[あらすじ] ピラミッドとかキリストの墓とか
珍スポット豊富な青森県南部。
ある山から、絵文字のような線を刻んだ石がゴロゴロ発見されたという。
行ってみよう!
日本語は、固有の文字を持っていなかった。
漢字は中国から拝借した物だし、カタカナやひらがなも、
漢字を元にして作り出した物だ。
文字を持っていないため、漢字が入ってくる前のことは記録が無い。
発掘にもとづく考古学が重要になってくる。
一方で、日本に古代文字があった、という話もある。
実は、掃いて捨てるほどたくさんある。
ホツマ文字だのカタカムナだの、中世から戦後まで、
様々な古代文字が「発見」されてきた。
ざっと20種類くらいあるんじゃないだろうか。
古代には、日本語の発音は現代と違っていた、という研究がある。
古事記、日本書紀、万葉集などの古い文献の研究成果だ。
日本語の発音を漢字で置き換えて表記していたわけで、
漢字の発音から当時の日本語の発音を類推したということだ。
「発見」された古代文字を「解読」すると、
五十音図に当てはまる。
五十音は現代の日本語の発音を整理したものだから、
古代日本語の発音は現代と違っていた、という研究が正しければ、
五十音図になる古代文字は軒並みマガイモノということになる。
言語学、音声学、解剖学、考古学など
連携した研究が進んだら、何かもっとわかってくるのかもしれない。
なんたって古代ロマンよ。
今生きてる誰も見たことないし、言葉や音楽も聞いたこともない。
過去は未知。ロマンよね~。
で、線刻文字。
観光客がそういった絵文字の刻まれた石を持ち帰ってしまうという事態もあったようだ。
どこの山の大体どの辺りで多く発見された、というところまでは調べるとわかる。
林道わきの登山口から入って行くと、ほどなく迷い、
こっちの道かなと思って辿って行ったら、また林道に出た。
15分くらいかけて、30mほど進んだだけだった。
この時点で、登山道を行くことを諦めた。
別の地点から山に入り、道無き道を進んだ。
道の無い山を行くことを、ヤブこぎと呼ぶ。
背丈より高い笹藪をかき分けてはなぎ倒して進んだり、
腰くらいの高さの潅木が絡み合う所を踏み倒して進んだりする。
足元には雪の残っている所も多い。
一歩一歩がたいへんな作業だ。
時々振り返り、周りの景色や遠くの山の見える角度を確認し、
記憶に刻む。
山は、下りのほうが迷いやすい。
行きと違う谷筋にはまりやすいのだ。
上りは上を目指せば良い。
尾根から逸れないように進み、上へ向かう。
頂上は一箇所だもんね。
頂上近辺も笹藪で覆われており、
石が見つかった方向へ進む気も失せ切って、
藪の中で座って休む。
下りはやはり、行きに登った尾根から逸れてしまいそうになった。
遠くの山の見える方角を確認しては、進む方向を修正した。
途中、雪の上に自分の足跡を見つけた時は嬉しかった。
それでもまたその後、少し逸れてしまった。
標高は既に十分降りたはずだ、と思って、
ずれてしまった分を取り戻そうと横ばいしていると、
ポンと林道に出た。
山に入った地点の、20mほど先だった。
よかったよかった。
車に戻ったら、下り途中からポツポツきていた雨が
本格的に降り出した。
よかったよかった。
しかし、すがすがしい達成感にとぼしい登山であった。
藪漕ぎはつらいよ
珍スポット豊富な青森県南部。
ある山から、絵文字のような線を刻んだ石がゴロゴロ発見されたという。
行ってみよう!
日本語は、固有の文字を持っていなかった。
漢字は中国から拝借した物だし、カタカナやひらがなも、
漢字を元にして作り出した物だ。
文字を持っていないため、漢字が入ってくる前のことは記録が無い。
発掘にもとづく考古学が重要になってくる。
一方で、日本に古代文字があった、という話もある。
実は、掃いて捨てるほどたくさんある。
ホツマ文字だのカタカムナだの、中世から戦後まで、
様々な古代文字が「発見」されてきた。
ざっと20種類くらいあるんじゃないだろうか。
古代には、日本語の発音は現代と違っていた、という研究がある。
古事記、日本書紀、万葉集などの古い文献の研究成果だ。
日本語の発音を漢字で置き換えて表記していたわけで、
漢字の発音から当時の日本語の発音を類推したということだ。
「発見」された古代文字を「解読」すると、
五十音図に当てはまる。
五十音は現代の日本語の発音を整理したものだから、
古代日本語の発音は現代と違っていた、という研究が正しければ、
五十音図になる古代文字は軒並みマガイモノということになる。
言語学、音声学、解剖学、考古学など
連携した研究が進んだら、何かもっとわかってくるのかもしれない。
なんたって古代ロマンよ。
今生きてる誰も見たことないし、言葉や音楽も聞いたこともない。
過去は未知。ロマンよね~。
で、線刻文字。
観光客がそういった絵文字の刻まれた石を持ち帰ってしまうという事態もあったようだ。
どこの山の大体どの辺りで多く発見された、というところまでは調べるとわかる。
林道わきの登山口から入って行くと、ほどなく迷い、
こっちの道かなと思って辿って行ったら、また林道に出た。
15分くらいかけて、30mほど進んだだけだった。
この時点で、登山道を行くことを諦めた。
別の地点から山に入り、道無き道を進んだ。
道の無い山を行くことを、ヤブこぎと呼ぶ。
背丈より高い笹藪をかき分けてはなぎ倒して進んだり、
腰くらいの高さの潅木が絡み合う所を踏み倒して進んだりする。
足元には雪の残っている所も多い。
一歩一歩がたいへんな作業だ。
時々振り返り、周りの景色や遠くの山の見える角度を確認し、
記憶に刻む。
山は、下りのほうが迷いやすい。
行きと違う谷筋にはまりやすいのだ。
上りは上を目指せば良い。
尾根から逸れないように進み、上へ向かう。
頂上は一箇所だもんね。
頂上近辺も笹藪で覆われており、
石が見つかった方向へ進む気も失せ切って、
藪の中で座って休む。
下りはやはり、行きに登った尾根から逸れてしまいそうになった。
遠くの山の見える方角を確認しては、進む方向を修正した。
途中、雪の上に自分の足跡を見つけた時は嬉しかった。
それでもまたその後、少し逸れてしまった。
標高は既に十分降りたはずだ、と思って、
ずれてしまった分を取り戻そうと横ばいしていると、
ポンと林道に出た。
山に入った地点の、20mほど先だった。
よかったよかった。
車に戻ったら、下り途中からポツポツきていた雨が
本格的に降り出した。
よかったよかった。
しかし、すがすがしい達成感にとぼしい登山であった。
藪漕ぎはつらいよ
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