[あらまし] 同居母86歳パーキンソン病要介護2認知症状少々、は、
週に2回、デイサービスに通っている。
16時過ぎ。
外でいやに鮮やかな声で鳥が鳴いている。
ただ、聞きなしもできないほど、パターンが無い。
ポピピョー、ピピョー、ヒヨヨイ、ヒヨヨイ、キョッキョッキョ、ホケーケキョ、
キョケーキョキョケーキョキョケーキョ、ヒョイヒョイヒョイ云々、
休みなく鳴き続ける。
聞きなしというのは、たとえば鶯の声を「ほう、法華経」と聞くような、
小綬鶏の声を「ちょっと来い、ちょっと来い、ちょっと来い」と聞くような、
日本語ならではの、言ってみれば遊びのようなものだ。
しかし、今聞こえる声は、聞きなしができない。
乱脈、でたらめ、口から出まかせ、という感じで、
なんというか、風情も感じられない。
※
知っている。
初めて声を聞いたのは、多摩丘陵のある所でだったと思う。
その時は姿を見られなかった。
その後、また声を聞いたので、なんとか声のする方を追った。
声だけでは鳥はなかなか見つからない。
鳥を見つけられるのは、飛び立った時だ。
つまり、見つけたと思ったらすぐにどこかへ行ってしまう。
また後を追って、ついに姿を見た。
声と姿が一致した。
それは、別の時にやはり多摩丘陵は永山の駅近くの団地の中の道で見かけた、
ガビチョウであった。
※
全身が黒にも見える焦げ茶で、
目の周りにくっきりと太い白い線が入っている。
独特の姿なので、見間違えが無い。
漢字では画眉鳥と書く。なるほど。
見慣れない鳥だと思ったら、外来種だった。
中国で、鳴き声を愛でるために流行った鳥だということだ。
いやー、私にはやかましくけたたましくしか感じられない。
鶯のような「間」が無いし、目白のようなしなやかなで澄んだ声ではない。
※
そいつが外で鳴いている。盛んに鳴いている。
なんだかせわしないなあ。
※
デイサービスのお迎えは、8時40分頃に来る。
帰りは、16時40分頃である。
その間、8時間有る。
母の行動を気にせずに掃除・洗濯をするチャンスである。
衣服とタオルで一回、床のマットやクッションのカバー等々で一回、洗濯機を回す。
ある程度まとまった時間が無いとできないような掃除や、片付けをする。
例えば今日は、犬のトイレマットを置いている床に、透明のシートを貼り付けた。
というのも、この頃、飼い犬ジーロくん去勢オス13歳11ヶ月が、
トイレマットのちょいと手前でオシッコしてしまうのだ。
床にオシッコが広がって浸みこまないように、トイレシーツをうまく置いても、
どうしても床は傷む。
尿を含んで湿った床板が膨らんでしまっている。
このような作業は、同居の者の行動を制限することになるので、
留守を狙ってするほうがいい。
まずよく床を掃除して、それからシートを貼る前にしっかり乾かしたい。
ここに、時間がかかるからだ。
※
とまあ、こんなことをやっている日に限って、デイサービスから電話が掛かってきた。
「血圧が高くて横になって休んでいただいています。
もし良ければ帰宅したいとおっしゃっています。」
そうですか、送っていただけるのですか、ありがとうございます、
では3時半なら大丈夫です。
と返事したものの、
それから大急ぎで原状復帰しようとしたが、
焦れば焦るほどうまくいかない。
床に貼る透明シートの薄い薄い裏紙(これも透明)がうまく剥がれない。
途中でデイに電話して、20分伸ばしてもらう。
そして落ち着いて作業した。
落ち着いてみたら、どこでちょいと手を抜けば良いかにも気付くことができた。
あらためて大急ぎであれこれ片付け、なんとか5分前に準備完了。
※
普段のデイサービスの日は、あれこれ家の事をするから疲れている割に、
なんとなく満足感をもって終えることができる。
しかし今日はなんだかものすごくくたびれた。
そんな状態で聞くガビチョウの声は、
やかましい。
あー、ウチの木にとまって鳴いておる。
よそへ飛んでってくれないかなあ。
週に2回、デイサービスに通っている。
16時過ぎ。
外でいやに鮮やかな声で鳥が鳴いている。
ただ、聞きなしもできないほど、パターンが無い。
ポピピョー、ピピョー、ヒヨヨイ、ヒヨヨイ、キョッキョッキョ、ホケーケキョ、
キョケーキョキョケーキョキョケーキョ、ヒョイヒョイヒョイ云々、
休みなく鳴き続ける。
聞きなしというのは、たとえば鶯の声を「ほう、法華経」と聞くような、
小綬鶏の声を「ちょっと来い、ちょっと来い、ちょっと来い」と聞くような、
日本語ならではの、言ってみれば遊びのようなものだ。
しかし、今聞こえる声は、聞きなしができない。
乱脈、でたらめ、口から出まかせ、という感じで、
なんというか、風情も感じられない。
※
知っている。
初めて声を聞いたのは、多摩丘陵のある所でだったと思う。
その時は姿を見られなかった。
その後、また声を聞いたので、なんとか声のする方を追った。
声だけでは鳥はなかなか見つからない。
鳥を見つけられるのは、飛び立った時だ。
つまり、見つけたと思ったらすぐにどこかへ行ってしまう。
また後を追って、ついに姿を見た。
声と姿が一致した。
それは、別の時にやはり多摩丘陵は永山の駅近くの団地の中の道で見かけた、
ガビチョウであった。
※
全身が黒にも見える焦げ茶で、
目の周りにくっきりと太い白い線が入っている。
独特の姿なので、見間違えが無い。
漢字では画眉鳥と書く。なるほど。
見慣れない鳥だと思ったら、外来種だった。
中国で、鳴き声を愛でるために流行った鳥だということだ。
いやー、私にはやかましくけたたましくしか感じられない。
鶯のような「間」が無いし、目白のようなしなやかなで澄んだ声ではない。
※
そいつが外で鳴いている。盛んに鳴いている。
なんだかせわしないなあ。
※
デイサービスのお迎えは、8時40分頃に来る。
帰りは、16時40分頃である。
その間、8時間有る。
母の行動を気にせずに掃除・洗濯をするチャンスである。
衣服とタオルで一回、床のマットやクッションのカバー等々で一回、洗濯機を回す。
ある程度まとまった時間が無いとできないような掃除や、片付けをする。
例えば今日は、犬のトイレマットを置いている床に、透明のシートを貼り付けた。
というのも、この頃、飼い犬ジーロくん去勢オス13歳11ヶ月が、
トイレマットのちょいと手前でオシッコしてしまうのだ。
床にオシッコが広がって浸みこまないように、トイレシーツをうまく置いても、
どうしても床は傷む。
尿を含んで湿った床板が膨らんでしまっている。
このような作業は、同居の者の行動を制限することになるので、
留守を狙ってするほうがいい。
まずよく床を掃除して、それからシートを貼る前にしっかり乾かしたい。
ここに、時間がかかるからだ。
※
とまあ、こんなことをやっている日に限って、デイサービスから電話が掛かってきた。
「血圧が高くて横になって休んでいただいています。
もし良ければ帰宅したいとおっしゃっています。」
そうですか、送っていただけるのですか、ありがとうございます、
では3時半なら大丈夫です。
と返事したものの、
それから大急ぎで原状復帰しようとしたが、
焦れば焦るほどうまくいかない。
床に貼る透明シートの薄い薄い裏紙(これも透明)がうまく剥がれない。
途中でデイに電話して、20分伸ばしてもらう。
そして落ち着いて作業した。
落ち着いてみたら、どこでちょいと手を抜けば良いかにも気付くことができた。
あらためて大急ぎであれこれ片付け、なんとか5分前に準備完了。
※
普段のデイサービスの日は、あれこれ家の事をするから疲れている割に、
なんとなく満足感をもって終えることができる。
しかし今日はなんだかものすごくくたびれた。
そんな状態で聞くガビチョウの声は、
やかましい。
あー、ウチの木にとまって鳴いておる。
よそへ飛んでってくれないかなあ。
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