犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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寒熱の地図

2011年02月23日 | からだ
なぜ、体の内側から冷えるのか。

っていう話になっていたところでしたが。

ちょいと回り道をして確認しておきたいことがあり。


冷え、と言っているのは、体温が低い、という意味ではない。

体温の低い人が、体温の高い人に比べて全身なんとなく痛い、
なんてわけではない。

問題なのは、熱のかたよりである。

部分的に冷えているのがマズい。


どこかに冷えがかたよると、他のどこかに熱がかたよったりする。

手先足先はカチンコチンに冷えているのに、顔はほてってしょうがないとか。
冷えのぼせの状態はこれの代表。



私はここんとこが最重要だと思っているのだけれど、
ひとの体には、タテに気が流れている。
まあ、ひとがタテに立って生活しているからタテに流れている、
ってだけのことだけど。

この、タテの気の流れが良くないと、立っていてツラい。
良くって、姿勢が悪くなる。
悪けりゃ、寝込む。

タテの気の流れが良いと、たいへん調子が良い。
背筋が伸びる。
頭がスッキリする。
体が軽く感じられる。



熱が、この流れに乗って体中万遍なく行きわたっていれば、
冷えや熱も起きない。

この流れの治療をするのが、古典的な鍼灸だ。(宣伝)
私は施術前にお腹を触らせていただくことが多いが、
あれは一つには、どこに冷えがあるかをみている。


たいていの場合、突然どこかに熱が発生することはなく、
冷えが原因で、他の部分などに熱が出る。
ここでも、まずは冷えを解決しておくことが大事になる。


とかく、問題は熱のかたより:部分的な冷えなのだ。


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