最初の2歳馬による南関東重賞の鎌倉記念。北海道から4頭が参戦してきました。
レッカの逃げは予想された展開のひとつ。ナンテカが2番手でがっちりマーク。ヴァンフォールが3番手。人気のブンブイチドウは発走で右によれたこともあり後方から。ペースは速かったです。
向正面で好位のスマートパダカとテンダン,後方のドラゴンキラリ,ブンブイチドウといったあたりが進出開始。逃げたレッカが先頭で直線に入ってきましたが,すぐにナンテカが交わしました。好位から上がってきたグループに伸びはなく,後方から追い込んできた2頭はよく伸びたものの前には届かず。ナンテカが優勝。2着にドラゴンキラリでブンブイチドウが3着。
優勝したナンテカは北海道で4戦3勝。1000mと1200mばかりでしたので距離延長と左回りというふたつの課題がありましたが,両方クリアしました。スピード能力が上であったという印象で,そういう意味では不良馬場はむしろ味方したかもしれません。この距離は昨晩レコードタイムが出たのですが,2歳馬にしては時計も優秀だと思います。父と母の日本での母系祖先が同一というやや珍しい血統構成の馬。
鞍上は大井の坂井英光騎手。7月のサンタアニタトロフィー以来の南関東重賞制覇で鎌倉記念は初優勝。管理しているのは北海道の角川秀樹調教師で,このレースが2歳戦となって以降,南関東以外の所属馬が勝ったのは初めてです。
話が少し前後しますが,このようにして一般病棟での入院生活が始まりました。その中で変わったことというと,血糖値を自分で計測し,かつノートに書きとめるようになったことで,自分の血糖値の推移というものを,自分で把握できるようになったことでした。と同時に,たとえば体調に異変があったときに,これは血糖値が高いからではないかとか,逆に低くなっているからではないかなどと,血糖値と結びつけてそれを考えるようになったことです。たとえば5日の午前中は,異常な感覚があり,これは血糖値が高くなっているのではないかと思っていたら,果たして昼前に計測したとき,352㎎/dlありました。つまりそれまでは単に身体の異常な感覚としてしか意識できなかったことを,血糖値との関係で考えるようになったわけです。これは糖尿病を発症したことによる最大の変化であったといえるかもしれません。
一方,この時期に最も辛かったことは何かといえば,唇の荒れと渇きでした。口渇は治まっていましたから,唇を舐めて濡らすことはできたのですが,とくに一般病棟に移動してから少しの間は,ひどい荒れがありました。もともと唇は乾きやすく,冬場はリップクリームを手放せなかったのですが,ある程度の湿気があった筈の病院内なのに,このときの荒れのひどさはこれまでの人生最大でした。あまりに辛かったのでその旨を看護士に言いますと,ワセリンをくれましたので,それを塗るようにしました。このワセリンは使いかけのもので少量しか入っていませんでしたので,後に5階の売店でリップクリームを買って,それをこまめに塗るようにしまして,なんとか退院前には治まりました。
これが最も辛かったことであったということは,逆にいえば,病気の方に関しては,もうそうも辛いと思えることが生じなかったということでもあります。
レッカの逃げは予想された展開のひとつ。ナンテカが2番手でがっちりマーク。ヴァンフォールが3番手。人気のブンブイチドウは発走で右によれたこともあり後方から。ペースは速かったです。
向正面で好位のスマートパダカとテンダン,後方のドラゴンキラリ,ブンブイチドウといったあたりが進出開始。逃げたレッカが先頭で直線に入ってきましたが,すぐにナンテカが交わしました。好位から上がってきたグループに伸びはなく,後方から追い込んできた2頭はよく伸びたものの前には届かず。ナンテカが優勝。2着にドラゴンキラリでブンブイチドウが3着。
優勝したナンテカは北海道で4戦3勝。1000mと1200mばかりでしたので距離延長と左回りというふたつの課題がありましたが,両方クリアしました。スピード能力が上であったという印象で,そういう意味では不良馬場はむしろ味方したかもしれません。この距離は昨晩レコードタイムが出たのですが,2歳馬にしては時計も優秀だと思います。父と母の日本での母系祖先が同一というやや珍しい血統構成の馬。
鞍上は大井の坂井英光騎手。7月のサンタアニタトロフィー以来の南関東重賞制覇で鎌倉記念は初優勝。管理しているのは北海道の角川秀樹調教師で,このレースが2歳戦となって以降,南関東以外の所属馬が勝ったのは初めてです。
話が少し前後しますが,このようにして一般病棟での入院生活が始まりました。その中で変わったことというと,血糖値を自分で計測し,かつノートに書きとめるようになったことで,自分の血糖値の推移というものを,自分で把握できるようになったことでした。と同時に,たとえば体調に異変があったときに,これは血糖値が高いからではないかとか,逆に低くなっているからではないかなどと,血糖値と結びつけてそれを考えるようになったことです。たとえば5日の午前中は,異常な感覚があり,これは血糖値が高くなっているのではないかと思っていたら,果たして昼前に計測したとき,352㎎/dlありました。つまりそれまでは単に身体の異常な感覚としてしか意識できなかったことを,血糖値との関係で考えるようになったわけです。これは糖尿病を発症したことによる最大の変化であったといえるかもしれません。
一方,この時期に最も辛かったことは何かといえば,唇の荒れと渇きでした。口渇は治まっていましたから,唇を舐めて濡らすことはできたのですが,とくに一般病棟に移動してから少しの間は,ひどい荒れがありました。もともと唇は乾きやすく,冬場はリップクリームを手放せなかったのですが,ある程度の湿気があった筈の病院内なのに,このときの荒れのひどさはこれまでの人生最大でした。あまりに辛かったのでその旨を看護士に言いますと,ワセリンをくれましたので,それを塗るようにしました。このワセリンは使いかけのもので少量しか入っていませんでしたので,後に5階の売店でリップクリームを買って,それをこまめに塗るようにしまして,なんとか退院前には治まりました。
これが最も辛かったことであったということは,逆にいえば,病気の方に関しては,もうそうも辛いと思えることが生じなかったということでもあります。