犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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むかしおぼえたうた

2014年10月21日 | 日々
デイケアに通う老母81歳。

午前中は全員でみっちりと体操をする。
手を動かし、だんだんと下がっていって足の運動をし、
まただんだんと上がっていって手の運動をし、
最後に口を動かす運動をする。

言葉を出すのにも、口の体操という基礎練習をする。
その日の昼ご飯のおかずがお題になったりする。
「ハ・ム・カ・ツ」
なんてくっきり発音する。

先週は、その口の体操のあと、みんなで歌を歌ったそうだ。
♪秋の夕日に照る山もみじ

それは、ママさんコーラスを始めた時の最初に歌った曲だったそうで、
歌詞も全部憶えていたと言う。

母がコーラスをやっていたのは私の幼稚園の時だ。
以前ここでも話題にした、巣鴨にあった響美幼稚園。
園長先生がピアノの先生で、コーラスの指導もしていらした。

デイケアの数日後も、
♪濃いも薄いも 数ある中に
と、アルトのメロディーを歌う。

輪唱のように遅れて入ったアルトが追いかける、面白い編曲だ。

私が響美幼稚園に通っていた、ということは、
母は39歳~40歳の頃だ。
その頃に歌った歌の歌詞も憶えているわけだ。

よく、子どもの頃におぼえた歌はいつまでも口をついて歌詞が出ると言うが、
40歳頃になっておぼえた歌も、しっかり残るもののようだ。

40歳くらいで「ものおぼえが悪くなって」なんて言ってちゃ、もったいないな。
さらに40年後の楽しみのために、今あたらしい歌を歌おう。

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