スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王将戦&完治

2011-01-09 19:22:57 | 将棋
 久保利明王将に豊島将之六段が挑戦という,関西勢同士のタイトル戦となった第60期王将戦七番勝負第一局。
 振駒で豊島六段の先手。久保王将のごきげん中飛車で,③の▲4八銀△5五歩。最近はこの戦型が多いですが,トッププロの課題なのでしょう。先手が左の銀も繰り出していったのに対し,後手は△3ニ銀型なので美濃囲いの銀で応戦。先手が3筋から仕掛け,一旦は5筋に回った飛車を3筋に回るという工夫をみせました。そして第1図に。
                         
 ここで先手は▲9七角。振飛車には角交換というのは,すでに過去の格言にもなりつつありますが,先手はそれを狙っていったわけです。ただ,このような形で交換すると,先手の香車も上ずるので,効率は良くない印象も受けます。実戦も交換の後すぐに△9五歩と突かれ,▲同歩△9六歩▲同香△6三角(第2図)で先手の香損がほぼ確定。玉側の香車ですので,普通よりさらに大きい差といえるのではないでしょうか。
                         
 もちろん先手としてもこれは想定内で,これでもやれると考えていたのでしょう。しかし取られた香車を8四に打つ後手の攻めが厳しく,ほぼ一方的な内容で後手の勝ちになりました。
 久保王将が先勝。第二局は21日と22日です。

 妹に対する新たなる支援が開始された12月13日は,の主治医であるN先生との会見が予定されていました。これが午後5時から。妹の作業の終了時刻は午後4時ですから,妹が家に帰ってくるのを待っていたのでは会見に間に合いません。ということで,僕が作業所まで妹を迎えに行き,そのまま磯子中央病院へと直行しました。したがってこの日は,朝は作業所まで妹を送って行く必要はありませんでしたが,作業所には行ったということになります。冷たい雨が降る寒い日でした。
 すでにお話ししましたように,母はリハビリ病棟へと移動してからは,小脳出血自体に関しては治療らしい治療が行われていませんでした。ただ,会見の前には検査をするというのが通例で,会見においてその結果がN先生の方から伝えられます。よって12月10日の金曜に,母は脳のCTを撮影していました。
 その撮影直前の一時帰宅がうまくいきましたから,このときの話題は,退院に関することが中心になるであろうと僕は思っていましたし,これは母も同様でした。アパートの叔父もできれば参加したかったようですが,時間的に無理とのこと。ということでこの日も,僕と母だけがN先生の話を聞くという形になりました。この会見は,母が入院している階のナースステーションで行われる場合と,1階にあるN先生の診察室で行われる場合の2パターンがありました。これはおそらく,会見が行われる当日に,N先生の外来の診察があるのか否かによって区別されていたのではないかと思います。この日は診察室での会見。なお,妹をひとりで病室に残しておくというわけにはいきませんから,会見には妹も同席はしています。
 まず最初に,検査で撮影された写真を見せられましたが,出血はかなり引いていました。ただし完全にというわけではなく,いくらかではありますが,その痕跡ははっきりとみてとることができました。ただ,N先生の判断によれば,これはもう問題にもならないという程度のもの。したがって,ときおり垣間見られる後遺症に関してはまた別ですが,10月8日に発症したと思われる脳内出血それ自体だけに限っていうのであれば,もうこの時点で完治したとみなしていいということでした。
コメント
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