[まえおき] 30年前、ラジオの深夜番組「中島みゆきのオールナイトニッポン」に
「メンネの日記」というコーナーが有った。
言えなかった「ごめんね」にまつわる投稿葉書をみゆきさんが読み、
最後は軽い詫びの言葉「めんね。」で締めくくられる。
「雑草」などという草は無い。全ての草には名が有る。
名言として伝えられている。
昭和天皇が側近を諭して言った言葉だとか、いや天皇に植物学者の牧野富太郎が言った言葉だとか、
ネット上で調べても、眉毛がじっとりと唾で濡れるばっかりだ。
全ての名も無い草にも名は有る。
私は、草木の名前を調べるのは、好きなほうだ。
けれど、似た物も多く、種類をつきとめるのはどうも難しい。
全ての名も無い草にも名は有る。
けれど、私は「雑草」という言葉を使う。
人がそこに植えようと思っていなくても勝手に生えてきたり、
庭の中でも人の通り道と設定しているところにも生えてきたりするものは、
「雑草」と呼ぶ。
繁殖力が非常に強いもの、
成長がとても速いもの、
この特徴を兼ね備えたものは、もう、雑草と呼びたくなる。
タラだってヤマブキだってスミレだってアジサイだってサンショウだってミョウガだってムラサキノマイだって、
ドクダミやオヒシバやメヒシバやホトケノザやアレチノギクやヤブカラシやカラスノエンドウと
同じように雑草と思える。
そういう意味で、樹木でも雑草的なヤツがいる。
キリやアカメガシワやアオギリは、ビルの間や道端などから生えてきて、
ものすごいスピードで伸び、切られてもなかなか枯れない。
ってなことを以前書いた。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/2bb81cd5dafec635363febd9a81cceca
先日、コメントをいただいた。
どうやら、私がアカメガシワだと結論を出した木は、キリだったようだ。
若木の樹皮に白い斑点が有るのが証拠だ、と指摘は言う。
そうか、そこが見分けのポイントか。納得。
くやしいが、調べ足りなかった。
本名「キリ」なのに、「アカメガシワ」って呼んじゃって、
めんね。
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