いい天気だった。
小春日和というやつだ。
本格的に冬が到来したら、こんな日はなかなか無いだろう。
公園の近くで弁当屋を探し、それから自販機でお茶を買おう。
都内、道沿いに自販機は容易に見つかる。
千円札しか無い。
つり銭レバーを回すと、チャラン、チャラン、と出てくる。
チャランッ、チーン、チャララララ・・・
えっ、今、違う音がした!?
と見ると、
もう次の音がしていた。
チャランチーンチャララララ
2つ目の小銭が、側溝のコンクリの蓋の穴に落ちて行くところだった。
金網ならば外せただろう。
しかしそこはしっかりとコンクリの蓋で固定されてあった。
水が流れ込むための穴が、細長く切ってある、
その穴に小銭は、アリスが見守るウサギのように入って行ったのだ。
慌てて覗き込むと、たしかに側溝の湿った底に、
私の十円玉と私の百円玉がしずかに光っている。
すぐ横にタバコの吸殻がいくつも落ちているのが憎たらしい。
顔を上げると、つり銭口が目の前にある。
五百円玉が無かったのか、800円ほどのつり銭がすべて百円玉で出たので、
つり銭口の小さなくぼみは小銭で一杯だ。
それに、つり銭口に通常付いている、透明のプラスチックの蓋が、無い。
あの小さなパーツは、こんなに重要な働きをしていたのか。
※※※
帰宅後、棒とガムテープを用意して、現場に戻った。
120円救出した。
一本買える額だ。
小春日和というやつだ。
本格的に冬が到来したら、こんな日はなかなか無いだろう。
公園の近くで弁当屋を探し、それから自販機でお茶を買おう。
都内、道沿いに自販機は容易に見つかる。
千円札しか無い。
つり銭レバーを回すと、チャラン、チャラン、と出てくる。
チャランッ、チーン、チャララララ・・・
えっ、今、違う音がした!?
と見ると、
もう次の音がしていた。
チャランチーンチャララララ
2つ目の小銭が、側溝のコンクリの蓋の穴に落ちて行くところだった。
金網ならば外せただろう。
しかしそこはしっかりとコンクリの蓋で固定されてあった。
水が流れ込むための穴が、細長く切ってある、
その穴に小銭は、アリスが見守るウサギのように入って行ったのだ。
慌てて覗き込むと、たしかに側溝の湿った底に、
私の十円玉と私の百円玉がしずかに光っている。
すぐ横にタバコの吸殻がいくつも落ちているのが憎たらしい。
顔を上げると、つり銭口が目の前にある。
五百円玉が無かったのか、800円ほどのつり銭がすべて百円玉で出たので、
つり銭口の小さなくぼみは小銭で一杯だ。
それに、つり銭口に通常付いている、透明のプラスチックの蓋が、無い。
あの小さなパーツは、こんなに重要な働きをしていたのか。
※※※
帰宅後、棒とガムテープを用意して、現場に戻った。
120円救出した。
一本買える額だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます