書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

○進化万能論。

2018年10月26日 23時48分29秒 | 意識論関連
ジャレド:ダイアモンドは配偶者選択においてこう述べた「運命に身を任せることが良い」

「運命に身を任せることが良い」とはつまり「先天的本能習性のままに配偶者を選択することが最良である。」と言っていることになる

かつてヒトが過酷な自然環境下において暴力性が高い方が生存にとって有利だった結果 より暴力的配偶者を選択した方が淘汰圧力を免れ易かったために 結果的に暴力性の高い配偶者を選択しがちな性質が遺ったことが原因で DV男と子供を作ってしまって生活に困窮しているのであろう

それなら先天的本能習性が促す主観的好き嫌いだけで配偶者を選択することはDVを助長することになる

それとも まさか暴力的遺伝子を持った個体の中に偶発的に暴力性の低い個体が生じることで 暴力的個体が自動的に淘汰されて暴力性が低くなる力学が働くとでも言うのであろうか

言っておくが遺伝的進化というものが促されるためには 猛烈な淘汰圧力によって特定の性質を発現する遺伝子を持った個体だけが生き残る必要性がある

もし ヒトから暴力性を持った個体が淘汰されるためには DV男との間に出来た子供は淘汰されなければならない

それはつまり「DV男と子供を作ってしまって生活に困窮しているようなバカな女は子供もろとも死ななければならない」ということを意味するのである

遺伝的な進化を促すためにはあらゆる弱者は自滅することを放置しなければならない

そこに人間性や倫理が存在するとお思いか?

あのね 遺伝的な進化を促すためには人間性だの倫理といったものを全部排除して ひたすら遺伝的に優秀な個体種だけが生き残るようにしなければならないのであって

それは そもそも遺伝的進化の素となる淘汰圧力自体が人間性や倫理とは相容れないものであることを意味する

それなのに どうして「運命に身を任せることが良い」と言えるのであろうか

自然の摂理のままに流されていれば全てが正しい結果が得られるという大衆観念は科学でも哲学でもなければ当然ながら安全性や持続可能性の論証にもならない

気分的にどんなに安心満足しても それは科学論理的な安全性の証明にはならない



Ende;
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