老母(もうすぐ82歳)が介護保険のお世話になるようになって、何年経つだろうか。
最初のケアマネージャーさんに、母はよくなついた。
落ち着いて知的な雰囲気の方で、ウチが本だらけなのを見て、
母の性質をよく知って、うまく接してくれた。
家の中のあちこちに手すりを付ける手配が素早かった。
この方のおかげで、ケアマネに対する信頼を持つことができた。
この人が異動したため、受け継いだ人は後輩らしく、この人のことを尊敬していた。
私が同居していなかった頃なので、ヘルパーさんとの連携をうまく取ってくれた。
そして、要支援だったのを要介護へ引き上げるために働いてくれた。
ただ、このケアマネさんの所属する会社では要介護は扱えないことになっている、
ということで、別の地域包括支援センターに管轄が変わることになった。
ここで最初に付いたケアマネさんは、少し若く(三十代)、
相談をもちかけるといかにも知識が少ない様子で、
話が進まず、月に一度のはずの訪問も無かった。
妙だと思って担当者を変えてもらったのだったか、きっかけを忘れてしまったが、
同じ会社の別のケアマネさんが付いた。
この人もはじめは訪問が無かった
相談したことについてよく調べてくれたが、調べた内容を報告してくれるのではなく、
その上でその人が出した結論を言ってくるので困った、ということがあった。
そんな中、訪問面談に来てくれるようになり、会って話してみると、
純朴な感じのキャラクターや、今までの生き方など、
魅力を感じるようになった。
私の誕生日にハッピーバースデイを歌ってくれたり。
2年くらいお世話になっただろうか、この人自身が
郷里の親の介護にかかるというので辞職してしまった。
別の事務所のケアマネさんを紹介してくれた。
元気な雰囲気の人で、母はちょっと勢いに押されている感じではあった。
せっかくの紹介だったが、この人も急に家の事情で辞職することになってしまった。
ほんの3、4回の訪問となった。
少し早口ではあるが、問いかけたら答えをじっくり待ってくれて、
母の言葉を引き出してくれた。
「娘さんが同居してくれるって、幸せですよ。私にはできない。」なんて言って、
母の気持ちも、私の気持ちもうまいことほぐしてくれた。
先日、引き継ぐ人を連れて来てくれたが、新しいケアマネさんは
「実は4月に異動が決まっておりまして、それまでの間となります」という挨拶だった。
面談が始まって数分で、不思議な感覚があった。
とても、話しやすい。
会話が楽しい。
母もいつになくよくしゃべる。
的を得た質問をタイミングよくするので、母も答えやすいのだろう。
なおかつ、聞くだけでなく、自分の経験や考えも話す。
会話としてとても自然で、面談の終わりに母は
「楽しかった。友達と話したみたいだった。」と言って喜んだ。
この人にあと1回しか会えないとは残念だ。
だが、また違った人と会えるというのも、きっと面白いことだ。
いろんな人と話すことで、自分のどこかが変化していく。
介護を必要とする状態の人には、それもまた重要なことだ。
最初のケアマネージャーさんに、母はよくなついた。
落ち着いて知的な雰囲気の方で、ウチが本だらけなのを見て、
母の性質をよく知って、うまく接してくれた。
家の中のあちこちに手すりを付ける手配が素早かった。
この方のおかげで、ケアマネに対する信頼を持つことができた。
この人が異動したため、受け継いだ人は後輩らしく、この人のことを尊敬していた。
私が同居していなかった頃なので、ヘルパーさんとの連携をうまく取ってくれた。
そして、要支援だったのを要介護へ引き上げるために働いてくれた。
ただ、このケアマネさんの所属する会社では要介護は扱えないことになっている、
ということで、別の地域包括支援センターに管轄が変わることになった。
ここで最初に付いたケアマネさんは、少し若く(三十代)、
相談をもちかけるといかにも知識が少ない様子で、
話が進まず、月に一度のはずの訪問も無かった。
妙だと思って担当者を変えてもらったのだったか、きっかけを忘れてしまったが、
同じ会社の別のケアマネさんが付いた。
この人もはじめは訪問が無かった
相談したことについてよく調べてくれたが、調べた内容を報告してくれるのではなく、
その上でその人が出した結論を言ってくるので困った、ということがあった。
そんな中、訪問面談に来てくれるようになり、会って話してみると、
純朴な感じのキャラクターや、今までの生き方など、
魅力を感じるようになった。
私の誕生日にハッピーバースデイを歌ってくれたり。
2年くらいお世話になっただろうか、この人自身が
郷里の親の介護にかかるというので辞職してしまった。
別の事務所のケアマネさんを紹介してくれた。
元気な雰囲気の人で、母はちょっと勢いに押されている感じではあった。
せっかくの紹介だったが、この人も急に家の事情で辞職することになってしまった。
ほんの3、4回の訪問となった。
少し早口ではあるが、問いかけたら答えをじっくり待ってくれて、
母の言葉を引き出してくれた。
「娘さんが同居してくれるって、幸せですよ。私にはできない。」なんて言って、
母の気持ちも、私の気持ちもうまいことほぐしてくれた。
先日、引き継ぐ人を連れて来てくれたが、新しいケアマネさんは
「実は4月に異動が決まっておりまして、それまでの間となります」という挨拶だった。
面談が始まって数分で、不思議な感覚があった。
とても、話しやすい。
会話が楽しい。
母もいつになくよくしゃべる。
的を得た質問をタイミングよくするので、母も答えやすいのだろう。
なおかつ、聞くだけでなく、自分の経験や考えも話す。
会話としてとても自然で、面談の終わりに母は
「楽しかった。友達と話したみたいだった。」と言って喜んだ。
この人にあと1回しか会えないとは残念だ。
だが、また違った人と会えるというのも、きっと面白いことだ。
いろんな人と話すことで、自分のどこかが変化していく。
介護を必要とする状態の人には、それもまた重要なことだ。
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