ヒトはなぜ独裁に陥るのか
その根源的原因は「個人が自律的に社会的責任を負わずに権威に服従忖度する多数に迎合同調するから」である
さらに その原因とは ヒトという種の生物は権威に服従することこそが主観的に安心満足する先天的本能習性にある
ヒトに限らず「社会性」を持った脳を持つ生物は主観的に怖い相手に逆らわず 命令のままに服従することが生存や繁殖の継続にとって有利に働いた結果的適応進化したからである
脳内ホルモンであるオキシトシンは 仲間や家族に対する絆や安心を促すと同時に 仲間以外に対する差別排除感情をも促すように大脳辺縁系に先天的本能として組み込まれている
そういう情動本能を持った個体種への淘汰圧力が働いた結果であり 遺伝的進化というものはあくまで「死なずに生き残った」個体種への収斂という結果以上の何ももたらすことはなく いくら戦争の悲惨さを語り継いでも戦争をしないようにヒトが進化する淘汰圧力など存在しないからこそ 未だにヒトは殺し合いを繰り返し続けているのである
頭の悪い多くのヒトは 独裁や組織腐敗の原因というものが古典的書物から見いだせるものだと倒錯しているが 原因が既にわかっていれば戦争なんぞ起きないのであり 最も根源的な原因とはヒトの先天的本能習性に起因し 決して都合よく「戦争をしないように進化する」ことなどないことを誰も理解していない
独裁や組織腐敗が起きると ヒトの大半はトップの責任だけしか言及したがらず 日大の組織腐敗においても「組織は頭から腐る」などと称して理事長周辺だけに責任を押し付けて組織に属していた個人には責任がないかのようにはぐらかす
東京電力福島第一原子力発電所においても「組織の体質ガー」などといったはぐらかしが横行したが そもそも「組織の体質」というものが組織を構成する個人によって情勢されるものであることから目を背けるための屁理屈にしかなっていない
イマヌエル:カントの「純粋理性批判」における「理性を超越した悟性」だの「純粋統覚」だの「叡智界」といった話に論理的根拠や証拠や証明が何もないカントの勝手な妄想に過ぎない話に100年以上誰も「哲学権威」性に誰も疑うことをしない盲目的服従性が働いているからに他ならない
そもそも「理性を超越」している時点で論理的根拠や証拠を放棄しており もはや「真理を追求する」という哲学の大原則すら逸脱していることを誰も言及していないのである
これは「バカ」としか名状し難い人類全体の大失態である
ヒトという種の生物は 主観的に安心満足できる話ばかりを信用したがる習性があり
多数派や 多数派によって承認された権威の話ばかりを盲目的に鵜呑みにし 自律的に「それはなぜ そう言えるのか」といった哲学や科学の最も基本的な論理的思考というものを働かせようとはしないものである
現状の「哲学者」共は やたらと「答えを出してはいけない」などと主張したがるが この主張には論理客観的根拠は一切なく ただ「哲学者」共が既存の権威性や既得権益を維持保守するためのはぐらかしにしかなっておらず
「論理的な真偽の判定」という哲学の最も根源的役割すら放棄し 根拠のない既存の妄想すらも「哲学」として維持温存し続けるためのはぐらかしに他ならない
戦争がなくならない原因とは プーチンやネタニヤフだけが問題なのではなく それら独裁政権を支える多数の組織構成者個人の無責任の集積であり また こうした無責任性の原因というものに真摯に向き合わない大多数の衆愚による哲学界や進化生物学会の組織腐敗の放置も同罪である
ヒトの多くは被害の悲惨さを語り継げば加害がなくなると錯覚しているが 原発事故や虐殺事件などの「人災」の原因は被害者にはない
国会原発事故調査委員会報告書のどこにも「被害者の情報」など記されておらず 加害者側 「失敗者」側の失敗例こそが本当の「原因究明」になるのであって それは戦争や犯罪においても何ら違いはない
ここで勘違いしてはならないのは 失敗者の主張を鵜呑みにしてはならないということである
日大の組織腐敗において「組織は頭から腐る」だの 東京電力福島第一原子力発電所において「組織の体質ガー」といった組織のトップだけに責任をなすりつけ 組織を構成している個人の「意識」をはぐらかす言説の方が圧倒的に多いからである
これは他人事ではない
イマヌエル:カントの「純粋理性批判」を100年以上も「哲学」だと倒錯し続けてきたのは 「哲学者」共の肩書権威性に逆らおうとしない大多数の高学歴なだけの愚民によって温存されてきたものであるからだ
フリードリヒ:ニーチェなんぞ論外である その内容はほとんど全てニーチェの主観的「感想」であって ただの個人的好き嫌いの多数決だけで「哲学」だと倒錯され続けてきたに過ぎない
「できそうにないことは やらない方が良い」などという言説は 「できそうにない」かどうかという主観的判断に基づいたものであって 何一つ論理客観的根拠や証拠を伴わぬ「怠惰怠慢のための言い逃れ」に利用され続けてきた
怠惰怠慢を唆されて鵜呑みにしたのも 「哲学」という権威性への盲目的服従性による主観的安心を優先するヒトの本能習性に起因するものである
「哲学書」をいくら読み漁ってもデマや詐欺に騙されなくなることなどない
そもそも現状の「哲学書」の大半はデマや風説や倒錯でしかないからだ
そして何より 進化生物学における「生存戦略」などという大誤謬を認識しないからこそ 「ヒトは進化する」などという科学的には何の根拠もないデマもなくならず 「進化的に平和を求めるようになる」などという大嘘を学力偏差値が高いだけのバカ共が誰も言及しないからこそ 戦争を含めたあらゆる「人災」の論理客観的な根源的原因究明が進まないのである
生物の遺伝的進化には「目的」などない
「目的」のないものに「戦略」など当てはまらない
従って「生存戦略」という概念は全て嘘 若しくは誤謬(大間違い)であり
「結果」的に絶滅せずに現存している生物種だけを「生物」と分類しているだけであって「生き残れたから頭が良い」訳でもなんでもなく 「絶滅しなかった」という「結果」以上の何も遺伝的進化のアルゴリズムには働かないのである
遺伝的進化というものは チャールズ:ダーウィンが主張するように「自然現象」であって ヒトなどの個体にとっても 人類全体にとっても都合よく働くようなものでは決してない
遺伝的進化というものは あくまで過酷な自然界における強力な淘汰圧力の下において生ずる「結果」であって 何度戦争を繰り返しても むしろ「より凶暴な人種への品種改良」への淘汰圧力としてしか働くことはない
「日本が79年間戦争をしていない」のは 単なる地政学的要因によるものであって 80年前には「鬼畜米英」「1億玉砕」を鵜呑みにしていた凶暴性も持っているのである
そして こうした凶暴性というものは 未だに他の国では発揮されており 人種や民族や国籍に限らず「ヒト」という種の生物全般に普遍的に存在している先天性の認知的欠陥に因るものである
こうした「先天的本能習性」の話をすると バカはすぐに「先天的本能なら逆らえない」などと言い出すのだが 「殴りたいと主観的に思ったから 殴る以外の選択肢など存在しない」と言っているのと同義であり 「意志薄弱なバカの主張」でしかない
東京大学の脳科学研究者が「自由意志など存在しない」などと主張しているのも 奴らが承認欲求中毒に侵されていて「褒めて貰えないと誰も科学なんぞしない」などと主張しているのも証拠である
科学というものは他人からの評価承認に依らずに 純粋に真理真実を見極めたいという好奇心から探求されるものであって 大多数がバカで誰も理解できようができまいが関係がないのである
ガリレオ・ガリレイが火炙りにされそうになってでも「それでも地球は回っている」と主張したのは それこそが科学的真理だからである
「今の科学は進んでいるので 間違った論説なんぞ一切学術権威の主張にはないはずだ」と 多くの愚民やマスコミは主観的に「思って」いるが
そう主観的な「思い込み」こそが生物学界や哲学界のデマ誤謬を傍観放置し 組織腐敗の温存を助長しているのである
戦争がなくならないのは 何が真実で何が間違いなのかを誰も区別していないからである
Ende;