犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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足跡の正体や

2013年01月04日 | イキモノタチ
元旦の駄法螺に蛇足の説明を施します。

というのも、ほとんど法螺じゃないからで。

あの日、空に七曜の星が揃ったのはまったく本当で、
これはちょっと珍しい天体現象。
あの日、東京に雪が積もったのも本当で、
交差点を抜けた車が勢い余って反転したりしていた。

そして、神社の裏道が踏み跡も無く林床は美しく
雪に覆われていた。
で、気付いたら動物の足跡が点々と付いていて。

足跡の特徴は、まっすぐ一本線だということ。

犬が歩くと棒に当たる、じゃなくて
犬が歩くと、右足の踏むところと左足の踏むところはずれるので、
2列で交互のジグザグのような足跡になる。

多摩丘陵には、狸が多い。
若狸たちが走り回るようになる秋ともなると、
残念ながら、
早朝にニュータウン内の道路には必ずと言っていいほど
狸の死体が見られる。

(都市部に棲む野生動物の問題の一端はこちらを読んでいただけると嬉しいです。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/6e4a0e7ebb36848db334c150a782d5c0
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/fa3c052b192afb6c9d3620f76bd0a4f0)

そして、狸も犬と同様、ひょこひょこひょこと歩き、
足跡は2列だ。

肩幅が狭く、また、前足で踏んだ足跡をきれいに後足で踏むため、
足跡が一本の線上に等間隔の点々になる動物と言えば。

狸はどこかおっちょこちょいで愛嬌が有ると、
実際に見たことが無い人でも昔話での扱い方から知っている。
対して、慎重で身のこなしがスマートな身近の動物と言えば。

キツネですね~。

狸は事故って死ぬし民家の庭先やゴミ捨て場に餌をあさりに
姿を見せるけれど、キツネはそんな危なっかしいことはしない。

見えない。
しかし、いる。

いることが、足跡から明らかだ。

ニュータウン開発で寸断された多摩の森に、
キツネだって生きている。


そう言えば、多摩ニュータウンの狸を描いた映画『平成狸合戦ぽんぽこ』でも、
不器用な狸たちに生き抜き方を教えたのは狐でしたな。
狐は街に姿を見せないだけに、実際は狸たちよりも苦しんでいるのではないか
と私は思うのですが、どうでしょうね。

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