犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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葉書ショッピング

2019年08月04日 | 介護ウチのバヤイ
[あらまし] 同居母86歳パーキンソン病要介護2認知症状少々。

以前は、通販を利用していた。
わりに高齢な人向けの通販雑誌で、服を買っていた。
デパートへ出かけたりすることもできなくなったし、大目に見ていた。

雑誌の最後のページに葉書が付いている。
それに、商品名と番号を書き込んで投函すると、
商品と請求書が届く。

なんだろう。
シニア向けだからかなんなのか、
一着のお値段が、割に、その、万単位である。
おしゃれ着のお値段としては特段驚くことは無い、
と思われるかもしれないが、
おしゃれ着を着て出かけることもできない人が買って普段着るのである。

どうも納得行かない。
注文葉書の合計額の欄に10万円を超える額を見て、
こりゃほっとけないと思った。

ちょくちょく来る通販雑誌は、私が電話して配送を停止してもらった。
見るだけでも楽しいものだと思うが、
見たら欲しくなって、欲しくなったら意外な行動力を発揮するものだ。



通販雑誌の配送停止をしてもらい、ほっと一段落したのは、
一年足らず前のことだ。

さて、同じ頃だったか、よく思い出せないのだが。
宅食の荷物が届いた。
いつもの配達のおじさんが
「今日はちょっとたくさんですよ。」と言う。
はて?なんのことやら?

聞けば、母から注文葉書を預かったそうだ。
そうか。
毎日一食、宅食を取っている。
お弁当のおかずだけといった物だ。

通常の宅食以外にも、あれこれと冷凍食品などを販売している。
月に一回、冊子が配られるが、その後半はそういった食品の通販案内になっている。
そして、最後のページに葉書が入っている。

それだ。



「こんなに冷凍庫に入るかな?」と、
おじさんも心配そうだ。
そりゃそうだ。

おお、毎日このようなブログにお付き合いくださる
寛大な読者のみなさまにお願いいたします。
想像してください。

小学3年生くらいまでの子どもならゆうに入るような
発泡スチロールの箱が、家の玄関に運び込まれた時の私の驚きを。

<心の声>棺桶か!?



しかも、母が簡単に料理できる物として、冷凍食品を絶やさないように
常に気を付けて購入していた。

私は、冷凍庫の中身を寄せて並べて詰め変えた。
そして、発泡スチロールの箱を開けた。
大量の食品を、冷凍庫に詰め込んだ。
自動製氷機からの氷のストッカーを外して、そこにも入れた。
隙間なくきちんと並べたら、なんとか収まった。

怖い怖い。
隙間なく詰め込むと、意外な容量が有るものだ。



こんなに大量に買い込んで、たまたま冷凍庫に入り切ったから良いようなものの、
入らなかったらどうするつもりなのだ、
私はいつも気を付けて買い物をしている、冷凍庫が一杯の時だったら入らなかったじゃないか、
今後、注文をする時は私を通してください。

請求額もこんなで、たまたま家に現金が有ったから良かったものの、
支払えなかったら再配達などの迷惑が掛かるではないですか。

母もよく分かったらしく、
それ以来、食品を注文するということは無かった。



食品を注文することが無い、というのは
正確な理解ではない。
食品を注文したかったら私を通す、
というのが私の言ったことだ。

結果的に「食品の大量注文」という事故は無くなるので、
どちらでも良いように見えるが、
こういったズレは、気付いて解消しておかないと、



つづく

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