犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ジェームズ二世の戦い

2016年12月11日 | 日々
いい天気だった。
小春日和というやつだ。
本格的に冬が到来したら、こんな日はなかなか無いだろう。
公園の近くで弁当屋を探し、それから自販機でお茶を買おう。

都内、道沿いに自販機は容易に見つかる。
千円札しか無い。
つり銭レバーを回すと、チャラン、チャラン、と出てくる。

チャランッ、チーン、チャララララ・・・

えっ、今、違う音がした!?
と見ると、
もう次の音がしていた。
チャランチーンチャララララ

2つ目の小銭が、側溝のコンクリの蓋の穴に落ちて行くところだった。

金網ならば外せただろう。
しかしそこはしっかりとコンクリの蓋で固定されてあった。
水が流れ込むための穴が、細長く切ってある、
その穴に小銭は、アリスが見守るウサギのように入って行ったのだ。

慌てて覗き込むと、たしかに側溝の湿った底に、
私の十円玉と私の百円玉がしずかに光っている。
すぐ横にタバコの吸殻がいくつも落ちているのが憎たらしい。

顔を上げると、つり銭口が目の前にある。
五百円玉が無かったのか、800円ほどのつり銭がすべて百円玉で出たので、
つり銭口の小さなくぼみは小銭で一杯だ。

それに、つり銭口に通常付いている、透明のプラスチックの蓋が、無い。

あの小さなパーツは、こんなに重要な働きをしていたのか。

※※※

帰宅後、棒とガムテープを用意して、現場に戻った。

120円救出した。
一本買える額だ。

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