24日に行われた桜花賞トライアルの第17回ユングフラウ賞。
前にいこうとしたのはツウエンティフォー,ゼロアワー,リヴェルベロ,エスカティアの4頭。最内のツウエンティフォーがハナを奪い1馬身半くらいのリードに。リヴェルベロが単独の2番手となり,ゼロアワーとエスカティアが3番手で併走。プラウドフレールが5番手でパトリオットゲームが6番手。この後ろをモンゲーキララ,フリーダム,ウィルシャインの3頭で併走。3馬身差でナーヴィスゼーダとアメストリスが並び最後尾にサティスファイア。最初の600mは36秒9のミドルペース。
直線の入口ではツウエンティフォーとリヴェルベロが併走となりその後ろがエスカティアとプラウドフレール。この中でプラウドフレールの勢いがよく,すぐに先頭に立つと抜け出して快勝。前を捌けず遅れて追い出されたゼロアワーが逃げ粘るツウエンティフォーを差して1馬身半差で2着。逃げたツウエンティフォーが4分の3馬身差で3着。
優勝したプラウドフレールは東京2歳優駿牝馬からの連勝で南関東重賞2勝目。東京2歳優駿牝馬,ユングフラウ賞と連勝したわけですから,桜花賞は最有力候補でしょう。ただこのレースは外枠からスムーズにレースを進められたのに対し,ゼロアワーは苦労していましたから,逆転の可能性もある程度はあると思われます。母の父はネオユニヴァース。4つ上の半兄が一昨年と昨年のフジノウェーブ記念を連覇している現役のギャルダルでひとつ上の半姉が一昨年のローレル賞を勝っている現役のミスカッレーラ。Fleurはフランス語で花。
騎乗した船橋の張田昂騎手は川崎マイラーズ以来の南関東重賞9勝目。第14回以来となる3年ぶりのユングフラウ賞2勝目。管理している船橋の川島正一調教師は南関東重賞36勝目。ユングフラウ賞は初勝利。
自身の感情affectusの真の原因causaが自身にも分からなくなってしまうようなことが生じる要因を,スピノザはふたつの法則が働くからだといっていると吉田は指摘しています。ふたつの法則のうちのひとつが模倣imitatioで,もうひとつが連想associtatioです。ここでは感情の模倣imitatio affectuumを考察の中心として取り上げたいのですが,吉田は連想を先に考察していますので,それをみておきましょう。なお,僕が事前に感情の要因が現実的に存在する人間においては複雑になるということを示した部分は,この連想の方と大きな関係を有しています。というのは現実的に存在する人間がある表象像imagoから別の表象像へと移行することは,連想そのものといっていいからです。つまりこのことについては僕はすでに僕の仕方で説明したのですが,それを吉田がどう探究しているかを確認するということになります。
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吉田は連想がある感情と結びつくメカニズムを,本来は現実的に存在する人間が刺激された感情と無関係である筈の事物が,たまたまその感情に刺激されたときにそこに現実的に存在した,あるいはそのように表象されたということによって,いってみれば巻き添えのような形で,その感情の原因となってしまう場合として説明しています。これは僕の説明とは異なった事例といえるでしょう。吉田が具体例として指摘しているのは以下のようなものです。
ある人間がだれか大切な人を亡くしてしまい悲嘆にくれているとき,葬儀で大量の菊の花を目撃したとします。この菊の花とこの人の悲しみtristitiaは,本来的にはまったく関係がないといわなければなりません。しかしこの人はこれ以降,菊の花を表象するimaginariたびごとに,深い悲しみを感じるということがあり得ます。これはこの人の中で,菊の花の表象像が,大切な人の葬儀の表象像と連結したからで,菊の花を見ると葬儀のことを連想し,それで悲しみを感じるというメカニズムが働くようになるからです。これはごく簡単なメカニズムですから,その当人が菊の花を表象することによって悲しみを感じることがなぜなかが分からないというほどではないでしょう。しかし菊の花はたまたま葬儀のときに表象されただけですから,連想であることに違いはありません。
前にいこうとしたのはツウエンティフォー,ゼロアワー,リヴェルベロ,エスカティアの4頭。最内のツウエンティフォーがハナを奪い1馬身半くらいのリードに。リヴェルベロが単独の2番手となり,ゼロアワーとエスカティアが3番手で併走。プラウドフレールが5番手でパトリオットゲームが6番手。この後ろをモンゲーキララ,フリーダム,ウィルシャインの3頭で併走。3馬身差でナーヴィスゼーダとアメストリスが並び最後尾にサティスファイア。最初の600mは36秒9のミドルペース。
直線の入口ではツウエンティフォーとリヴェルベロが併走となりその後ろがエスカティアとプラウドフレール。この中でプラウドフレールの勢いがよく,すぐに先頭に立つと抜け出して快勝。前を捌けず遅れて追い出されたゼロアワーが逃げ粘るツウエンティフォーを差して1馬身半差で2着。逃げたツウエンティフォーが4分の3馬身差で3着。
優勝したプラウドフレールは東京2歳優駿牝馬からの連勝で南関東重賞2勝目。東京2歳優駿牝馬,ユングフラウ賞と連勝したわけですから,桜花賞は最有力候補でしょう。ただこのレースは外枠からスムーズにレースを進められたのに対し,ゼロアワーは苦労していましたから,逆転の可能性もある程度はあると思われます。母の父はネオユニヴァース。4つ上の半兄が一昨年と昨年のフジノウェーブ記念を連覇している現役のギャルダルでひとつ上の半姉が一昨年のローレル賞を勝っている現役のミスカッレーラ。Fleurはフランス語で花。
騎乗した船橋の張田昂騎手は川崎マイラーズ以来の南関東重賞9勝目。第14回以来となる3年ぶりのユングフラウ賞2勝目。管理している船橋の川島正一調教師は南関東重賞36勝目。ユングフラウ賞は初勝利。
自身の感情affectusの真の原因causaが自身にも分からなくなってしまうようなことが生じる要因を,スピノザはふたつの法則が働くからだといっていると吉田は指摘しています。ふたつの法則のうちのひとつが模倣imitatioで,もうひとつが連想associtatioです。ここでは感情の模倣imitatio affectuumを考察の中心として取り上げたいのですが,吉田は連想を先に考察していますので,それをみておきましょう。なお,僕が事前に感情の要因が現実的に存在する人間においては複雑になるということを示した部分は,この連想の方と大きな関係を有しています。というのは現実的に存在する人間がある表象像imagoから別の表象像へと移行することは,連想そのものといっていいからです。つまりこのことについては僕はすでに僕の仕方で説明したのですが,それを吉田がどう探究しているかを確認するということになります。
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吉田は連想がある感情と結びつくメカニズムを,本来は現実的に存在する人間が刺激された感情と無関係である筈の事物が,たまたまその感情に刺激されたときにそこに現実的に存在した,あるいはそのように表象されたということによって,いってみれば巻き添えのような形で,その感情の原因となってしまう場合として説明しています。これは僕の説明とは異なった事例といえるでしょう。吉田が具体例として指摘しているのは以下のようなものです。
ある人間がだれか大切な人を亡くしてしまい悲嘆にくれているとき,葬儀で大量の菊の花を目撃したとします。この菊の花とこの人の悲しみtristitiaは,本来的にはまったく関係がないといわなければなりません。しかしこの人はこれ以降,菊の花を表象するimaginariたびごとに,深い悲しみを感じるということがあり得ます。これはこの人の中で,菊の花の表象像が,大切な人の葬儀の表象像と連結したからで,菊の花を見ると葬儀のことを連想し,それで悲しみを感じるというメカニズムが働くようになるからです。これはごく簡単なメカニズムですから,その当人が菊の花を表象することによって悲しみを感じることがなぜなかが分からないというほどではないでしょう。しかし菊の花はたまたま葬儀のときに表象されただけですから,連想であることに違いはありません。