スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

NARグランプリ&新たな疑問

2013-01-18 18:55:25 | 地方競馬
 2012年のNARグランプリは15日に発表されました。
 年度代表馬は東京盃を勝った笠松のラブミーチャン。昨年は大レースの勝ち馬がなく,重賞の勝ち馬も僅かに3頭という低調だった地方競馬。その中では最も格上と思えるレースを制しましたので,順当なところでしょう。名古屋でら馬スプリントと習志野きらっとスプリントも制覇。部門別では最優秀4歳以上牝馬と最優秀短距離馬。2009年の年度代表馬,2011年の最優秀4歳以上牝馬で,2年連続3度目の受賞。
 2歳最優秀牡馬は船橋のジェネラルグラント。これは大レースの2着が評価されたもので,妥当でしょうか。船橋所属としてはその1戦だけで,移籍前にはサンライズカップを制しています。今年の南関東クラシックの主役の1頭でしょう。
 2歳最優秀牝馬はエーデルワイス賞を勝った北海道のハニーパイ。この馬はこの部門の最強馬ではないと思うのですが,重賞を制しましたので選出自体は当然。リリーカップも勝っています。川崎に移籍してこちらもクラシックを目指すのでしょうが,スプリンターなのではないかと思えます。
 3歳最優秀牡馬は大井のアートサハラ羽田盃を勝って,大レースでも3着となりましたので,この馬の選出も妥当でしょう。秋が今ひとつの成績となってしまったのは残念で,復活に期待したいところ。
 3歳最優秀牝馬は関東オークスを勝った船橋のアスカリーブル。この馬も部門最強かどうかは意見が分かれるところでしょうが,数少ない重賞の勝ち馬なのですから,選ばれて当然でしょう。ユングフラウ賞,東京プリンセス賞,黒潮盃,戸塚記念と南関東重賞も4勝していて,成績的には文句なしです。
 4歳以上最優秀牡馬は船橋のフリオーソ。昨年は4戦して未勝利でしたが,大レースで2着と3着があり,これだけの実績を残した馬がほかにはありませんから,この馬を選ぶほかありません。2006年が2歳最優秀馬,2007年2008年は年度代表馬,2009年は4歳以上最優秀馬で2010年と2011年は年度代表馬。実に7年連続7度目の受賞で引退となりました。
 最優秀ターフ馬は該当馬なし。ばんえいは割愛します。
 ダートグレード競走特別賞はかしわ記念南部杯を制したエスポワールシチー。傑出した馬が不在で難しかったと思いますが,地方での大レース2勝が評価されるのは自然なことに思えます。2009年以来3年ぶり2度目の受賞。

 ふたつの観点があるということが,タイヤに空気が入って膨張することの観念ideaが,タイヤの観念を有する限りでは神Deusのうちにあるけれども,自転車の観念を有する限りでの神のうちにはないということと,関係しているということは確かでしょう。ただこのことについては,僕がそう感じることの根拠を別の形で示しましたので,これ以上は補足しません。いずれにしても,自転車の観念を有する限りでの神のうちに,その自転車の一部を組織しているタイヤの中に起こることの観念がないということであれば,このことは自転車と同様に,いくつかの物体corpusによって構成されている人間の身体humanum corpusの場合にも,同じ関係が当てはまるであろうこと,すなわち人間の身体を組織している部分の中に何かが起こっても,それはその身体の観念の本性naturaによって説明される限りでの神,つまりこれがその人間の精神mens humanaを意味しますが,その人間の精神によって知覚されない場合があるということを明らかにできれば,僕としては十分です。
 ところで,このように考えを進めていくと,どういった現象に関しては,全体の観念を有する限りでの神のうちにその観念があるといえるのかということが疑問として生じてきます。そしてそれはおそらく,次のように考えられるのではないかと思います。
 全体を組織している部分は,ほかの部分と合一している限りにおいて,その全体の本性に属します。したがって,ある部分の中に何事かが生じて,そのことによってほかの部分との合一unioに変化がもたらされるのであれば,少なくともその観念は全体の観念を有する限りで神のうちにあるといわれなければならないでしょう。というのは,合一が全体の本性に属するのであれば,合一のあり方自体の変化というのは,要するに全体の本性が変化することであると考えられるからです。
 ただ,このとき,全体の観念を有する限りで神のうちにある観念というのは,それ自身の本性に変化がもたらされたということの観念なのか,その変化を生じさせた,部分の中に生じたこと自体の観念なのかということは問題になります。つまりこの場合でも,全体を構成する部分の中に起こることの観念が,全体の観念を有する限りでの神のうちにあるということに直結はしないと思うのです。

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