書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

即時的。

2011年04月04日 00時06分11秒 | 意識論関連
 チンパンジーの利他行動に関する、京大や東大の研究者達は、自分達の観念に基づいた都合の良い結果だけを抽出して相互利他行動の立証だと言い張っている。

 「即時的には自分の利益にならない行動。」(*:注)をチンパンジーが採ったとしても、それが本質的な自律行動判断によるものであるとは限らない。なぜなら、シエラレオネのゲリラに置き換えても、同様の行動くらいは採れるはずであるからだ。だとしたら、それがゲリラの残虐性の反証になるとでも言うのか。

 生物学というのは、いわば進化論などにおける、「結果に対する事後追認的説明。」という平たく言えば、「結果に対する、こじつけ。」の思考形式から脱することができないらしい。

 チンパンジーが、「即時的には自分の利益にならない行動。」を採っている可能性はある。そこに異論はない。即時的には自分の利益にならなくても、後になって自分の利益になりそうなことを予測する程度の知能があっても構わない。だが、それが人間が行う公益倫理的な自律判断のような行動を説明することはできない。

 既に社会生物学の価値は存在しない。そのことは既にこいつらは理解しているはずである。
社会生物学には価値がないことに言及したのは私である。それに対する反論風味な「実証。」を挙げてきたのが山本真也や田中正之である。

 如何なる事後追認的説明を行っても、それらは全てこじつけなのである。そのことは動かしようのない理論的事実である。従来の生物学における事後こじつけパラダイムから脱することができないということ自体が、こいつらの頭の悪さを証明しているのである。

 それとも何か?、従来の生物学におけるあらゆる事後こじつけ的実証の全てを反証しなければ、自律的には判断できないバカしかいないから、無視していても安心だとでも思っているのであろうか。

 そうだとすれば、こいつらは生物学には自発的進歩の必要ない、固定観念だけを追認するだけのお役所仕事がしたいだけなのであり。要するに本質的自発性が全くない、漫然とした体制維持体質にどっぷり浸かっていたいだけの精神的に怠惰な人間に過ぎない。

 たとえ、どんなに体力的に努力していようとも、精神的には怠惰なのである。それは、あたかも命懸けで地下鉄に毒ガスを散布するカルト宗教の幹部と同じ精神構造なのである。

 ヒトであってもチンパンジーであっても、騙し合いは行われる。それは事実である。もはや動かしようのないものである。従って、限定的な利他行動などをどんなにたくさん抽出しても、そこから人間だけが行う公益倫理的な自律判断を「証明。」することはできない。

 本質的な人間としての社会性というものは、進化生物学的な事後追認的説明によって証明するものではなく。個人の意思、意識によって、自発的に行われるものであり。それはどんなにたくさんの行動結果を枚挙しても証明することは構造原理的に不可能である。

 これは、説明しないとわからんか。よっぽどバカなのか?。

 反論すらしてこないな。

 無視しとけば、どうにかなると思っているのかな。

 税金無駄遣いしているんだから、それ相応の説明責任っつうものがあるんだけどな。マスコミも文系なので論理的な理解ができなくて、しかも生物学界の誰も理解したがらないもんだから、ほったらかしで良いと思っているらしい。

*:注 京大の記事では「即時的には相手の利益にならない行動。」と書いてあった。これは「即時的には自分の利益にならない行動。」の書き間違いである。

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