犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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兄弟喧嘩

2013年01月05日 | 犬と暮らす
暮れに、飼い犬が喧嘩した。

私の留守中だった。
母は昼に犬にオヤツをやる。
雌で上位のカバサはあっという間にかじり終わるが、
雄で下位のジーロはゆっくりゆっくりかじる。

だから、いつもジーロは別の部屋に入れてやる。
よく噛んで楽しむオヤツを与えると、ジーロも扉を前足で引っ掻いて、
開けてもらいたがる。
しかしその日は、別室が寒いからかわいそうだと母は考え、
また、ジーロ自身も移動したがらなかったそうだ。

するとどうなるかというと。
先に食べ終わった犬は、まだ食べている犬の分も欲しがる。

カバサが2歩近付いたらジーロはうなりだした、とは母の証言。
それでも近付くのをやめなかったのだろう。
本気の喧嘩になってしまった。

まったく。なさけない。
ジーロは左前足を引いてうまく歩けないというケガ。
カバサは右耳の根元が傷付き、頭を振れない。
そこまでの喧嘩の原因が、オヤツいっこ。

イソップ物語を思い出す。
橋の上から川を覗いて、下にいる犬のくわえている肉が欲しくてワンと吠えたら
それは水面に映った自分の姿で、くわえていた肉を落としちゃった、って話。

あさましい。
あさましいよ犬は。

喧嘩直後の2日間は、別々に散歩をした。
時間がかかってしょうがない。
家の中でも、カバサはテーブルの足につないで、たまにトイレに連れて行ってやる。
ジーロは自由だが、彼がトイレに行こうとする時にカバサが見えると恐れて動かないので
最初は抱いて行ってやった。

3日目からは一緒に散歩に出たが、いつものように真横に並ぶと
カバサが脅すので、ジーロはずっと後ろを歩く。
なにかと言うと背中の毛が立つ毎日。
緊張が解けない。

10日目、かさぶたが取れた。
犬のかさぶたは毛が束になって繋がっているので、ごっそりと一気に剥がれるように見える。
剥がれた後はハゲになるので、写真のとおり。
天下御免の向こう傷。

2週間あまり経って今はやっと元どおり。
元どおり仲良しと言うか、元どおりジーロが遠慮する毎日と言うか。

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