をいつまでも論議する必要がなくなる。
・現在、香椎新副都心地区にある千早駅(JRと西鉄が同じ場所にある)は、JRに客が流れることを懸念してか、バスの乗り入れがほとんど行われていないが、西鉄電車への乗り換えも見込めるため、アイランドシティ、香椎浜方面、及び若宮、松崎方面等からの乗り入れが進み、利便性が向上する。
…など、メリットは多いと思う。
デメリットとしては、天神から県庁、九大(箱崎)方面へ鉄道で向かう場合に必ず中洲川端での乗り換えが必要となることがあげられるが、空港線天神駅と七隈線天神南駅のように何百メートルも歩く必要はなく、また、現在でも乗り換えの習慣がない訳ではないので、そこまで大きな抵抗はないのではないだろうか。
また、空港線や七隈線から、箱崎線区間へ向かう場合に、値上げとなってしまうことから、この点は、料金設定で救済する必要が出てくるだろう。

私が勝手に考えている案ではあり、フィージビリティスタディをやった訳でもないが、西鉄と福岡市が手を組む足がかりとして他に波及させる意味でも、手っ取り早くて意外に現実的な案ではないかと思うのだがどうだろうか?
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貝塚線の話題は、たまにニュースなどでも出てくるのだが、計画や構想の話の域をなかなか出ることはなく、時間だけが経過しているというのが現状である。
でも、今回ふと取り上げてみたくなったということは、もしかしたら、何らかの「虫の知らせ」なのかも…?。
(つづく)

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