醤油で有名な千葉県野田市で指された第37期女流名人位戦五番勝負第二局。
清水市代女流六段の先手で▲7六歩△3四歩▲6八玉。ここで里見香奈女流名人は構わず△5四歩。いきなりの乱戦かと思いきや▲2六歩で普通のごきげん中飛車に。③▲4八銀に合流。ただこうなるのなら3手目に▲6八玉と指す意味はないように思えます。先手が中央に厚く構える形に進展。これは清水女流六段の好みの指し方といえるでしょう。ただし抑え込みにいくというのではなく,戦いに打って出ました。

4六にいた銀を上がったところ。今日はここまで棋譜を確認して外出。そのまま終局まで観戦できなかったのですが,△同飛と取っていたのには驚きました。当然の▲同銀に歩を連打して飛車を吊り上げ,△4五銀と桂馬を取り,7三の桂を8五に跳ねて角をひかせ,両取りを狙いに△8四桂。先手は▲8六飛(第2図)と受けました。

先手は飛車を取ったとはいえ銀と桂馬を取られていて,駒得ではありません。▲8五飛と取れば△7六桂とされますから,駒得になるというわけでもないので,取った飛車をこんなところに打って受けなければいけないのではまずいのではないかと思うのですが,それでも難しかった,というか先手の方が指せるくらいであったのかもしれません。
この後は攻め合いに。ただどことなく先手がもたついてしまったようで,後手の攻めが決まる形となり,後手が勝っています。
里見女流名人が連勝で防衛に王手。このまま一気にいくようであれば,いよいよ本格的な新時代に突入といえるでしょう。第三局は来月15日です。
僕の方ですが,27日に再び信用金庫に出掛け,ここの口座の相続を完了させました。
借金完済のときにあった口座相続の手続きに関係する不備ですが,これは相続人の署名に関するものでした。遺書はありませんでしたので,父の遺産は僕と母,そして妹の3人で相続することになります。その相続を相続人代表として僕が行うのですが,提出する書類の相続人の欄の署名に関しては,自署でなければならないというのが信用金庫側からの不備の指摘でした。僕は母や妹の名前も住所も自分で書いて提出したのです。
これは書き直せばいいというだけのことですから,大した問題ではないといえばその通りです。実際に母に関しては,小脳出血というのはそういう方面での後遺症が残るものではありませんでしたから,書いてもらうのは簡単です。しかし妹の分もとなりますとそれがそうでもないのです。
妹は平仮名と片仮名に関しては読み書きができますし,いくつかの漢字については読んだり書いたりできるものもあります。そして自分の名前は漢字で書くことができます。しかし住所はそうではありません。前に形式上の建前にすぎない委任状というのを2通ほど書いたわけですが,そのときは住所まで僕が書いて,妹には自分の名前だけを書かせたのです。そして委任状はそれで問題ありませんでした。しかしこの書類は,住所も自署でなければならないということだったのです。そこで僕も妹が重度知的障害者であることを伝えたのですが,それでも自署でなければならない,そうでなければ後見人を立ててもらわなければならないということでしたから,それも面倒なので平仮名で書かせました。
ところがこの日にそれを提出しますと,今度は漢字が書けないのかと言ってくる。僕もそうしろというからそうしたまでなので少しばかり腹が立ちました。そもそも,妹は相続の何たるかということを理解できないのですから,これは書類が自署でなければならないとか,後見人を立てるとかいう以前の問題なのです。相続の何たるかを理解していないのですから,財産分与で問題が生じることもないのです。それでも話をして漢字が書けないことが確認できればよいということになりましたので,この日のうちにどうにか口座の払い戻しは完了しました。担当の人は後に電話をかけて妹と話すと言っていましたが,本当に電話があったのかどうか,僕は知りません。
清水市代女流六段の先手で▲7六歩△3四歩▲6八玉。ここで里見香奈女流名人は構わず△5四歩。いきなりの乱戦かと思いきや▲2六歩で普通のごきげん中飛車に。③▲4八銀に合流。ただこうなるのなら3手目に▲6八玉と指す意味はないように思えます。先手が中央に厚く構える形に進展。これは清水女流六段の好みの指し方といえるでしょう。ただし抑え込みにいくというのではなく,戦いに打って出ました。

4六にいた銀を上がったところ。今日はここまで棋譜を確認して外出。そのまま終局まで観戦できなかったのですが,△同飛と取っていたのには驚きました。当然の▲同銀に歩を連打して飛車を吊り上げ,△4五銀と桂馬を取り,7三の桂を8五に跳ねて角をひかせ,両取りを狙いに△8四桂。先手は▲8六飛(第2図)と受けました。

先手は飛車を取ったとはいえ銀と桂馬を取られていて,駒得ではありません。▲8五飛と取れば△7六桂とされますから,駒得になるというわけでもないので,取った飛車をこんなところに打って受けなければいけないのではまずいのではないかと思うのですが,それでも難しかった,というか先手の方が指せるくらいであったのかもしれません。
この後は攻め合いに。ただどことなく先手がもたついてしまったようで,後手の攻めが決まる形となり,後手が勝っています。
里見女流名人が連勝で防衛に王手。このまま一気にいくようであれば,いよいよ本格的な新時代に突入といえるでしょう。第三局は来月15日です。
僕の方ですが,27日に再び信用金庫に出掛け,ここの口座の相続を完了させました。
借金完済のときにあった口座相続の手続きに関係する不備ですが,これは相続人の署名に関するものでした。遺書はありませんでしたので,父の遺産は僕と母,そして妹の3人で相続することになります。その相続を相続人代表として僕が行うのですが,提出する書類の相続人の欄の署名に関しては,自署でなければならないというのが信用金庫側からの不備の指摘でした。僕は母や妹の名前も住所も自分で書いて提出したのです。
これは書き直せばいいというだけのことですから,大した問題ではないといえばその通りです。実際に母に関しては,小脳出血というのはそういう方面での後遺症が残るものではありませんでしたから,書いてもらうのは簡単です。しかし妹の分もとなりますとそれがそうでもないのです。
妹は平仮名と片仮名に関しては読み書きができますし,いくつかの漢字については読んだり書いたりできるものもあります。そして自分の名前は漢字で書くことができます。しかし住所はそうではありません。前に形式上の建前にすぎない委任状というのを2通ほど書いたわけですが,そのときは住所まで僕が書いて,妹には自分の名前だけを書かせたのです。そして委任状はそれで問題ありませんでした。しかしこの書類は,住所も自署でなければならないということだったのです。そこで僕も妹が重度知的障害者であることを伝えたのですが,それでも自署でなければならない,そうでなければ後見人を立ててもらわなければならないということでしたから,それも面倒なので平仮名で書かせました。
ところがこの日にそれを提出しますと,今度は漢字が書けないのかと言ってくる。僕もそうしろというからそうしたまでなので少しばかり腹が立ちました。そもそも,妹は相続の何たるかということを理解できないのですから,これは書類が自署でなければならないとか,後見人を立てるとかいう以前の問題なのです。相続の何たるかを理解していないのですから,財産分与で問題が生じることもないのです。それでも話をして漢字が書けないことが確認できればよいということになりましたので,この日のうちにどうにか口座の払い戻しは完了しました。担当の人は後に電話をかけて妹と話すと言っていましたが,本当に電話があったのかどうか,僕は知りません。