犬の飼い主の間で互いを呼ぶ時に、
「飼い主さん」と呼ばず、家族の呼び方を使うことが
いつの間にか通例になっている。
ペットは家族だ、という考えの影響だろうか。
「ウーゴくんの飼い主さん」などと呼ばれたことは無い。
「ウーゴくんのおかあさん」となる。
未婚だと分かれば「ウーゴくんのおねえさん」ということになる。
そもそも「未婚」という言い方も、
人はいづれ必ず結婚するのが人生のあるべき道である
という考え方に基づいている。
私は女性として生まれたが子どもの頃から性別違和感が有った。
だったら「ウーゴくんのおにいさん」と呼ばれればいいかって
そういうことではない。
性別違和、
性別二元論、
家族制度、
ジェンダー、
ペットは家族か、
犬という異文化、
といった問題が絡み合っているので、
それぞれについて丁寧に考えていかないと説明がつかない。
今日一日でそれを2000字程度にまとめるつもりは毛頭無い。
※
「ウーゴくんのおかあさん」と
ドッグランのおともだちに呼ばれて数分後、
犬と歩きながら一人で考えた。
そういえば、幼い頃、ままごとが苦手だった。
「あたしおかあさんね」
「あたしはおねえさん、Nちゃんは妹ね」
「オレ、犬」
いつも犬の役をやりたがる男の子がいたっけ。
あの子はなぜ、「じゃあオレはお父さん」とか
「オレ兄貴ね、大学生の」とか言わなかったのだろう。
家族の中の男役を避けて、犬に身をやつす男児の心。
今になって、
その手が有ったか!
と思う。
家にいて、家族のジェンダーから外れたもの。
それは犬だ。
あの男の子は、どんな大人になっているだろうか。
「飼い主さん」と呼ばず、家族の呼び方を使うことが
いつの間にか通例になっている。
ペットは家族だ、という考えの影響だろうか。
「ウーゴくんの飼い主さん」などと呼ばれたことは無い。
「ウーゴくんのおかあさん」となる。
未婚だと分かれば「ウーゴくんのおねえさん」ということになる。
そもそも「未婚」という言い方も、
人はいづれ必ず結婚するのが人生のあるべき道である
という考え方に基づいている。
私は女性として生まれたが子どもの頃から性別違和感が有った。
だったら「ウーゴくんのおにいさん」と呼ばれればいいかって
そういうことではない。
性別違和、
性別二元論、
家族制度、
ジェンダー、
ペットは家族か、
犬という異文化、
といった問題が絡み合っているので、
それぞれについて丁寧に考えていかないと説明がつかない。
今日一日でそれを2000字程度にまとめるつもりは毛頭無い。
※
「ウーゴくんのおかあさん」と
ドッグランのおともだちに呼ばれて数分後、
犬と歩きながら一人で考えた。
そういえば、幼い頃、ままごとが苦手だった。
「あたしおかあさんね」
「あたしはおねえさん、Nちゃんは妹ね」
「オレ、犬」
いつも犬の役をやりたがる男の子がいたっけ。
あの子はなぜ、「じゃあオレはお父さん」とか
「オレ兄貴ね、大学生の」とか言わなかったのだろう。
家族の中の男役を避けて、犬に身をやつす男児の心。
今になって、
その手が有ったか!
と思う。
家にいて、家族のジェンダーから外れたもの。
それは犬だ。
あの男の子は、どんな大人になっているだろうか。
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