昨日、7月14日はInternational Non-Binary People’s Dayだった。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/8a128cf6c981b8c449f74d577b8e1add
バイナリーとは男女二元論という意味だ。
ノンバイナリーデーだから、男女どっちでもない人の日。
性自認には、男女どっちかという二元的なもの以外にも、
いろんな立場が有るということを周知しよう、
という日なのだという。
日本語版のwikipediaにはまだ掲載が無いので、英語版を見ている。
2012年に始まったという。
当事者である私も、そんな日が有ることを一昨日知ったのさ。
日本では周知はまだまだと言うことか、
私がボケッと閉じこもっているからか。
International men’s day と International women’s dayのちょうど真ん中の日が
選ばれた、と説明が有る。
ほほう。それは一体いつなんだいと思って調べてみると、
Men’s dayは11月19日、Women’s dayは3月8日なんだそうな。
なるほど、ちょうど真ん中は7月14日だ。
っていうか、 男性の日と女性の日はずいぶん離れているのね!
もうちっと寄り添ってみたらどうだい。
※
私は、東京レインボープライドなどに参加する際は、プラカードを持つ。
ただのお祭りじゃなくて、ものごとの捉え方を一部分でも変える機会になる日
であり続けて欲しいと思っているからだ。
あり続けて欲しいなんて書いたけれど、もちろん、
そんな必要すら無くなるのが理想ではある。
現行の制度で暮らしにくいと感じている人がいる限り、
主張することをやめて商業やお楽しみだけのパレードになるのは早い、
と考えている。
プラカードにはこんなふうに書いている。
「Say Good-bye to Gender Binarism」
性別によって社会的役割を決めつけるのはもうやめようよ。ってな意味である。
Good-byeとGender Binarismの頭文字がGBでおんなじ、
というところが気に入っている。
もう一枚は、「バイナラ 性別二元論」。
欽ちゃんファミリーの斉藤清六さんが出番の終わりに
「バイナラ」と手を振って去っていった、アレだ。
40年くらい前に流行ったんだてば。
これと、二元論を意味する「バイナリー」とを掛けている。
※
えー。ここで、実はと言いますか、
本日はアタクシのお誕生日でございまして。
国際男女どっちつかずデーから一日だけ男デー寄り、というわけだ。
だから何
※
昨日、「Xジェンダー」という言葉について触れた。
日本発の、曖昧なジェンダーの呼び名だ。
「Xジェンダー」という言葉は、男女二元論の上に成立していると思う。
「どっちかわかんない」と言う一歩手前には、
「どっちかである」という前提が在る。
今の日本は、男女二元主義に基づいている。
たとえば、憲法第二十四条に「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」するとあるように。
ノンバイナリーな社会であれば、「両性」ではなく
「両者の合意によって」といった表現になったところだろう。
(私はここで憲法を改正せよと言っているわけではない。)
私は女性の身体で生まれながら、身体に違和感が強く、
ジェンダーとしても女性と扱われることに不快感が大きく、
今、この社会の中で生きづらさを感じている。
ノンバイナリー的な自分はノンバイナリー社会ならもっと生きやすいだろうと思う。
ただ、男女二元主義社会の中で育ち、自らの中にも男女二元論が巣食っていて、
そのためにもがいているということを含め、
いましばらくは「Xジェンダー」自認である、と言い続けようかな。
※
国際ノンバイナリーデー翌日の自分のお誕生日に、 そんなことを考える。
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