犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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木を切る

2022年11月06日 | うつろい
[あらすじ] 庭の南端に並んでいる珊瑚樹を、低く伐り詰める。

引っ越してきてすぐに植えたはずの木なので、だいぶ古い。
引っ越してきて、というのが既に48年前である。
植えた時にはどれくらいの高さ、何歳の木だったのだろう。
私自身がちっぽけな五歳だったので、分からない。



よく見たら、幹の下のほうまで、ひび割れが有る。
これは危ない。
隣家との間のブロック塀は、ほんの3段ほどと低い。
木が折れたりしたら、まともに隣家に倒れ込んで
屋根やらガラスやらを割りかねない。

倒れる前に伐るが良い。



7段の梯子が有る。これが、更に伸びる。
だから、計13段の梯子になる。
13段ともなると、昇るとなんとなくボヨンとたわむ。
ちょとこわ。

若いうちに枝を払われてただただ真っ直ぐ伸び、
しかも年老いているので、下のほうには枝は無く、
しかし、先端のほうには枝が出ている。
つまり、非常~~に不安定な木になっている。

そこに梯子を掛けて、昇る。
揺れる揺れる。
さすがにおっかないので、10段目に立って作業する。

1段が30cmなので、足元が3メートルの高さ。
目は4.5メートルの高さというわけだ。

そこで、5メートルあまりに伸びた木の枝を切る。



ヒョロヒョロと伸びた木の、上部を鋸で切る。
まあ、揺れるのなんの。
揺れると切る効率も悪い。
揺れて梯子がズレて倒れたら命が危ない。

鋸を入れる部分を、空いたほうの手で押さえながら切る。
且つ、掴まって安定も確保したい。
腕がもう一本有ったら。



腕がもう一本有ったら、不気味である。
もし有り得るんなら、もう二本だろう。



先に、鋸を入れにくい側から少し切っておく。
そして、切りやすい側からガンガン切っていく。

枝は、もう少しで切れる、というところで、
掴んで折る。
この寸止めの塩梅が難しい。
掴むのがちょっと遅れると、枝自身の重さで折れて
落ちてゆく。

勝手に落ちるよりも、私が取って、しかるべき所を狙って投げ落としたい。
そうしないと、どこかに引っ掛かったりした弾みに隣家へ落ちたり、
他の低い木の上に落ちて枝を折ってしまったりする。

枝は、上の枝から切る。
切り離されてしまっても、下の枝に載っかって
落ちずに済むからだ。

幹はなるべく水平に切る。
すると、切れた時にいきなり落ちない。
重たい幹を切っても、これなら狙った所に落とすことができる。



こんなこと、あんまり年を取ったらできることではない。
今のうちに、庭の木を低く切っておこう。



そんなふうにして、何本もの珊瑚樹を切り詰めてゆく。
葉の豊かな枝は上のほうにしか無かった、その部分を切ったので、
枯れ木のようなものが残って、今は無様である。

切ったものは更にぶった切って薪に作る。

写真の中で、一番長いものが1.5メートルくらい。
今日の仕事のほんの一部分。
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