田辺聖子の原作は1984年、映画は2003年だから、
いまさらと言えばいまさらだが。
やっと観た&読んだ。
映画を観て、こういう時は原作のほうが上回る良さだろう、と
嵩をくくって読んだら、ほぼ、別物であった。
原作は短編だ。
これを元に、翻案したものが映画だ。という言い方のほうが当たっている。
もう、『ジョゼと虎と魚たち』という同じタイトルを使っていいのか?と
疑問に思うくらい、筋が違う。
しかし、両方、いい。
いい、と言うのは、なんと言おうか、
リアリティだ。
大学生4年生の恒夫と、歩行ができない身体障害者のジョゼが出会う。
出会いの様相も、そこからの二人の関わりも、行く末も、
短編小説と映画で異なる。
が、どちらにも、説得力がある。
ありそう、なのだ。
小説のほうが、リアリティの面で少々落ちるかとも思ったが、
短編でありながら、後半でぐいぐいと人物の存在感が高まる。
映画は演技も演出も(私としては珍しく文句が無く、)
そしてこの翻案の力は、監督の仕事か、脚本が良かったのか。
調べてみたら、脚本家はこの映画が初仕事だったようだ。すげえな。
どこかに「過激なベッドシーン」とか書いてあったけど、まったくそんなことは無い。
フツウの情交が描かれているだけで、ほほえましい。
ちょっとリアルに描くと、「過激」ってことになっちゃうんだろうか。
そんなに日本の表現は制限されていて貧しい状況なんだろうか。
ともあれ、映画も原作も、べたぼめってところだ。
いまさらと言えばいまさらだが。
やっと観た&読んだ。
映画を観て、こういう時は原作のほうが上回る良さだろう、と
嵩をくくって読んだら、ほぼ、別物であった。
原作は短編だ。
これを元に、翻案したものが映画だ。という言い方のほうが当たっている。
もう、『ジョゼと虎と魚たち』という同じタイトルを使っていいのか?と
疑問に思うくらい、筋が違う。
しかし、両方、いい。
いい、と言うのは、なんと言おうか、
リアリティだ。
大学生4年生の恒夫と、歩行ができない身体障害者のジョゼが出会う。
出会いの様相も、そこからの二人の関わりも、行く末も、
短編小説と映画で異なる。
が、どちらにも、説得力がある。
ありそう、なのだ。
小説のほうが、リアリティの面で少々落ちるかとも思ったが、
短編でありながら、後半でぐいぐいと人物の存在感が高まる。
映画は演技も演出も(私としては珍しく文句が無く、)
そしてこの翻案の力は、監督の仕事か、脚本が良かったのか。
調べてみたら、脚本家はこの映画が初仕事だったようだ。すげえな。
どこかに「過激なベッドシーン」とか書いてあったけど、まったくそんなことは無い。
フツウの情交が描かれているだけで、ほほえましい。
ちょっとリアルに描くと、「過激」ってことになっちゃうんだろうか。
そんなに日本の表現は制限されていて貧しい状況なんだろうか。
ともあれ、映画も原作も、べたぼめってところだ。
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