犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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看板に偽りあり

2015年05月10日 | 椰子の実の中
[あらすじ] 身体の仕組みは、原因結果が一対一であるほど単純ではなく、
複雑なシステムを持つことによって故障しにくくなっている。


先日、そのような内容を説明するのに、導入に「三本の矢」という言葉を使った。
その際、あらためて「三本の矢」とはどんな逸話だったのか、
インターネットで検索して、確かめた。

すると、なにやら出るわ出るわ、「三本の矢」は流行語ですかい?というくらい。
どうやら、どこぞの政治家が、自国の経済政策を宣伝するために、
この言葉を使っているようだ。
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/seichosenryaku/sanbonnoya.html
矢は放たれ、どこかへ向けてすっ飛んで行っているらしい。
たくさんのひとが取り残されていやしないか。

他にも、この政治家は故事成語を用いているようだ。

故事成語というのは、とてもうまく言い得ているから、多くのひとが使うようになり、
そして、時代すら超えたものであって、なんたって、箔が付いている。
故事に言っていることは、正しい。と誰もが疑わない。

そういった故事を看板に用いることによって、自分の政策や発言を良く見せようとする
そういう手法なのではないか。

巧言令色、羊頭狗肉、虎の威を借る狐、なんてな故事成語が浮かび上がってくる。

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