[あらすじ] オッフェンバック作曲の『ホフマンの舟唄』に
八代亜紀さんの歌った阿久悠作詞の『舟唄』の歌詞をあてて歌ったよ。
https://www.youtube.com/watch?v=-cwf4e9JdTo
見ないと化けて出るよ。
と昨日、書いた。
ブログの読者数と同じくらい、動画の再生数が増えていたらOKだったが、
そうでもないので、読者全員のところへ今から生霊となって出ることにします。
たいへんなんだから。生きながらにして化けて出るの。消耗するんだからね。
※
ロケ地は石神井池。
池の水は緑色だ。
2014年に井の頭池のかいぼりが行われた。
それ以来、各地の池のかいぼりが話題にのぼるようになった。
テレビ番組は人気を博し、ゲームにもなっているので、
多くの人の知るところとなっている。
石神井池はこの1月から3月に行うそうだ。
楽しみだ。
※
池には色々な鳥がいる。
水鳥の多くは、オスの色が華やかで、メスはグッと茶色い。
お母さんの作ったお弁当と自分で作った弁当の色の違いのようだ。
マガモ、カルガモ、オナガガモ。
小さいのは鴨の子ではなく、カイツブリだ。
黒いのはカイツブリのバケモンではなく、キンクロハジロだ。
マガモのオスは頭が鮮やかな緑、
オナガガモのオスは黒い頭と羽が特徴、
オナガガモのメスは黒白のまだらがいかす。
カルガモの雌雄はよく似ているが、頭や尾の色で見分けられる。
マガモのメスがカルガモによく似ているが、尾の色と嘴が黄色なことで区別できる。
カイツブリは水に潜って餌を獲る。
池の浅い所でカイツブリが潜るのを見ていると、
潜っている所の水面がモゴモゴと湧く。
底に頭を向けて保つために、足で水を掻いているのだろう。
小さい鳥の起こした動きとは思えないくらい、水が動く。
見飽きない。
※
川は増水した時などにごうごうと流れて掃除されるが、
池はそうもいかない。
かいぼりでは、ゴミやヘドロを取り除き、
しばらくの間、池の底が天日に曝される。
外来生物も駆除される。
水質が良くなり、敵が減るので、在来生物が息を吹き返す。
藻類や苔類や水草や何やらの植物、
微生物たちや環形動物などや昆虫や、
魚や(肴はあぶったイカでいい)鳥たちのすみかの大掃除だ。
人間の手によって持ち込まれた外来魚などが駆除されると、
そいつらに食われていた生物が増えることができる。
それが増えると、今度はそれを食う者も増える。
食物連鎖は弱肉強食のような意味で言われることが多いけれど、
環境改善の時にも連鎖は起こる。
連鎖のきっかけがかいぼりなら、やらんでおくわけはない。
※
『舟唄』の歌詞にはカモメが登場する。
〽沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ朝寝する ダンチョネ
ボートの上でカモメに深酒させるシーンが撮りたい。
カモメが必要だ。
嗚呼、我が人生でこのように鴎を必要とする時が来るとは露知らず、
何も準備していなかった。
迂闊な半生である。
※
小道具として、カモメを作ることにした。
つづく
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