ここのところ、玄関わきに屋根付き駐輪スペースを作ることにかかりきりだった。
毎日、鋸で何やらを切ったり、鑿で削ったり、計算し直したり。
組み立てを始める頃には疲れていた。
飽きる気持ちが疲れを呼ぶ。
一日、堂々と休むことにした。
今日は駐輪小屋に関わる事は何もしないぞ!と決めた。
しかし、その前の日の作業に間違いの有ったことが発覚し、
結局、修正作業をした。
とは言え、気分を変えるために何かしたい。
たまにはビデオゲームでもやるか。
※
そう考えていたタイミングで、steamからメールが来た。
欲しいものリストに入れていたゲームがセールになっているという。
定価3,980円のゲームが、9割引きで398円。
きゅ
九割引きい!?
アホなんだろうか。
だったらなぜタダにしないのだ?とか
じゃあ定価の3,980円という設定はなんなのだ?とか
思いがよぎる。
よぎらせておく。
ここは、steamってこういうお知らせメールが来るから便利ね、でOK。
さっそく購入。
ダウンロードして遊ぼうとするが、
ディスクの空き容量が6.43GB必要だという。
ろ
6.43ギガバイトお?!
どんなに精緻なゲームなのだろう。
大画面にサラウンドスピーカーでプレイしたらさぞかし仮想現実味が有るのか。
私はそこまでのものは求めていない。
怖いもん。
どこにいるかわかんなくなりそでコワい。
PCをチェックしてみると、そんな空きは無かった。
ダメだな。
録画して編集していない動画が溜まっている。
あの曲とあの曲を編集してyou tubeにアップできたら
このゲームを遊ぶことにしよう。
今は9割引で買えた、ということで一旦しまっておく。
※
代わりに、買ったものの遊んでなかった「GOROGOA」というゲームをやることにした。
何やらグラフィックが美しいようだ。
ゲームの世界観が強いもののほうがいい。
小屋作りに関わる事どもをひとまず忘れさせて欲しい。
私をゲームの中の世界に連れ去ってくれい。
※
色が美しい。
ヨーロッパと中東の接する辺りを思わせるような建築風景、現代的な都市。
淡くちょっと暗い色合いの町。
その向こうを色鮮やかな龍が飛んでいく。
ゲームの目的は5つの玉を集めることのようだ。
ま、ドラゴンボールだね。
パズル的な要素が強い謎解きってところだ。
正方形の画面が4つに区切られている。
1区画の中に注目していく。
ズームインしていけるポイントが有る。
例えば、本棚のある本の背表紙を詳しく見たり、窓の外の風景に移動していったり。
この説明だけだとありきたりの操作に思えるけれど、
やってみると独特の世界の広がりが有る。
フレームだけ外して、別の区画に移すことができる
というのが最大の特徴だ。
これによって、一つのシーンから多層的な広がりが起き上がってくる。
気持ちいい。
※
ストーリーはどうやら陰鬱なようだ。
主人公の男は孤独で、片足が不自由なようだ。
信心を持っていて、いろいろな聖地に巡礼している。
ゲームの仕掛けのうち、もっとも盛り上がる部分で
動力源として、この主人公の生き様が用いられる。
こう書くとなんのこっちゃか分からないだろうけれど、
ネタバレにならないようにしている。
これが動力源か!と気付いたときに、
気付いたこと自体には、謎解きできた喜びが有るのだけれど、
なんとも言えない陰鬱な気持ちが伴う。
このゲームを覆う独特な雰囲気は、ここだ。
線路を使った謎解きステージも、
面白い仕掛けで、難し過ぎず、私はとても好きだった。
※
忘れかけた頃にもう一回遊ぶかも。
https://store.steampowered.com/app/557600/Gorogoa/?l=japanese
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